タレス、AI活用のがん診断・治療ソリューションを提供する韓国Lunitとの提携を発表

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●ソフトウェアによるバックオフィスの自動化で運用効率を向上し、顧客満足度を改善
●Lunitの世界的規模の拡大において重要な役割となる知的財産やコアテクノロジーを保護

ソフトウェア収益化とライセンシングの世界的リーダー企業であるタレスは、AIを活用したがん診断、治療ソリューションを提供しているLunit(ルニー)(*1)(本社:韓国ソウル特別市、CEO:ボムソク・ブランドン・ソ、以下Lunit)と提携し、Lunitのソフトウェア収益化を促進させる支援を行うとともに、同社のコアテクノロジーの保護およびソフトウェアによるバックオフィスの自動化強化に取り組んでまいります。

タレスのSentinelプラットフォーム(*2)はAIソフトウェアのために最適化されたサービスであり、柔軟なシステムとユーザーフレンドリーなインターフェースをベースとしています。この提携により、Lunitは、自社のソフトウェアの多様性の維持、知的財産(IP)の保護、Sentinelプラットフォームを介したソリューションの効果的な配信を行えるようになりました。

タレスとLunitの関係は、3年前に、当時急成長していたLunitが、セキュリティやビジネスの観点でのソフトウェアの効率的な管理の必要性を認識したことから始まりました。Lunitが採用したタレスのSentinelソリューションはさまざまな法規制に準拠しており、さらには高水準の暗号化機能やリバースエンジニアリング防止機能を備えています。その結果、Lunitは企業倫理や規制の領域で必要となる耐タンパ性(改ざん防止)に優れたソフトウェアを提供できるようになりました。

また、Lunitは、同社の上場後に急拡大している顧客のニーズを対応するため、Sentinelプラットフォームに基づいたバックオフィスの自動化に取り組むことを計画しています。そして、Sentinelプラットフォームを活用することで、パートナーによるライセンスの直接発行を自動化できることに加え、人的エラーで発生するミスを予防できるので、顧客満足度や運用効率をさらに向上させることができます。

Lunitの共同創設者兼最高業務責任者のミンホン・ジャン(Minhong Jang)氏は次のように述べています。「タレスのSentinelプラットフォームで、Lunitはコアテクノロジーに強力な保護機能を組み込むことができました。また、複数のビジネスモデルにおける多様なパッケージ製品の作成と配信の効率的な合理化も同時に達成できました。これらすべてにおいて、追加のエンジニアリングは不要です。当社の世界的成長を推進するAIソリューションのコアテクノロジーを保護する上で、タレスとの連携が非常に重要な役割を果たしました」

タレスのソフトウェア収益化担当バイスプレジデント、ダミアン・ブロット(Damien Bullot)は次のように述べています。「この3年間、タレスはLunitなどのAI企業と協力し、世界的な医療機関や医療機器メーカーの知的財産保護やソフトウェア収益化のサポートを通じて、パートナーとしての豊かな経験を積んできました。Lunitの革新的テクノロジーおよび迅速な世界的成長を引き続き支援するとともに、ソフトウェアの価値を最大化したいと考える企業が柔軟なビジネスモデルを活用できるようにすることで、韓国市場での拡大を計画しています」

LunitによるThalesのSentinel プラットフォームの導入事例の詳細については以下をご覧ください。

https://cpl.thalesgroup.com/sites/default/files/content/case_studies/field_document/2023-05/lunit_cs_jp.pdf

Lunit's AI Cancer Detection Software Scales with Sentinel Licensing (Japanese subtitles)
Sentinel is the leading global brand for software licensing, delivery and protection. Our software solutions help customers to generate new revenue streams, ...

*1) https://www.lunit.io/en

*2) https://cpl.thalesgroup.com/ja/software-monetization

タレスグループについて

タレス(本社:フランス・パリ、Euronext Paris: HO)は、防衛・セキュリティ、航空・宇宙、デジタルアイデンティティ・セキュリティの3つの領域における先端技術で世界をリードしているグローバル企業です。世界をより安全で、より環境、より包括的にすることに役立つ製品およびソリューションを開発しています。

タレスグループは、研究開発に関して、特に量子技術、エッジコンピューティング、6G、サイバーセキュリティなどの主要分野に、年間40億ユーロ近くを投資しています。

68カ国に7万7,000人の従業員を擁するタレスの2022年度売上高は、176億ユーロを記録しています。

タレスDISジャパン(株) ソフトウェアマネタイゼーション事業部について

タレスDISジャパン(株) ソフトウェアマネタイゼーション事業部門は、ソフトウェアのラインセンシング管理事業を担っており、ソフトウェアのエンタイトルメント管理および保護に関するソリューションを提供しています。タレスを活用することで、世界中様々な業種の企業が、ソフトウェアから新たな収益源を生み出し、運用効率を向上させています。

Webサイト:https://cpl.thalesgroup.com/ja/software-monetization

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