安全なネット通販のインフラづくりに貢献するかっこ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO : 岩井裕之、証券コード:4166、以下 かっこ)は、不正注文検知サービス「O-PLUX」と「不正チェッカー」において、悪質な転売に対する対策を強化するため、これまでの転売における情報を自社だけではなく横断的に活用できる買い回り検知機能をリリースしました。特に、コスメや健康食品などの初回限定商品等の転売は、複数のサイトを横断して不正注文を行う傾向があります。これにより、自社にとっては初めての不正転売の傾向であっても、他サイトで発生していれば検知することが可能になり、より広範囲で、最新の不正な傾向を考慮して審査を行うことが可能となりました。
「O-PLUX」の詳細はこちらhttps://frauddetection.cacco.co.jp/o-plux/
「不正チェッカー」の詳細はこちらhttps://frauddetection.cacco.co.jp/fusei-checker/
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リリース背景
2016年6月に施行されたチケット不正転売禁止法により、映画、演劇、音楽などのエンターテイメント業界では転売が厳しく制限されました。しかし、物販業界においてはそのような法規制は存在せず、希少価値の高いコラボ商品や期間限定商品、流行商品などが転売の対象となっています。また、コスメや健康食品などの初回限定商品も、商品を試してもらうために、初回限定価格を設け、定価より安価に販売されることがありますが、それらも転売ヤーのターゲットにされています。転売ヤーの不正手口の一つとして、同一人物が複数の別の人物になりすまして初回限定商品を大量に購入し、それを定価よりも安く転売しその差額を利益にしています。
こうした状況において、購入者は正規サイトではなく、安価な転売先のサイトから商品を購入するようになり、自社の売上に悪影響を与える可能性があります。
かっこは、このような不正転売を効果的に検知するために、買い回り検知機能を強化しました。
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加盟店横断型の買い回り検知の特徴と効果
悪質転売の手口は、1つのサイトを狙うのではなく、バレにくいよう複数のサイトで買い回りをして行われる傾向があります。また、転売ヤーは自身の身元を隠すために、代理購入のバイトなどを通じて一般の人々に商品を購入させ、それを自分のもとに転送するケースもあります。このような状況下では、事業者にとっては注文情報が一般の人々のものであり、転売かどうかを判断することが非常に難しくなります。そのため、かっこではこれまで蓄積してきた累計導入サイト11万以上にもなるデータを活用し、類似した住所を正規化して統一し、加盟店横断でチェックできるようにしました。その結果、転売をより高精度に検知することが可能となりました。具体的には、異なる加盟店で同じ送り先から〇時間以内に10回以上の注文など、転売になりやすい傾向を利用して検知できるようになりました。
これにより、転売行為をより早く発見し、自社の範囲を超えた不正転売を把握することが可能となり、自社の売上とブランド価値を守ることができます。
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不正注文検知サービス「O-PLUX」の概要
かっこが提供する不正注文検知サービス「O-PLUX」は、データサイエンスを活用した独自の審査ロジックにより、不正注文をリアルタイムに検知し、クレジットカードのなりすまし注文、不正転売・悪質転売、後払い未払い等の不正被害の防止及び審査業務の自動化を実現するクラウドサービスです。
かっこは、今後も、多様化する最新の不正手口に関する分析と研究を重ねるとともに、国の不正対策の方向性を鑑みながら、積極的に機能拡充・サービス開発に取り組むことで、安心・安全なオンライン取引・ネット通販の環境づくりに貢献してまいります。
会社概要
住所 : 東京都港区元赤坂一丁目5番31号
代表者 : 代表取締役社長CEO 岩井 裕之
設立 : 2011年1月28日
URL : https://cacco.co.jp/
事業内容 : SaaS型アルゴリズム提供事業
(不正検知サービス、決済コンサルティングサービス、データサイエンスサービス)
関連サイト :
不正検知メディア「不正検知Labフセラボ」 : https://frauddetection.cacco.co.jp/media/
データサイエンスぶろぐ : https://cacco.co.jp/datascience/blog/
採用情報 : https://cacco.co.jp/recruitment/index.html