テュフ ラインランド ジャパン、G3-Allianceの新認証プログラムP2P-PLCの世界初の認証試験を実施

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テュフ ラインランド ジャパン株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:ジュネル・ペティット)は、通信規格標準化団体 G3-Alliance (旧G3-PLC Alliance) の新認証プログラムP2P-PLCの認証試験を実施し、ルネサスエレクトロニクス株式会社(以下ルネサス)のP2P-PLCプラットフォーム(PLCモデム:R9A06G061)が認証試験に合格し、P2P-PLC認証プラットフォームとして世界で初めて認証されました。

G3-Allianceは、グローバルに標準化・普及を目指すコンソーシアムで、主にスマートグリッド・アプリケーションのG3-PLC普及を目的に設立され、現在、スマート照明、ビルディング、環境モニタリング、HVAC等の多くのアプリケーション分野への広がりを見せています。

これらのアプリケーションの中にはトポロジーが単純であったり、ネットワークに存在する機器数が限られるアプリケーションも存在するため、Point to Point通信用に設計されたメモリ使用量を最小限に抑えることができる軽量なプログラムが求められてきました。

そのニーズに応えるため、G3-Alliance Executiveメンバーのルネサス主導の元、P2P-PLC(Point-to-Point PLC)認証はG3-Allianceの新たな認証プログラムとして導入されました。

P2P-PLC認証の特徴は以下のとおりです

  •   既存の認証プロファイル(CENELEC A / CENELEC B / FCC / ARIB)をすべてカバー

  • 認証対象はPHYおよびMAC層のみ

  •  プラットフォーム認証が対象(製品メーカーによるプラットフォームのマルチソース化を可能にすることが目的のため)

  • G3-PLC認証と同じ試験手順を使用するが、P2P-PLC用の別の試験証明書が発行される

オープンスタンダードに基づく認証済みプラットフォームを利用することで、製品メーカーが国内外市場に製品を投入する際の効率化とリスク低減を図ることが期待されています。

ご参考:ルネサスエレクトロニクス株式会社 R9A06G061 – 高速通信対応狭帯域向け電力線通信(Narrow Band PLC)用モデムIC | Renesas

www.renesas.com/jp/ja/products/interface/power-line-communications-plc/plc-modem-ics/r9a06g061-high-speed-narrow-band-power-line-communication-modem-ic

G3-Alliance の認証に関するウェブサイト

https://g3-plc.com/g3-plc-p2p-certification/

【テュフ ラインランド グループについて】

テュフ ラインランドは、150年の歴史を持つ世界でもトップクラスの第三者検査機関です。グループの従業員数は全世界で20,000人、年間売上高は20億ユーロにのぼります。第三者検査のエキスパートとして、人々の暮らしのあらゆる面で、品質、安全、環境、テクノロジーを支えています。産業用装置や製品、サービスの検査だけではなく、プロジェクト管理や企業のプロセス構築もサポートしています。また幅広い業種、職種について、専門的なトレーニングも実施しています。こうしたサービスは、テュフ ラインランドの認定ラボや試験設備、教育センターのグローバルネットワークによって支えられています。テュフ ラインランドは、2006年より国連グローバル・コンパクトのメンバーとして活動しています。ウェブサイト: www.jpn.tuv.com

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