- 「コミュマネ学部」開設の背景と目的
近年、個人クリエイターによるオンラインコミュニティや、企業によるファンコミュニティなど、運営主体や業界・規模を問わず、ファンと直接的な関わりを持つ場としてのコミュニティに注目が高まりつつあります。
しかし、コミュニティ運営経験者、とくにオンラインとオフラインを融合したコミュニティの運営経験をもつ人は限られており、かつ、コミュニティ・マネジメントのスキルや知識を学び・実践できる場も多くはないのが現状です。
この度、実践型の学び合いにより、「すこやかで長続きするコミュニティ」運営をできるようになることを目的とし、オシロ大学「コミュマネ学部」を開設する運びになりました。
- 「コミュマネ学部」開設のきっかけ
当社はこれまで、多くのコミュニティ立ち上げを通じて、それらを運営されるコミュニティマネージャーさんを支援したり、自社でもコミュニティ運営に直接携わってきました。
そんななか、1999年創業初期の楽天株式会社(現 楽天グループ株式会社)に入社し、楽天市場出店者向けの学び合いの場「楽天大学」を設立し学長を務める仲山進也氏と、当社の代表杉山とが出会ったことをきっかけに、両者が共通の認識をもっていたことがわかりました。
コミュニティマネージャーは試行錯誤が求められる「孤独な闘い」であり、学び合いの場があれば健やかに活動できる人が増えるということです。
昨今、コミュニティを立ち上げたいが運営できる人材がいない企業や団体も増えており、コミュニティマネージャーの育成も求められています。
それらの認識やコミュニティ観が両者で共通しており、意気投合したことから、この度「コミュマネ学部」を開設することに至りました。
- 「コミュマネ学部」の活動内容
1. 「技のかけ合いとふりかえり(月2回)」
メンバー持ち回りで、イベントやワークショップを企画し、ファシリテーションを行います。実践を重視するため、毎回が「技のかけ合い」です。
技をかけられた側は「ふりかえり」の対話をし、技をかけた人に対してフィードバックを行います。
学びを各自でキーワード化・フレームワーク化して、コミュマネ学部オンラインキャンパス内(OSIROシステム)で共有(投稿)し合うことで、共通言語をつくります。
道場や稽古場のように技の実践とふりかえりをし、具体と抽象の往復運動をすることで、コミュニティ運営の技を仲間とともに磨いていきます。
2. 「ひげめがねの部屋(不定期)」
主宰のオシロ杉山と仲山氏の知人・友人をゲストに迎えて、カジュアルなおしゃべりをするイベントを不定期に開催します。両者にはユニークな知人・友人が多いため、他ではあまり聞けないトークが聞けること間違いありません。
イベント名は、両者が出会ったときに二人とも「ひげめがね」だったことが由来しています。
3. 「雑談ナイト(不定期)」
コミュニケーションの量は大事なため、Zoomで集まって、雑談や相談をします。
他にも、メンバーの希望によって開催されるイベントなどが多数催される予定です。
- 「コミュマネ学部」へのエントリー方法
<エントリー先>
「コミュマネ学部」募集概要・エントリーページ
https://univ.osiro.it/about
<スケジュール>
エントリー期間:2023年3月31日(金)〜4月20日(木)
活動開始:2023年4月24日(月)
オリエンテーション:2023年4月28日(金) 19:00 〜20:30(オンライン)
第一回定例イベント:2023年5月15日(月) 19:00 〜20:30(オンライン)
※コミュマネ学部は、応募者の人数によって抽選させていただく場合があります。期間内にエントリーフォームからお申し込みください。
<対象>
・コミュニティ運営をしているけど、一人で悩んでいる人
・コミュニティ運営を仕事にしたいけど、どうスキルアップすればいいかわからない人
・コミュニティ運営(立ち上げ)に興味があるけど、どこから始めればいいかわからない人
・コミュニティ運営の方法やツールについてもっと知りたい人
・コミュニティ運営を語れる仲間と交流したい人
・コミュニティ運営の実践的な経験を積みたい人
- 「コミュマネ学部」開設にあたり主宰者メッセージ
杉山 博一(オシロ株式会社 代表取締役社長)
私は世界一周から帰国した24歳から、アーティストとして活動をし、30歳で終止符を打った経験があります。その間ずっと孤独でした。
あのとき、コミュニティがあったら人生が変わっていたかもしれない。そう振り返り、クリエイター向けのコミュニティ・サービス「OSIRO」を立ち上げ早7年。今ではクリエイターだけではなく、ブランドから大企業まで幅広い方々にご利用いただくコミュニティ専用プラットフォームサービスに成長しました。
しかし、コミュニティのオーナーさんやコミュニティマネージャーさんは、だれよりもコミュニティの力を信じながらも、日々格闘されていらっしゃいます。
苦悩を少しでも和らげ、共に悩めたら。これからワクワクする場を作りたいと考えている方は、最初の一歩が大事。その一歩をよい方向に歩み出せる力になれたら幸いです。
仲山 進也(楽天大学学長 兼 オシロ大学学長)
20数年前のEコマース黎明期に、ネットショップの店舗運営を支援する仕事につきました。そのとき気づいたのは、店長業が「孤独な闘い」だということでした。
何をどうすればよいかわからない。自分なりに試行錯誤するものの、売れない。売れてもトラブル対応やクレーム対応でメンタルが削られる等、なかなかうまくいきません。それなのに、まわりに相談できる人が誰もいないため、みんな一人で奮闘し、一人で悩んでいたのでした。
時が流れ、いまのコミュニティ界隈では同じことが起こっていると感じます。
「コミュニティマネージャーは孤独な闘い」問題と、「コミュニティ運営に興味はあるけど運営できる人がいない」問題です。
このたび開設した「コミュマネ学部」がそれらを解消するための一助となり、楽しく活躍できるコミュニティマネージャーが増えるきっかけになればうれしいです。
- OSIROについて
「OSIRO」は、コミュニティ専用のオウンドプラットフォームです。「日本を芸術文化大国にする」というミッションを実現するために、作家・アーティスト、クリエイティブ産業の方々が創作活動を続けられる仕組みを開発し、2015年にβ版の提供を開始しました。
最大の強みは「世界観の表現」と「コミュニティの活性化」、そして「コミュニティマネージャーAI化」です。
クリエイター専用のクローズドSNSプラットフォームとして、会員管理、月額・スポット課金、コンテンツ配信、グループ、チャット、ポイント、イベント、さらにはカートレスECまで、コミュニティ運営に必要な全ての機能が一つに集約され、コミュニティが活性化することを目的としています。
HP:https://osiro.it/
- 主宰者プロフィール
杉山 博一
オシロ株式会社 代表取締役社長
元アーティスト&デザイナー。世界一周後、アーティスト活動開始、30才を機に終止符。金融サービス共同創業。ニュージーランドと東京の二拠点居住&外資系IT企業代表を経て、現在は東京に定住し「日本を芸術文化大国にする」という志を持ち、コミュニティプラットフォームを開発、システムだけでなくサポートも合わせて行っている。
仲山 進也
仲山考材株式会社代表取締役/楽天グループ株式会社楽天大学学長
創業期(社員約20 名)の楽天に入社。2000年に「楽天大学」を設立、人にフォーカスした本質的・普遍的な商売のフレームワークを伝えつつ、楽天市場出店者コミュニティの醸成を手がける。2004年には「ヴィッセル神戸」公式ネットショップを立ち上げ、ファンとの交流を促進するスタイルでグッズ売上げを倍増。自走型チームや共創コミュニティづくりに関する実践プログラムを提供している。著書多数。
▼本件のお問い合わせ先
オシロ株式会社 広報担当:石田
電話:050-3479-1146
メールアドレス:pr@osiro.it