D-ID、デジタルヒューマンとのリアルタイムな会話を可能にするAIチャットボットを開発

この記事は約5分で読めます。

 

(2023年3月1日、イスラエル、テルアビブ発 ) ジェネレーティブ AIとクリエイティブメディアの世界的リーダーであるD-IDは、本日、AIデジタルヒューマンとの会話を自然な形で可能にする初のプラットフォームであるチャットAPIを発表しました。このAPIを通じて提供するリアルタイムのストリーミング機能と、テキストからビデオへの変換技術、GPT-3やLaMDAなどの大規模言語モデルの力を統合することで、ユーザーは手軽に対話型デジタルヒューマンを実現できます。

D-IDは、スペインのバルセロナで開催中の「Mobile World Congress」の「Hall 5stand 5E61, Kiosk 12A」において本サービスを公開しています。

D-IDの新サービスを使うことで企業や開発者は、より人間的で魅力があり、かつ効果的な方法で消費者と対話できるリアルなデジタルアシスタントを生成し、カスタマーサポート、販売、トレーニング、個人金融といったさまざまな分野のサービスに利用できます。この結果、顧客体験を改善し、上位サービスなどへのコンバージョン率を高めると同時に、マーケティングやプロモーション、カスタマーサポートなどにかかる費用を削減することが可能になります。

D-IDのCEO兼共同創業者のギル・ペリーは、「GPT-3やLaMDAのような大規模言語モデルは、我々のテクノロジーとの関わり方や対話の方法を変えています。私たち全員が自分専用のAIアシスタントを持つようになる日はそう遠くはないでしょう」と述べています。「私たちは、テクノロジーに顔を与え、より自然なインタラクションを実現することで、テクノロジーに人間味を与えていきます。新興のジェネレーティブAI業界の最先端にあり続けるD-IDを、私はとても誇りに思います」。

ブランドにとってのユースケースの1つは、よりパーソナルな対話体験で顧客をエンゲージすることです。テキストチャットボットは、消費者がブランドと対話する手段として広く用いられていますが、最近のForresterの調査によると回答者の50%がその体験に不満を感じています。一方、消費者がチャットボットでポジティブな体験をした場合、61%がサイトやサービスを再訪する可能性が高いことが判明しています。

D-ID のライブストリーミングAPI は、D-ID の独自技術をシンプルでスケーラブルかつ柔軟なパッケージで簡単に統合し、企業や開発者にジェネレーティブ AI のトレンドを手軽に取り入れる機会を提供します。企業は、話したり動いたりするプレゼンターを自社のサービスに組み込むことで、消費者の問いかけにリアルタイムに応対するデジタルアシスタントを実現できます。

またD-IDは、合成メディアやジェネレーティブAIの倫理的かつ責任ある開発、作成、共有のための世界初のフレームワークへの参加も発表しました。Partnership on AI (PAI)が主導し、立ち上げパートナーのチームに支えられたこのフレームワークは、Partnership on AI’s Responsible Practices for Synthetic Mediaと呼ばれ、D-IDを含む様々な関係者が1年かけて作成したものです。合成メディア(AI生成メディアとも呼ばれる)を作成、共有、配布するための一連の指針を示した推奨事項となっています。

詳しくは、https://d-id.com をご覧ください。

D-IDについて
D-IDのジェネレーティブAI技術は、学習、開発、営業、マーケティングの動画コンテンツを向上させます。同社のプラットフォームは、ディープラーニングモデルを使用し、クリエイターがテキストからデジタルヒューマンやリアルなデジタルプレゼンターを生成できるようにすることで、動画制作のコストと手間を大規模に削減することを可能にしています。D-IDは2017年に設立され、第一線のVCから支援を受けています。これまでに1億1千万本以上の動画が同社の技術で生成されています。D-IDのソリューションには、セルフサービス型のCreative RealityTM Studio、企業向けトレーニングソリューション、API、プラグインがあります。D-IDは2020年、世界的に話題となったジェネレーティブAIツールの先駆けである「Deep Nostalgia」を発表しました。何百万人もの人々がこのツールを使って先祖や歴史上の人物の写真に命を吹き込み、数カ月にわたってインターネットを席巻しました。顧客には、ワーナーブラザーズ、モンデリーズなどのフォーチュン500企業、大手eラーニングプラットフォーム、ソーシャルメディアプラットフォーム、あらゆる種類のコンテンツクリエイターが含まれています。

メディアキットはこちらで入手できます。
URL:https://drive.google.com/drive/folders/1pHkuZvSy9wRROP6pq4cUWibcnRGZbnTi
 

タイトルとURLをコピーしました