デスクやカウンターなど限られたスペースでの利用に適したドキュメントスキャナー “imageFORMULA DR-M1060II/DR-M140II”を発売

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キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:足立正親、以下キヤノンMJ)は、キヤノン電子株式会社(代表取締役会長:酒巻久、以下キヤノン電子)製のドキュメントスキャナー「imageFORMULA(イメージフォーミュラ)」シリーズの新製品として、設置スペースの限られる窓口業務などに適したA3対応“DR-M1060II”とA4対応“DR-M140II”を2023年2月下旬より順次発売します。

imageFORMULA DR-M1060IIimageFORMULA DR-M1060II

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限られたスペースでも設置が可能限られたスペースでも設置が可能

ホテルや医療機関、自治体などの窓口業務は、働き方改革の推進や人手不足の深刻化により、書類や身分証などの読込作業をはじめとする業務遂行の効率化がますます求められています。

このたびキヤノンMJが発売する “imageFORMULA DR-M1060II/DR-M140II”は、窓口業務などの限られたスペースに設置が可能で、高速かつ効率的な読み込みを実現するドキュメントスキャナーです。コンパクトな設計に加え、本体前面から給紙されたスキャン原稿が上部のトレイに排出される「Uターンパス」を採用しています。さらに給紙ローラーの交換やメンテナンスも本体前面で完結するため、デスクやカウンターでの窓口業務などにおける限られたスペースでの利用に適しています。また、普通紙から名刺まで多様な用紙や免許証などのカードをスキャンすることができ、窓口業務の効率化を支援します。
また昨今では、改正電子帳簿保存法やインボイス制度の施行で、紙文書の電子化ニーズが一層拡大しており、窓口業務だけでなく、オフィスの業務プロセス変革とDX推進をサポートします。

1.  デスクサイドに設置しやすく使いやすいコンパクト設計
原稿のセットや取り出しをスムーズに行える前面給排紙で、優れた操作性を実現しています。また、コンパクトな設計に加え、給紙ローラーの交換やメンテナンスも本体の前面で完結するため、パーティションに区切られたデスクやカウンターなどスペースが限られている場所にも背面を壁に近づけての設置が可能です。

2. 一度に両面読み込みが可能な高速スキャン
“DR-M1060II”はカラー・白黒ともに片面60枚/分、両面120面/分※1、“DR-M140II”はカラー・白黒ともに片面40枚/分、両面80面/分※2の高速スキャンが可能です。1回の搬送で両面スキャンが可能なため、スキャン業務をより効率よく行えます。また、“DR-M140II”は従来機種※3と比べ、製品本体と給紙ローラーの改善により耐久性を向上させることで、メンテナンス頻度の低減を実現しています。

3. 多彩な原稿にあわせて排紙方法を選択可能:Uターンパス/ストレートパス
「Uターンパス」により、本体前面だけで普通紙や帳票などの給排紙が可能です。「ストレートパス」は、免許証やカードなど厚みのある原稿を本体背面から排出することで確実な搬送を実現します。2つの搬送方式を切り替えることで多彩な原稿に柔軟に対応し、業務の効率化をサポートします。

 

製品名 希望小売価格(税別) 発売予定日
imageFORMULA DR-M1060II 32万8千円 2023年2月下旬
imageFORMULA DR-M140II 12万円 2023年3月上旬

※1  A4サイズの原稿を、横方向に読み取り解像度200dpiでスキャンした場合。
※2  A4サイズの原稿を、縦方向に読み取り解像度200dpiでスキャンした場合。
※3  DR-M140(2011年9月発売)。
 

  • 一般の方のお問い合わせ先:キヤノンお客様相談センター 0570-08-0072
  • イメージフォーミュラ ホームページ:canon.jp/imageformula

〈“DR-M1060II”/“DR-M140II”の主な特長〉
 

1.デスクサイドに設置しやすく使いやすいコンパクト設計
デスクやカウンターなどスペースが限られている場所にも設置がしやすい、コンパクトな設計です。また、原稿セットや取り出しをスムーズに行える前面給排紙に加え、消耗品の交換やメンテナンスも本体の前面で完結するため、背面をパーティションに近づけての設置が可能です。高さに制限がある場所でも使いやすく、多様な使用シーンに適しています

2.一度に両面読み込みが可能な高速スキャン
“DR-M1060II”はカラー・白黒ともに片面60枚/分、両面120面/分※1、“DR-M140II”は同片面40枚/分、両面80面/分※2の高速スキャンが可能です。ADF※3の最大積載枚数は80枚※4で1回の搬送で両面スキャンが可能なため、頻繁なスキャン業務を効率よく行えます。“DR-M1060II”はA3モデルのため、A3・A4の混載原稿もまとめてスキャンができます。また、“DR-M140II”は従来機種※5と比べ、製品本体と給紙ローラーの改善により耐久性を向上させることで、メンテナンス頻度を低減しています。
 

※1. A4サイズの原稿を、横方向に読み取り解像度200dpiでスキャンした場合。
※2.A4サイズの原稿を、縦方向に読み取り解像度200dpiでスキャンした場合。
※3. Auto Document Feederの略で、複数枚の原稿を自動的に給紙する機構である自動原稿送り装置のこと。
※4. “DR-M1060II”はA3サイズ以下(同一種類に限る)紙厚:70~100g/㎡、温度:15~27.5℃、湿度:25~75%(RH)
“DR-M140II”はA4サイズ以下(同一種類に限る) 紙厚:70~100g/㎡、温度:15~27.5℃、湿度:25~75%(RH)
※5. DR-M140(2011年9月発売)。

3.多彩な原稿にあわせて排紙方法を選択可能:Uターンパス/ストレートパス
普通紙や帳票などの原稿は、スキャナー前面だけで給排紙の操作が完結する「Uターンパス」で搬送します。一方、免許証やカードなど厚みのある原稿は、本体背面から排紙する「ストレートパス」で確実な搬送を実現します。これにより本人確認用に免許証やマイナンバーカードをスキャンする場合などに顧客の目の前で作業を完結でき、効率のよいカウンター業務を実現します。

4.  新ドライバー機能により画像処理性能を向上 ※“DR-M140II”のみ
新画像処理機能として色むら軽減を実装しています。従来、色むらを軽減するためには処理速度を低下させる必要がありました。“DR-M140II”は処理速度を落とさずに色むらを軽減し、なめらかな画像に変換することが可能です。さらに上位モデル※1に搭載されている新二値化機能※2「Active Threshold(アクティブ スレッショルド)」が搭載されています。原稿ごとに最適な明るさ・コントラストが自動的に適応されるので、複数種類の帳票をまとめてスキャンすることができ、事前に原稿を仕分けする手間を省くことができます。

Active ThresholdActive Threshold

※1. DR-G2140/DR-G2110(2018年10月発売)
※2.白黒で連続スキャンする際に、ページ毎に明るさなどを自動調整して最適な画像を生成する機能。

5.再生プラスチックと代替素材の採用で、環境への負荷を低減
資源や環境に対する社会的な課題解決に取り組むため、imageFORMULAシリーズでは環境負荷の低い素材の採用を積極的に進めています。“DR-M1060II” は本体に使用している再生樹脂の使用率を従来機種※の11%から20%以上へ、“DR-M140II”は1%から20%以上へ向上させています。また、従来の梱包に使用していたプラスチックを環境に配慮した代替素材に置き換えることで環境負荷低減を図っています。

※DR-M1060(2014年6月発売)/DR-M140(2011年9月発売)。

6.Made in Japan
開発・設計から組立までのすべての工程を日本国内で行い、高品質なスキャナーを生産しています。組立は2022年8月に竣工した新工場※で、最新の設備により品質と環境に配慮した生産を実現しています。

※キヤノン電子 美里工場(ISO9001/ISO13485認証取得)

<ドキュメントスキャナーの国内市場動向>

新型コロナウイルス感染症の拡大を契機に一段とDXの推進が求められ、その一つとして業務プロセスのデジタル化の動きが加速しています。その入り口として、書類の電子化やOCRによるデジタルデータ化など、スキャナー活用の市場ニーズが高まりつつあります。また、企業のテレワーク推進により、自宅でのスキャン機会も増えています。コロナ禍により働く場所の多様化が進み、在宅での業務にはドキュメントスキャナーの利用が増えてきており、家庭やホームオフィスでのスキャナー利用の需要も高まっています。複合機やスマートフォンに対して、読取速度が速く一度に多くの紙を連続してスキャンできること、画像処理機能が充実していること、省スペースで設置可能なことが、ドキュメントスキャナーが選ばれる理由として挙げられています。こうした市場での要求を受け、ドキュメントスキャナー市場は、今後も堅調に推移すると見込んでいます。ドキュメントスキャナーの2022年の国内市場規模は約12万台で、2023年もほぼ同規模になると予想しています。(キヤノンMJ調べ)
 
<主な製品仕様>
製品仕様の詳細は、ホームページをご参照ください。

 

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