今後も、引き続き、商用利用に適したサービス開発の追求を行うほか、多言語への対応を含めた新しいAI音声活用ニーズへの対応、病気等で声を失う可能性のある方々への無償提供を通したAI音声の社会実装に注力して、事業を展開してまいります。
- 累計導入社数1,000社突破までの取り組みと成果
当社は、2021年8月のサービス提供開始から約1年5ヵ月で、商用利用目的のユーザーは順調に増加し、累計導入社数が1,000社を突破いたしました。AI音声を活用するという市場がない中で、翻訳アプリの日本語音声やオーディオブック制作、社内外研修をはじめとする動画制作等の導入ケースを広めてまいりました。2022年5月には、商用利用を目的したビジネスユーザーが利用しやすい料金体系に変更したことや、インフルエンサーによるAI音声活用を身近にする施策等を展開したことで、新規導入をより推し進めることができました。
また、2021年10月より、継続して提供している病気等で声を失う方々への無償での技術提供を通して、AI音声の社会的な価値発揮に取り組んでおります。2022年には、三菱ケミカルグループがコーポレートパートナーシッププログラム「TANAMIN Digital Health Challenge -Creating hope for all facing illness-」にも採択されたほか、製薬企業をはじめとする複数の医療機関との連携も進めております。
<主な事業トピック>
- 登録AI音声数5,000種類を突破(2022年3月)
- 商用利用者向けのプランを改訂(2022年5月)
- 「おしゃべりひろゆきメーカー」を提供開始。1週間で4億文字以上の利用を記録(2022年9月)
- 英語、中国語対応のAI音声のβ版を公開(2023年1月)
- 累計導入社数1,000社突破(2022年1月)
- 現役アナウンサーのAI音声を一般提供開始(2023年2月)
- 株式会社CoeFont 代表取締役 早川 尚吾のコメント
「サービスリリース前に、本当にAI音声を用いたサービスが提供できるのか。そもそも、ニーズがあるのか。と先行きの見えない中で、開発を進めていたCoeFontが、リリースから、約1年5ヵ月で、累計1,000社を超える方々にご利用いただけたこと、本当に嬉しいです。また、当初は、想定をしていなかった医療分野での利用が、少しずつ広がっていることに感動しています。CoeFontをご利用いただいたすべての方に、お礼申し上げます。
これからも、尖った技術でみなさまをワクワクさせられるよう、サービスの品質向上やワクワクする企画を提供してまいります。」
- 今後の展開
今後もAI音声の普及を目指し、英語、中国語をはじめとした外国語への対応を含めたビジネスにおける利用シーンの拡大に注力し、日本国内だけではなく、グローバル基準のAI音声プラットフォームへの成長を目指したサービス開発に取り組みます。また、引き続き、声を失くす方々のインフラとして、AI音声を普及するための取り組みも継続いたします。
- AI音声プラットフォーム「CoeFont」とは
AI音声プラットフォーム「CoeFont( https://CoeFont.cloud )」は、「欲しい声が1秒で手に入る。」をコンセプトに、最新のAI技術を活用し、「声」を表現力豊かな「フォント」に変換することで、だれもが、安価で、簡単に利用できる音声サービスです。
5,000種類以上のAI音声を、研修音声や館内放送、オーディオブック、広告など、声を利用したいときに、必要な分だけ、すぐに利用できます。また、従来までは、50万円・10時間以上の収録を必要としていたAI音声を、当サービスでは500円・15分の収録で、自然な発声のできる「CoeFont(AI音声)」を作成できます。
- 株式会社CoeFontについて
株式会社CoeFontは、AIを利用したサービスの開発、提供を行っています。2020年に設立し、東工大ベンチャーに登録されています。現在、AI音声の研究を行っており、「欲しい声が1秒で手に入る。」をコンセプトに、誰もが安価で利用可能なAI音声プラットフォーム『CoeFont( https://CoeFont.cloud )』を提供しています。