- 三重県内でも最も深刻な課題を抱える漂着ごみ、参加型プロジェクトで解決を目指す
鳥羽市では、毎年のように市外からのごみが市内海岸などに漂着していることから、事業者や市民、市内外ボランティア団体と協力し、令和元年では、94tの漂着ごみを回収するなど(※)漂着したごみの回収処理に努めています。しかし、依然としてごみは漂着し続けており、解決にはごみが海に流れ出ない発生源対策が求められます。また近年では、海ごみに起因するマイクロプラスチックなどによる海洋生物への悪影響なども懸念されています。
鳥羽市は、貴重な資源であり財産である良好な海洋環境を次世代へ残すため、海洋生物への悪影響が懸念されるマイクロプラスチック問題などと向き合い、国・県及び関係団体に有効な海ごみの発生源対策を求めていくとともに、引き続き事業者や市民と協力し漂着ごみの回収・処理の推進を目指されております。
こういった状況から、鳥羽市における漂着ごみをはじめとする環境問題をより多角的に触れる機会創出とともに、参加型で解決を目指すべく、清掃活動を可視化するピリカ自治体版「見える化ページ」に加え、路上ごみの分布状況を可視化するタカノメ 自動車版を導入頂くこととなりました。
当社としても、この度のピリカ自治体版「見える化ページ」によって、鳥羽市内の清掃活動実施状況を市民とともに発信/共有し、包括的に把握することで更なる清掃活動を促進するとともに、「タカノメ自動車版」の導入によって、街の中でごみの多い場所をデータ化し、効率的な清掃活動などへの活用を目指します。
(※)令和3年鳥羽市前期基本計画より抜粋
https://www.city.toba.mie.jp/material/files/group/2/kihonnkeikaku.pdf
ピリカ自治体版見える化ページ「とばの海をまもるプロジェクト」 https://toba.city.pirika.org/
- 鳥羽市出身、フェンシング男子エペ団体にて国際大会で金メダルを獲得した山田優選手も参画
また本プロジェクトには、鳥羽市出身であるフェンシング男子エペ競技の山田優選手が、本プロジェクトのアンバサダーとして参画頂きます。SNSピリカを活用して、清掃活動を発信していく予定です。]
また鳥羽市内にて、SNSピリカを活用した清掃活動を促進するべく、地元の清掃ボランティア団体などとの連携を展開していく予定です。
山田優 選手 コメント
私の生まれ育った町である鳥羽市は住んでいる方はもちろん、観光客の皆さまなど、沢山の方から愛されてきました。より多くの方に鳥羽に足を運んでいただき、皆さまが、「鳥羽の海は綺麗だね、来てよかった」と言って頂けるような場所にするために、私にできることを精一杯頑張ります。みんなで美しい鳥羽の実現へ!
■株式会社ピリカについて
科学技術の力であらゆる環境問題を解決することを目指し、2011年に大学の研究室で非公式のプロジェクトとして始まり、同年に法人化。様々な環境問題の中でまず第一歩目としてごみ(特にプラスチック)の自然界流出問題に注力しています。
ごみ拾いSNS「ピリカ」は2011年にリリースし、現在116の国と地域から累計2.8億個のごみが拾われています(2023年2月1日現在)。累計ありがとう数は約1,500万、ごみ拾い活動を通じて多くのコミュニケーションが生まれています。自治体や企業による清掃活動の可視化と促進を目指す「見える化ページ」等の導入も拡大しています。
さらに、画像解析による広範囲のごみ分布調査サービス 「タカノメ」や、マイクロプラスチック調査サービス「アルバトロス」を通じて、海洋・陸のごみの流出状況をオープンデータで発表し、課題発見と解決に向けた協業・連携を展開しています。2021年第1回環境スタートアップ大賞にて「環境大臣賞」受賞。2023年第6回日経ソーシャルビジネスコンテストにて「大賞」受賞。
会社概要
社名:株式会社ピリカ(英名 Pirika, Inc.)
※ピリカはアイヌ語で「美しい」という意味の言葉です。
所在地:東京都渋谷区宇田川町2−1渋谷ホームズ1308
事業内容:ごみ拾い促進プラットフォーム「ピリカ」/ごみ分布調査サービス 「タカノメ」/マイクロプラスチック調査サービス「アルバトロス」の開発、運営
設立年月日:2011年11月21日
URL:https://corp.pirika.org/