全国平均で約4.5%あるといわれている公共料金の滞納問題は解決すべき課題のひとつです。滞納発生時には、各事業者において支払督促やガス栓の閉開栓など多くの業務が発生します。Lectoは三愛オブリガス九州のガス販売事業における債権管理・督促業務を効率化させることで、コスト効率の改善と収益性の向上を図ります。
■ この度の導入の背景
LPガスは、利用している世帯が全国で約2400万世帯あり、都市ガスと同等のシェアがある重要なエネルギーです。三愛オブリガス九州は、石油やガス販売の事業を営む三愛オブリ株式会社のグループ企業であり、三愛オブリグループのLPガス販売事業における主力企業です。
三愛オブリグループは、中期経営計画におけるガス事業の事業戦略として「デジタル技術を活用した業務効率化推進と小売軒数拡大」を掲げ、自動検針システムの構築など様々な取り組みを推進しています。
そのような状況の中、三愛オブリガス九州は業務のデジタル化やスリム化を目的として、Lectoプラットフォームを導入いただくこととなりました。
実証実験においては、まずは、デジタルを基点とした業務フローの再構築に向けた業務整理から開始します。その上で自動リマインド機能により顧客接点を増やしつつ、業務のデジタル化・自動化により少人数でも業務推進できる環境を構築していきます。
■ 三愛オブリガス九州の業務課題とLectoプラットフォームによる解決内容
No. | 業務カテゴリ | 課題 | Lectoによる解決内容 |
1. | 督促の自動化 | 架電などの支払い督促や、訪問での集金により営業員の稼働を圧迫 | システムからの自動リマインド機能により、多数の顧客へご案内が可能 |
2. | 顧客対応管理のデジタル化 | 督促履歴などの顧客対応の履歴が紙媒体や基幹システムに点在し、管理が煩雑 | システムからのリマインド結果は自動で登録。債権データ・支払い状況・督促履歴・交渉履歴をLectoプラットフォームに蓄積し、業務のデジタル化を支援 |
■ Lectoが開発する「Lecto Platform(レクト・プラットフォーム)」について
当社は、「督促回収テック®※」を展開するFintech関連企業です。金融サービスやリテール・サブスクリプションサービスの裏側(バックエンド)にある面倒な実務や複雑で属人化しやすい業務フローを改善し、債権管理(顧客管理)・回収からオフバランスまで一気通貫での解決を目指しています。それにより顧客満足度、サービスUXの向上を目指すことが可能になります。
※「督促回収テック®」はLectoの登録商標です。
今回の三愛オブリガス九州との提携を契機に、Lectoは、今後ともエネルギー産業など様々な分野の公共料金サービスのDX推進のために貢献してまいります。
■ 三愛オブリガス九州株式会社について
会社名:三愛オブリガス九州株式会社
代表者:代表取締役社長 坂本 唐市博
本社:福岡県福岡市博多区冷泉町5-32 オーシャン博多ビル3F
URL:https://kyushu.san-ai-obbligas.co.jp/
■ Lecto株式会社について
会社名:Lecto株式会社
代表者:代表取締役社長 小山 裕
本社:東京都渋谷区道玄坂1−2−3 渋谷フクラス17階
URL:https://lecto.co.jp