フューチャーアーキテクト、Edge AIソリューションを提供開始 ~ スマートフォンで手書き日本語や商品情報を瞬時に読み取り、業務効率化を実現

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フューチャー株式会社(証券コード:4722)の主要事業会社であるフューチャーアーキテクト株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神宮由紀、以下フューチャーアーキテクト)は、AIやIoT、AR(拡張現実:Augmented Reality)を活用し、スマートフォンなどの小型端末から手書きの日本語やバーコードに加え、賞味期限、型番、製造番号などの商品情報を瞬時に読み取る、Edge AI(※1)ソリューションを2022年10月より提供開始します。

今回提供するのは、「EdgeAI-OCR」と「AI検品ソリューション」です。ともに学習済AIモデルを端末に搭載することで、端末内臓のカメラで撮影したデータをAIが解析します。スキャニングやクラウド上でのAI解析が不要なため通信負荷が軽く、少ないサーバリソースで利用でき、端末の増減にもフレキシブルに対応できます。また、カメラで撮影した画像を最適化し、屋外や暗所を問わず高品質な読み取りが可能です。
 

「EdgeAI-OCR」は、書類や伝票をスマートフォンやハンディーターミナルなどの携帯端末で撮影するだけで、その場で即時にデータ化できるソリューションです。書類・伝票を持ち帰ってスキャニング、データ入力する手間が省け、業務の省力化・迅速化を実現します。用紙を丸ごと撮影すれば、当社独自のEdge AI技術により漢字、ひらがな、カナ、英数字など様々なフォントの活字に加えて手書き日本語も高精度の読み取りが可能です。またSDK(Software Development Kit)として提供するため、お客様の業務システムに組み込むことができ、より高い読み取り精度が必要な場合は個別にカスタマイズします。

「AI検品ソリューション」は、通常のバーコードによる検品に加えて、従来のハンディーターミナルでは難しかった賞味期限など商品情報をまとめて読み取れます。スマートフォンを固定して利用する「固定タイプ」(※2)は、指定位置にあるパレットを自動で物体検知して積み付け個数も読み取るため、入荷予定を管理するWMS(Warehouse Management System)と連係させれば検品作業の自動化が可能です。「ハンディタイプ」は、ハンディーターミナルと同等のバーコードの認識性能に加えて、型番、製造番号など任意の文字列を自動検出します。「固定」と「ハンディ」を使い分けることで様々なシーンで活用できるほか、物流における入出荷や在庫管理など一連の倉庫業務だけでなく、小売・流通等の現場作業でも効率化が図れます。「EdgeAI-OCR」と同様にSDKとして提供するため、業務システムへの組み込みも可能です。

フューチャーアーキテクトは、ビジネスコンサルティングからシステムの実装まで一貫して担えることを強みに、お客様の労働資源を最大限に活用できるようテクノロジーによる業務自動化を実現します。今後も科学的なコンサルティングアプローチと技術力でお客様をITと経営の両面から支援し、未来に新たな価値を創造します。

(※1) Edge AIとは、AIを搭載した端末が収集したデータを端末内で処理し、推論・学習を行うことで、瞬時に判断を出す技術。
(※2)「固定タイプ」のサービス提供は2023年1月を予定。

■本件に関するお客様からのお問合せ先
フューチャーアーキテクト株式会社 末安、金子  TEL:03-5740-5721  E-mail:f_ocr@future.co.jp 

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