業務の効率化や人材不足の解消も期待できるため、企業で続々と進められている社内のDX化。しかし、ただシステムを導入しただけでは、そうした課題は解決できません。
中には、「システムを導入してみたけど社内に合わなかった」「使いこなせる人材がいなかった」など、失敗した経験もあるでしょう。
では実際に、失敗を経験された企業の担当者はどれほどの割合を占めており、どのような原因を考えられているのでしょうか。
そこで今回、kintone情報メディア『伴走ナビ』(https://bansonavi.com/)と共同で、全国の企業担当者を対象に「業務システム導入の失敗」に関するアンケートを実施しました。
■調査サマリー
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社内のDX化で失敗経験がある方は87.1%
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具体的な失敗要因の第1位は『社内で運用できる担当者が不足していた』
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失敗しないためには『プロによる運営サポート・伴走』が必要と回答多数
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社内のDX化で失敗経験がある方は87.1%
まず、「社内のDX化において、システム導入で失敗したことはありますか?」と質問したところ、
ある:87.1%
ない:12.9%
という結果になりました。
8割以上の方が、システムの導入で失敗した経験があるようです。導入するシステムの相性や使いこなせる人材や体制など、さまざまな失敗が考えられるでしょう。
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具体的な失敗要因の第1位は『社内で運用できる担当者が不足していた』
では、具体的にはどのような点で失敗した方が多かったのでしょうか。
そこで、「具体的に失敗した要因として考えられるものは何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、
『社内で運用できる担当者が不足していた』が最も多く、『多機能なシステムを導入して使いこなせなかった』という回答が2番目に多い結果となりました。
人材面での課題と社内に適したシステムの選定で、失敗している方が多くを占めているようです。
また、人材の育成も失敗した要因として多くの割合を占めていました。
ここで、具体的な失敗例についても聞いてみました。
■具体的な失敗例とは?
・導入したきり、システムに関する運用フローを社内で定義する人がいなかったため、上手く活用できなかった。(30代/情報通信業)
・勤怠管理システムを導入したが、従業員が入力方法を理解できていなかったため混乱が生じた。(30代/飲食)
・会社全体でDX化に関する知識が乏しく、システムを導入しただけという形になってしまった。(40代/建設業)
・運用できる担当者、現場で使用できる人材が不足していたため不具合が多発し、上手く使いこなせない状態になった。(30代/製造業)
・担当者がシステムを使いこなせず、既存のシステムとの互換性に問題が生じて業務の効率化に失敗した。(50代/建設業)
「従業員が使いこなせなかった」「システムを導入しただけになってしまった」「既存システムと互換性がなかった」など、さまざまな要因があったことが判明しました。
システムを導入する前に、目的の整理や従業員への浸透度合い、既存システムとの相性などを考慮する必要があるでしょう。
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失敗しないためには『プロによる運営サポート・伴走』が必要と回答多数
では、システム導入で失敗しないためにはどのような対策が必要なのでしょうか。
そこで、「システムの導入で失敗しないためのポイントには何があると思われますか?(複数回答可)」と質問したところ、
『プロによる運用サポート・伴走』が必要だという意見が最も多く挙げられました。
自社で導入するシステムの選び方やリソースがない場合、プロにお任せするのは最も有効な解決策と言えます。
また、『目的の明確化』や『導入を検討するシステムに対する理解』が必要であるとの意見も多く、失敗した原因から対処法が明確になっていることもわかりました。
プロに依頼する場合も、いずれインハウス化(内製化)するのであれば、社内で理解を深めておく必要は大いにあるでしょう。
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【まとめ】業務システムの導入の失敗は人材面の課題が大きな要因だと判明
以上、業務システム導入の失敗経験がある方は『87.1%』、失敗した要因として『社内で運用できる担当者が不足していた』ことを指摘する声が多数あると判明しました。
これまで導入したことがなかったシステムを取り入れるにあたって、選定方法や導入後の活用方法など、理解しておかなければいけないことは多くあります。
そうした中、最初からシステムの活用を社内で完結させるのは容易ではありません。
そこで、業務システムのプロによる伴走は欠かせません。
わからないことがあってもサポートしてもらいながら運用できるため、悩みの種を解消しながら徐々に浸透させられます。
いずれインハウス化(内製化)を検討する際にも、スムーズに進められるでしょう。
業務システムの導入で失敗を防ぎ、社内で使いこなすためにも解決できるビジネスパートナーを見つけてください。
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kintoneでDX化を目指すための情報メディア『伴走ナビ』
伴走ナビ(https://bansonavi.com/)は、kintoneを導入する中小企業が100%で業務改善・利益率アップなどの目標を達成するための情報メディアです。
本メディアは、kintone構築や運用、改修内製化までを一気通貫で支援するペパコミ株式会社が運営しています。
■そもそもkintone(キントーン)とは
kintoneとは、サイボウズ株式会社が運営するデータベース型業務システム構築クラウドサービスです。快適かつ柔軟に、スピーディーで低コストに業務改善を実行でき、累計20,000社以上・毎月500社以上が導入しています。
【kintone8つの特徴】
・プログラミング不要で柔軟性の高い改修の実現
・必要な機能を組み込むだけでオリジナルのシステムが完成
・慢性的な人材不足や煩雑になったEXCEL、集計作業の解消
・最小限の機能だけでスモールスタートが可能
・顧客・案件管理(SFA)や見積もり/発注管理といった管理システムの構築
・アンケート集計やマッチングといった集計・活用システムの構築
・豊富な拡張機能でスムーズな連携の実現
・担当者の育成により、後に社内で改修が可能に
kintoneの知識をベースにプロ人材の育成やシステムでできることなど、あらゆる悩みを解決するための情報を発信。社内で重要となるさまざまなデータ管理がkintoneで完結するため、システムを活用した仕組み化もしっかりと行えます。
これからkintone導入を検討している企業の担当者様は、伴走ナビを活用しながら知識の習得にお役立てください。
調査概要:業務システム導入の失敗に関する調査
【調査期間】2023年8月20日(日)~2023年9月2日(土)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】企業の担当者101名
【調査主体】MEDIA PRESS(andmedia株式会社)×伴走ナビ
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