一般社団法人イマジンワンワールド(東京都渋谷区・代表理事手嶋信道)は、世界の国や地域を描いた213着の着物を制作しました。当法人は、それらの着物を元代表の髙倉慶応(たかくらよしまさ)が別に営む福岡県久留米市の着物販売業者「きもの蝶屋/蝶屋株式会社」に預けていましたが、髙倉は自身の不祥事により2019年8月、当法人を退社。2021年3月、オリンピックを目前に当法人は蝶屋に着物・帯等の返還を求めました。ところが蝶屋は拒否し、同年6月、蝶屋は当法人に無断で八子由理子(やこゆりこ/千葉県船橋市きらく庵)に着物を引き渡し、両者は東京五輪での着物披露を拒否しました。
その後、一時的に裁判所から当法人に職務代行者が選任され、2022年1月、八子由理子は当該職務代行者藤浪努から着物の引き渡しを求められても、それを拒否して着物を隠し横領しました。なお、同年3月、裁判所から、イマジンワンワールドの代表理事は手嶋信道であるとして、職務代行者を解任する決定がなされました。
こうした状況を受け、当法人は八子由理子に対し、当法人の理事でもなく委託がないにもかかわらず、無断で着物・帯等を蝶屋から引き渡しを受け、さらには職務代行者からの引渡要求も拒否して横領したとして、福岡県警久留米署に刑事告訴を行い受理されました。この事件は、裁判所によって選任された職務代行者からの引渡要求をも拒否したという点に犯罪の本質があります。被害額は約4億円。久留米署は八子及び髙倉らに事情聴取するとともに捜査中とのことです。
当法人は今後も法令を遵守し、着物の返還にあたり捜査に全面的に協力してまいります。
【関係者の証言】
「刑事告訴に感づいた八子は、着物を蝶屋に戻し、元に戻したのだから問題ないと言って情状酌量を狙っているのではないか。しかし、イマジンは蝶屋との保管契約をとうの昔に債務不履行解除したため、蝶屋が八子から着物を再び受け取ったとしたら、蝶屋はイマジンのためではなく八子のために保管していることに他ならない。八子と蝶屋の代表取締役髙倉は結託していて、互いの不正を隠すためなら何でもする。蝶屋が着物を受け取る正当性は無い。着物の所有者イマジンの代表理事手嶋氏の下に返すべき。警察や検察は八子や髙倉の屁理屈に惑わされず、裁判所も認めたイマジンの代表理事手嶋氏の下に着物が戻っていない事実を直視し、八子ら一味で隠し回している着物を一刻も早く差し押さえ、八子を厳罰に処して欲しい。とにかくイマジンの活動ができないので、代表理事手嶋氏の下に返して欲しい。」
「着物の制作費は4億円以上。自分も寄付金を200万円出した。他にも総額4億にものぼる多額の寄付金を出したスポンサーや大企業が大勢いる。着物は、これまでに各国首脳サミットG7、G20、TICAD、国連75周年記念式典、ラグビーワールドカップなどの国際的な舞台で彩りと華を添えてきた。パリオリンピックも控え、新たな着物制作も進行している。しかし現在、着物現物の活用は事実上活動停止に追い込まれ、着物は八子によって隠されたまま。このような現状を決して許すわけにはいかない。現実に被害者の下に着物が戻ってきていない以上、八子は処罰に十分に値する。イマジンの着物はイマジンになければならない。とにかく着物を返して欲しいと世界中が注目している。」
【KIMONO PROJECTとは】
イマジンワンワールドは、東京オリンピック2020の際に、世界の柄を描いた200着以上のKIMONO(着物・帯)をお披露目し、「世界はきっと、ひとつになれる」という平和のメッセージを発信するために「KIMONO PROJECT」を展開。
デザインは各国の大使館が監修し、日本各地の着物作家が制作。作者にお支払いする制作費は平等に1ヵ国200万円とし、総額4億円以上にのぼる制作費はご寄付を募りました。活動する社員やメンバーは全員がボランティア。
そして世界中から賛同をいただき、総額4億円を超える寄付金が集まりました。
【その他の事件】公式HPニュースリリース
髙倉慶応(たかくらよしまさ/蝶屋株式会社/福岡県久留米市の呉服店きもの蝶屋)による少なくとも3700万円の不正出金、架空請求、二重請求等の事件概要
八子由理子(やこゆりこ/元社員/千葉県船橋市 きらく庵)による文書隠蔽・改ざん、乗っ取り不正登記について
公式ホームページ「NEWS」欄
各種イベント情報に加え訴訟等について適宜開示
以上
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