アンケート記事:https://reashu.com/25sotsu_company_conditions/
※アンケート結果を引用される場合は以上のURLの記載も伏せてお願いいたします。
◆調査サマリー
①:会社に求める条件として仕事内容、勤務時間、給与、福利厚生を特に重視している
最も重要視されているのが仕事内容(65.8%)で、勤務時間、福利厚生、給与(57.9%)が次いで重視されていた。一方で知名度や教育制度などを重視している就活生は10%ほどであり、そこまで重要視されていないことが分かった。仕事内容は変えられないとしても、給与、福利厚生、勤務時間の3点を改善することで就活生の応募数が増える可能性が高まるのではないか。
②:希望する企業規模は大企業が74%、中小企業が38%
中小企業だけを希望している就活生の割合は3.9%であった。中小企業を視野に入れている人のほとんどが、大企業と中小企業の2つの企業規模を視野に入れて就活している。大企業にはない魅力や良さを伝え、差別化することが重要だと考えられる。
③:魅力的なインターンの種類は選考直結型
魅力的に感じるインターンの種類は選考直結型(69.7%)、業務体験型(57.9%)、プロジェクト型(48%)の順で高かった。インターンで会社について知ることよりも、早く内定が欲しいという就活生の思いが見られる。
④:対面よりリモートワークを希望する就活生の割合は55.4%
コロナが収束した後でも対面よりもリモートワーク勤務を望む就活生の割合は半数を超えた。リモートで対応できるところはリモート、それ以外は対面など、働き方の柔軟性が求められていることがわかった。リモートワークの支持率が高いことから会社選びの1つの指針になっているのではないか。
⑤:副業や転職を視野に入れている就活生はそれぞれ32.2%、42.8%
副業、転職ともに想像よりも多くの就活生が就活の時点で考えていることが分かった。企業は副業に寛容であることが求められている。また転職されないために職場環境を改善することよりも、転職されても安定する社内体制を整える必要がある。
◆【24卒の就活結果調査】アンケートに至った背景
世代によって、会社に求める条件や魅力的に感じる要素は変化していきます。
25卒はどのような会社を魅力的に思い、近年増加してきた転職・副業・リモートワークに対してどの程度重視しているのかなどを、調査しました。
このアンケート結果が各企業様の今後の採用活動の参考になると考え、今回のアンケート調査を実施いたしました。
◆【24卒の就活結果調査】アンケート内容
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希望している業界
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規模している企業規模
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就職先を選ぶときの要素
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参加したいインターンの種類
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魅力的に感じるインターンの要素
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リモートワークの会社に就職したいか
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副業を視野に入れて就職しているか
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転職を視野に入れて就職しているか
◆【24卒の就活結果調査】調査概要
調査対象:「就活の教科書」公式LINEの登録者
調査期間:2023年7月31日(月)~2023年8月6日(日)
調査方法:インターネット上でのアンケート調査
有効回答数:152
◆アンケート結果
【希望する業界】
メーカー:53.9%
商社:25.7%
小売:15.8%
サービス:36.2%
ソフトウェア・通信:25%
マスコミ:13.8%
金融:15.1%
官公庁・公社・団体:11.8%
25卒に最も人気の業界はメーカーであり、次がサービスであることが分かりました。これまで就活生人気業界ランキングで上位にあったソフトウェア・通信は4位、マスコミは7位という結果でした。ソフトウェア・通信では残業が多かったりなどのネガティブなイメージがあること、マスコミでは将来性に不安があるなどを理由に人気が落ちているのではないかと考えられます。
【希望する企業規模】
大手企業:74.3%
中小企業:38.2%
ベンチャー/スタートアップ企業:16.4%
公務員受験:11.8%
まだ決めかねている:16.4%
大企業を志望する人が圧倒的に多いですが、大手企業だけを選択した人の割合は9.2%のみでした。大手企業と中小企業の2つを選択した人の割合は19%、大手企業とベンチャースタートアップ企業は5.2%です。以上から、まだ企業規模を決めかねている人が大半であることが分かります。この割合をもとに就活生に対して合同説明会などで積極的に働きかけることが応募の増加に繋がると考えられます。
【会社に求める条件】
業種・仕事内容:65.8%
勤務時間(休日・残業など):57.9%
給与やボーナスの高さ:57.9%
勤務地:44.1%
福利厚生の充実:57.9%
会社のビジョンや企業理念:21.1%
知名度:10.5%
安定性:36.2%
将来性:32.9%
自分が成長できるか:30.9%
社会貢献度:28.9%
教育や研修の充実:14.5%
女性の働きやすさ(育休や産休の取得率):25.7%
社風/人柄:45.4%
働く環境が柔軟(リモートワークが可能)16.4%
海外で働く機会がある:9.2%
就活生が重視しているのは仕事内容、勤務地間、給与、福利厚生であると分かりました。一方で、会社の知名度や海外で働く機会があることはそこまで重視されていないため、就活生には以上の4点をアピールした方がいいと考えられます。
【参加したいインターンの特徴】
ミナー型(業界や企業のことを講義形式で学ぶ):41.4%
プロジェクト型(企業から与えられた課題についてグループワークやディスカッションを行う):48%
就業型(実際に給料をもらいながら会社の一員として働く):33.6%
業務体験型(職場見学や実務の業務に近しい体験をする):57.9%
選考直結型(インターンで活躍することで早期選考に呼ばれたり、内定をもらえたりする):69.7%
少人数や1対1で社員と話す機会がある:52.7%
交通費や食費などを負担してくれる:46.7%
参加にあたっての選考がない:17.8%
短期間開催:51.3%
長期間開催:5.9%
オンライン開催:23.0%
対面開催:48.0%
少人数開催:17.1%
大人数開催:7.9%
服装が自由:30.9%
服装が指定されている:5.3%
上記の数値を見てみると、開催形式、開催期間、インターンの種類が特に重視されていることが分かります。これら3つの要素を意識することでより、応募数が増える可能性が高まると考えられます。
インターンの種類に関しては選考直結型が最も多く、早く内定が欲しいという就活生の思いが見られます。また、業務体験型も多く、話を聞くだけではなく実際に体験することで仕事内容を理解できると考えている就活生が多いようです。
以下ではより分かりやすいように、種類別にグラフ化したので是非ご覧ください。
[インターンの開催期間]
※開催期間に関してどちらも入力していない就活生は「どちらでもよい」として換算しています
短期間開催:51.3%
長期間開催:5.9%
どちらでもよい:42.8%
開催期間は圧倒的に短期間開催を希望する声が多かったです。就活期間中は様々な企業を知りたいと希望する就活生が多いため、長期間時間を取っている余裕がないと考えられます。
[インターンの開催形式]
※開催形式に関してどちらも入力していない就活生は「どちらでもよい」として換算しています
オンライン開催:23.0%
対面開催:48.0%
どちらでもよい:28.9%
開催形式は対面を希望する意見が多数見られました。実際に本社に行き、会って話を聞くことで、社員の様子や職場の雰囲気を知りたいという就活生が多いと思われます。
[インターンの開催規模]
※開催規模に関してどちらも入力していない就活生は「どちらでもよい」として換算しています
少人数開催:17.1%
大人数開催:7.9%
どちらでもよい:75.0%
インターンの規模は少人数を希望する就活生が多いですが、重要度としてはあまり高くないようです。少人数開催の方が聞きたいことを聞く機会が多かったり、社員との距離が近かったりするため大人数開催よりは希望者が多いことが分かりました。
[インターンの服装]
※服装に関してどちらも入力していない就活生は「どちらでもよい」として換算しています
服装が自由:30.9%
服装が指定されている:5.3%
どちらでもよい:63.8%
服装に関しても重要度はあまり高くないように思われます。ただ、服装が指定されているよりも自由である方がいいと考える就活生が多いことが分かりました。
【リモートワークの重要性】
したい:15,2%
どちらかといえばしたい:40.2%
どちらともいえない:19.7%
どちらかといえばしたくない:18.2%
したくない:6.8%
リモートワークを求める就活生は過半数を超えました。大学でリモート授業を経験し、慣れている世代だからこそ、以上のような結果になったと考えられます。リモートを希望する人で、「通勤時間を省くことができるから」といった声が多くみられました。一方、希望しない人は「仕事とプライベートのメリハリをつけること難しい」「人間関係が希薄になりそうだから」という声が見られ、柔軟な働き方が求められています。
【副業を視野に入れている割合】
している:12.5%
どちらかといえばしている:19.7%
どちらともいえない:16.4%
どちらかといえばしていない:21.7%
していない:29.6%
意外にも副業を考えている人は32.2%という結果で、就活生の3人に1人は考えていることになります。副業を選択している人は、「勤務先を一つに絞るのはリスクがある」という観点を持った人が多かったです。ただ、副業を希望する人が増えてきているとはいえ、希望しない人の割合は51.3%でした。「両立することは難しい」「本業だけに集中したい」との意見が多くみられます。
【転職を視野に入れている割合】
している:15.8%
どちらかといえばしている:27.0%
どちらともいえない:27.0%
どちらかといえばしていない:16.4%
していない:13.8%
転職を視野に入れている人の割合は42.8%でした。意外にも多くの就活生が転職ありきの就活をしていることが分かりました。転職が当たり前の時代になってきたからこそ、転職にあまり抵抗がない就活生が増えたのだと考えられます。
アンケート記事はこちら
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