NPOカタリバ、秋田市豪雨災害で被災した子どものための居場所「みんなの遊び場・カタリバ ばーす千秋」を7/21(金)より開設

この記事は約4分で読めます。
認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村 久美)は、秋田県秋田市で、豪雨により被災した子ども支援のための居場所開設を、2023年7月21日(金)より開始します。

■夏休みが始まり、居場所がない被災地の子どもたち

2023年7月15日(土)から発生した大雨によって、秋田県内の各地で被害が報告されています。特に秋田市内では冠水したエリアも多く、家屋の床上・床下浸水被害、土砂災害などが発生しています。

カタリバの、災害時子ども支援 「sonaeru(ソナエル)」プロジェクトチームは、発災後の7月18日(火)より2名のスタッフが現地入りし、子ども支援のニーズ調査を行っています。なかなか被害状況の全容がつかめていませんが、徐々に子どもたちの居場所の足りなさが見えてきました。

19日(水)朝の時点で、市内ではなお100人が避難。秋田市内の浸水などの住宅被害は最大で約32000世帯と見込まれており、自宅での生活が難しい子どももいるだろうことが想定されます。秋田市・男鹿市の小中学校や県立高校は休校になってそのまま少し早い夏休みに入ることとなり、急に日常が失われてしまったような状態です。

カタリバは現地の様子やこれまで各地で豪雨災害の支援にあたってきた経験もふまえて、今後このような事態が発生すると考えました。

ーーーーー
● 実質的に少し早い夏休みが始まっており、毎日朝から晩まで子どもにつきっきりになりながら、浸水した自宅で生活する家庭が一定数ある

● 浸水している家屋や店舗が多く、大人達は住宅の修理や復旧作業に時間がかかるが、その間に子どもたちを見てくれる人がいない

● 放課後児童クラブ(学童)は被害を受けていないところが多いようだが、昼間保護者のいない家庭の小学校児童が対象であり、子どもの預け先がない家庭もある
ーーーーー

こうして子どもの居場所支援ニーズの高まりを感じていた中で、子ども達への継続的な支援活動を何かしら行えないかと考えていた合同会社石岡と出会い、被災した家庭の子どもたちにむけて共同で居場所を運営することになりました。

■「カタリバ ばーす千秋」は家の修理ニーズが高まる土日祝も開設。

2023年7月21日(金)より開始する、子どもたちのための居場所「みんなの遊び場・カタリバ ばーす千秋」は、夏休みが終わるまでの約1ヶ月間、子どもたちが安心・安全に過ごせる居場所を提供していきます。

こうした災害の場合、日中はこれまでの仕事を続けながら、休日に家の復旧や片付けをせざるを得ないという保護者が多くいます。「みんなの遊び場・カタリバ ばーす千秋」は、平日は小1〜小6の子どもたちを夜20時まで預かり、日曜祝日は生後2ヶ月〜小6の子どもたちを18時まで預かることができます。

復旧作業が大変という方だけでなく、ずっと子どもとつきっきりで疲れてしまって少し休みたいというような保護者の方もご利用いただけます。

■「みんなの遊び場・カタリバ ばーす千秋」概要

場所  :学童保育ばーす千秋(秋田市千秋北の丸5-64)
対象  :豪雨災害によって被災した0歳~12歳(小学6年生)
      ※秋田市内だけでなく、市外からのご参加も可能です
内容  :被災した子どものための居場所支援
開始日 :7月21日(金)~8月24日(木)
開催時間:平日・土曜日 7:00-20:00 ※小1〜小6対象
     日曜・祝日 9:30-18:00 ※生後2ヶ月〜小6対象
※現地の状況により、内容が変更になる可能性があります。

今回の支援は、日頃よりカタリバを応援してくださっている支援者のみなさまからのご寄付にて実現しています。みなさまのサポートに心より御礼申し上げます。

最後に、今回の豪雨により、秋田市のみならず県内では様々な被害が報告されており、現在も復旧に向けた厳しい状況が続いております。被害を受けられた地域の皆様には心よりお見舞い申し上げ、被災地域の一日も早い復興を心からお祈りしております。

■本件に関する取材について
今回の秋田市での子ども支援についての取材は、下記フォームからご連絡ください。
https://www.katariba.or.jp/report/

■ご寄付について
本プロジェクトへのご寄付は、こちらをご覧ください。

申込フォーム | 認定NPO法人カタリバ

NPOカタリバの災害支援sonaeru事業へのご寄付はこちらをご覧ください。

申込フォーム | 認定NPO法人カタリバ

タイトルとURLをコピーしました