日本ゼオン、ナレッジパレット社に投資

この記事は約3分で読めます。

日本ゼオン株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:豊嶋 哲也 以下、当社)は、この度、シングルセルトランスクリプトーム解析※を活用したAI創薬技術を開発する株式会社ナレッジパレット(本社:神奈川県川崎市、代表取締役:福田雅和、團野宏樹 以下、ナレッジパレット社)に投資いたしました。 

 

ナレッジパレット社は、世界最高精度のシングルセルトランスクリプトーム解析技術(Quartz-Seq2)を応用し、病気の原因となる細胞の状態を大規模データとして取得します。その情報とAI技術を使って病気の発生原因を解明することで、効率よく新薬や治療法を開発し、難病克服への貢献を目指しています。当社グループが化学メーカーとして国内外に保有する技術等のリソースを共有し、ナレッジパレット社の技術発展を加速させ、より多くの難病に対処できる創薬・再生医療プラットフォームの構築を支援いたします。

 

当社は、持続可能な社会への貢献と社会にとってなくてはならない製品・サービスの提供を目指し、今後も、重点4分野(「医療・ライフサイエンス」「CASE・MaaS」「情報通信(5G/6G)」「省エネルギー」)でスタートアップへ投資するとともに成長を支援し、「持続可能な地球」と「安心で快適な人々のくらし」に貢献してまいります。

【ナレッジパレット社 概要】

社名  :株式会社ナレッジパレット

事業内容:創薬及び再生医療高品質化の研究開発

代表者 :福田雅和、團野宏樹

住所  :神奈川県川崎市川崎区殿町3-25-22

URL  :https://www.knowledge-palette.com/

 

※:シングルセルトランスクリプトーム解析(Quartz-Seq2)

ナレッジパレット社の共同創業者の團野氏および同社顧問の二階堂氏・笹川氏らが理化学研究所にて開発した 技術(Sasagawa, et al. 2018, Genome Biology)。当技術は最大1細胞解像度で全遺伝子発現プロファイリングを可能とする技術であり、細胞のタイプや状態を高速・正確に診断することができる。2020年の国際ベンチマーキング大会にて世界最高精度を有すると評価された。

タイトルとURLをコピーしました