誰一人取り残されない地域子育てのハブ『ふきのとう・こどもクラブ』「子ども第三の居場所」が北海道札幌市にオープン!

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 公益財団法人 ふきのとう文庫(北海道札幌市、代表理事 高倉 嗣昌)は、日本財団の助成で北海道札幌市に設置した「子ども第三の居場所 ふきのとう・こどもクラブ」の開所式を7月2日(日)に実施いたしました。

 

(左)集合写真 (右)シンボルオブジェのお披露目(左)集合写真 (右)シンボルオブジェのお披露目

 開所式では、当財団代表理事の高倉 嗣昌が開所にあたり、「地域において、子どもたちが安心し、楽しめる居場所として活用いただきたい。子どもたちを地域の福祉の場につなぐハブにしていきたい。」と挨拶をしました。その後は、ご来賓の札幌市 町田 隆敏 副市長より祝辞を賜りました。そのほか、開所記念に制作したシンボルオブジェのお披露目を行い、「ふきのとう・こどもクラブ」の職員が施設概要および今後の活動について参加者の皆様へご説明しました。

ふきのとう・こどもクラブ シンボルオブジェふきのとう・こどもクラブ シンボルオブジェ

 ふきのとう文庫では、ボランティアグループが布の本制作を手作業で行っております。そこで子ども第三の居場所の開所にあたって、「ふきのとう・こどもクラブ」の「布のタペストリー」を作成していただきました。文庫の入口へ飾り、「ふきのとう・こどもクラブ」のシンボルオブジェとして活用して参ります。

 子ども第三の居場所「ふきのとう・こどもクラブ」は、木造建屋の木のぬくもりの中で、絵本や布の本などに自由にふれあい、 留学生との交流会といった異文化コミュニケーションなど様々なイベントを通じて、子どもたちに多様な経験を提供したい想いから、日本財団「子ども第三の居場所」事業に申請し、採択いただきました。子どもとの1対1の関係を重視しながら、子どもたちの生活習慣形成や学習意欲の向上を支援することで社会的相続を補完する居場所を目指します。また、札幌市中央区桑園地区のハブとして、地域の教育機関、福祉施設、企業、行政等と連携し、地域コミュニティの活性化に寄与していきます。

「ふきのとう・こどもクラブ」は、児童・福祉に携わってきた常勤スタッフ1名と非常勤スタッフ3名で運営してまいります。学生ボランティアを募集しておりますので、ぜひご参加ください。平日 月・火・水曜日(14:00~18:00)、休日 日曜日(13:00~16:00)の週4日常設の図書館での学習支援を中心に運営いたします。
 

  • 施設概要:ふきのとう・こどもクラブ

所在地:〒060-0006 札幌市中央区北6条12丁目8-3
対象者:就学前の子ども~高校生(小学生を中心とした18才未満)
開催日時:【平日】月、火、水曜日 14:00~18:00
     【休日】日曜日 13:00~16:00
スタッフ:常勤スタッフ1名+非常勤スタッフ3名
     (教師、保育士、スクールソーシャルワーカー経験者)
     学生ボランティアを募集中!
拠点HP:https://fukinotou-bunko.com

  • 運営主体:公益財団法人 ふきのとう文庫について

思いやりは、ぬくもり。
 「すべての子どもたちに本の喜びを!」をモットーにかかげ、長期入院やハンデキャップのある子どもたちに本に親しんでもらうためのさまざまな活動や子ども図書館の運営を行っています。傷がいのある子もない子も、すべての子どもたちへ、ほかでは見ることのできない子ども向けの本、愛情たっぷりの「布の本」・「拡大写本」や「大型絵本」オリジナルの本を制作しています。また、運営する「ふきのとう子ども図書館」では、絵本・児童書(約1万4千冊)を中心に拡大写本(約500冊)・布の本(約98種類680冊)・一般書などの貸し出しをおこなっています。

1970年 小林静江宅(江別市大麻)の子ども文庫を身体障がい児用とする
1990年 全国ボランティア大会で厚生大臣により表彰を受ける
2004年 ふきのとう文庫30周年。世界バリアフリー絵本展と共催展示会。
2006年 北海道新聞福祉振興基金30周年記念特別賞受賞
2016年 社会貢献支援財団から平成27年度表彰団体に選ばれる
2017年 読売福祉文化賞受賞

ふきのとう文庫 HP:http://fukinotou.org/

  • 「子ども第三の居場所」とは

子ども第三の居場所 ロゴ子ども第三の居場所 ロゴ

 「子ども第三の居場所」はすべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々のおかれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。現在全国に173ヶ所設置され、全国500拠点の開設を目指しています。(2023年6月末時点)

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