SDGsの意識が浸透してきている

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  • 身近なところからSGDsを考えるきっかけに

食品ロス、つまり食べ物の無駄な廃棄物について考えたことはありますか?
私たちの社会では、驚くべき量の食品が廃棄されています。この問題は、資源の浪費だけでなく、環境への負荷や貧困層への影響も引き起こしています。食品ロスは、私たちが直面するべき重要な課題の一つです。台風や自然災害などの状況では、食品ロスはより深刻な問題となります。例えば、テレビが映らなくなり、困った経験はありませんか?
私自身、台風の影響で長時間停電が発生し、冷蔵庫や冷凍庫の中の食材が保存できなくなった経験があります。そんな時に限って冷蔵庫に大量の食材があったりします。食品ロスを最小限に抑えるためには、私たちが個々に行動することが重要です。例えば、食材の購入時には必要な量を考え、買い過ぎを避けることが大切です。また、賞味期限の管理や食品の適切な保存方法を学び、無駄な廃棄を防ぐことも重要です。

食品ロスの問題は複雑な問題で解決するのは簡単なことではありませんが、私たちは個人や集団として、意識を高め、行動を起こすことで少しずつ改善できるはずです。食品ロスの削減は、私たちの持続可能な未来に向けた重要なステップです。2022年のフードロスに対する意識と2023年のフードロスに対する意識がどのように変わってきたのか、アンケートをもとに比較してみましょう。

ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「フードロスについて」アンケートを実施しました。

《調査概要》
  調査期間:2023年5月
  サンプル数:男女1000人
  調査方法:インターネット調査
 

  • 認知度が上昇しているフードロス

【調査】
フードロス(食品ロス)を知っていますか?(対象者:1000人)

 

 

昨年(88.6%)と比べて5.9%も増えています。続いて「聞いたことはあるが内容は知らない」という方が4.0%で、昨年(9.1%)より5.1%減っています。この減った分が内容まで含めての認知に変化したのでしょう。
また、「知らない」という方も1.5%で、昨年(2.3%)から0.8%減少しており、全体の認知度が上がっていることがわかります。
 

  • わかっていても実行するのは難しい

 【調査】
どのくらいの頻度で、食品や食材を捨ててしまうことがありますか?(対象者:1000人)

 

 

食材を捨ててしまうのが、「月1、2回程度」という方が36.3%と最も多くなっています昨年は34.0%でしたので、少し増えています
「年に1、2回程度」という方は昨年(22.7%)とほぼ変わらずの21.8%となっています。次に「ほぼ毎日」が昨年(2.9%)より7.5%増えて10.4%となっています。
 

  • 食材のコントロールは難しい

【調査】
どんなときに、食品や食材を捨ててしまいますか?(対象者:1000人)※回答数:1866

 

 

食材を捨ててしまう一番のタイミングは「腐らせてしまったとき」が647人で昨年の664人とほとんど変わっていません。うっかりして食材を腐らせることは避けられないのでしょう。
次に「食べきれなかったとき」が395人で、こちらは昨年の229人から166人も増えています。続いては「消費期限が切れてしまったとき」が229人で、こちらは逆に昨年の358人から129人減る結果となりました。
 

  • 野菜は冷凍できないので管理が難しい

【調査】
捨ててしまいがちな食品や食材は何ですか?(対象者:1000人)※回答数:1612

 

 

この質問に対してダントツで多いのが「野菜類」となっています。今年の調査では652人で昨年の661人からほぼ横ばいです。
次に「調味料・油」が133人で昨年の105人から28人の増加となっています。次に「食品や食材を捨てない」という方が115人となっており昨年の116人からほぼ横ばいの結果となっています。
 

  • 必要な分しか買わないのがポイント

【調査】
フードロスを削減するために、取り組んでいることは何ですか?(対象者:1000人)

回答の一部を原文のまま掲載いたします。

「賞味期限・消費期限で捨てる判断をしない」
「その日に使う食材はなるべくおつとめ品を買い、無駄にならないように気を付けている」
「使い回ししやすい食材を選んで買う」

みなさんフードロス削減のために、その入り口である買い物に気をつけていることが多い印象でした。そして購入したものはうまく使い回す、冷凍するなどの対策を施しているようです。また過剰に買わないという回答も目立ちました。
 

  • フードロスが発生するポイント

フードロスとは家庭や小売店だけでなく、様々なポイントで発生しています。
 

農業・生産段階におけるロス

農業・生産段階におけるフードロスは、生産過程や農作物の収穫から出荷までの過程で発生します。例えば、農作物の収穫時に品質が不良だったり、サイズや形状が市場の需要に合わないとされると、その一部が捨てられることがあります。また、収穫後の適切な保管や運搬が行われなかった場合にも、農作物が傷みやすくなり、結果的に廃棄されることがあります。

農業・生産段階におけるフードロスの削減には、効果的な農作物管理や貯蔵技術の改善が求められます。適切な収穫時期の選定や品質管理、また効率的な運搬手段や冷蔵技術の活用などが重要です。さらに、農産物の多様性を尊重し、需要とのマッチングを図ることで、過剰な農作物の廃棄を防ぐことができます。
 

流通・供給段階におけるロス

流通・供給段階におけるフードロスは、農産物や食品が生産地から消費地に届くまでの過程で発生します。輸送中のダメージや破損、在庫過剰などが原因となり、一部の商品が廃棄されることがあります。また、スーパーマーケットや飲食業界などでの在庫管理の誤差や商品の陳列期限切れもロスの要因となります。

流通・供給段階におけるフードロスの削減には、効率的な物流システムや在庫管理の最適化が重要です。正確な需要予測や生鮮食品の適切な管理、在庫の回転を促すセールや割引販売の活用などが有効な手段となります。また、物流の効率化やダメージ防止のための適切な包装技術や取り扱い方法の確立も重要な課題です。
 

消費者・飲食業におけるロス

消費者・飲食業におけるフードロスは、私たち個人や飲食業者が食品を使い切らずに廃棄してしまうことから生じます。食品の過剰な購入や保存方法の誤り、調理の際の余剰分などが主な原因となります。また、飲食業界ではメニューの注文数と消費量の予測が難しく、余剰な食品が出てしまうこともあります。

消費者・飲食業におけるフードロスの削減には、食品の購入や保存、調理の計画的な管理が重要です。購買時には必要な量を見極め、消費期限を意識して選ぶことが大切です。また、適切な保存方法や調理技術を身につけることで、食品の効率的な利用が可能となります。飲食業者は需要予測の精度向上や残飯の削減策の導入などを検討し、余剰な食品の発生を最小限に抑える取り組みが求められます。

このようにフードロスは家庭内だけの問題ではないので解決するためには社会全体の枠組みを考える必要があります。しかし、そんな大きなことをいきなり言ってもピンとこないので、私たちは自分たちにできる範囲でできることをしっかり実行してフードロス削減に貢献しましょう。
 

  • 「1000人アンケート」とは

「1000人アンケート」は、回答モニター付きのアンケートサービスです。回答モニターは主婦を中心とした全国63,400人のうちの1000人がアンケートにお答えします。カード決済のWebサービスですので、24時間365日稼働しており、ビジネスのスピード感を阻害しません。プリセットを使ったアシスト機能で始めての方でも簡単にアンケートが始められます。
 

  • 1000人アンケートの特長

1.アシスト機能を使って設問を自分で編集
2. 全国63,400人の主婦層(20代~)が最短2日で回答
3. データレポートやテキストマイニングも対応(オプション)
4. カード決済なのでいつでもアンケート実施が可能

  • 1000人アンケート価格表

ナビットの「1000人アンケート」是非ご利用ください!

★「1000人アンケート」詳細はこちら★
   https://survey.navit-research.jp/
  
★「1000人アンケート」お申し込みはこちら★
   https://survey.navit-research.jp/welcome/sign_up

【会社概要】
■会社名 株式会社ナビット
■代表者 代表取締役 福井泰代
■設 立 2001年1月
■所在地 東京都千代田区九段南1-5-5 九段サウスサイドスクエア8F
■TEL 03-5215-5713
■FAX 03-5215-5702
■URL https://www.navit-j.com/
■E-Mail webmaster@navit-j.com
  
【本リリースの引用・転載時のお願い】
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・クレジットと出典元のリンクを明記していただきますようお願い申し上げます。
  
  <例>「株式会社ナビット(データ活用なう)が実施した調査結果によると……」
  <リンク先>https://www.navit-j.com/media/?p=87258

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