今、日本では多くの子供たちが矯正の装置をつけています。
本当に必要なのでしょうか。
私はそんなに必要ないと思っています。
その理由をお伝したくてこの本を書きました。
乳歯の時にきれいなかみ合わせだったのが、永久歯が生えてくると「なぜ我が子が」と
思うほど、でこぼこが出てくることが多いのです。
こんなはずではなかったと思うお母さんは焦ってしまいます。
前歯が生えたばかりの歯を見て小学校の低学年で歯科医院を訪れる方も多くおられます。
子どもを愛するお母さんとしては
当たり前の行為かもしれません。
こわごわ歯科医院を訪れます。
先生に「ご心配ですね」と言われ「はい」と答えてしまったあなたは半分矯正地獄に落ちかかっています。
「自分はそんなに心配している訳ではないんだけれど」と
思っていても「子どものためならば」と
先生のいうままに装置をつけるはめになってしまいます。
ここで始めると「矯正地獄」に落ちることになってしまいます。
「かわいそうに これから何年装置と付き合ってゆくことになるのでしょう」
そもそも矯正の目的は何ですか?
正常咬合を作ることです。
一生使ってゆく大切なかみ合わせを作ることです。
乳歯で始めても、永久歯が生え揃っていないと終われないのです。
それなら永久歯が生え揃ってから始める方が早くすみそうですね。
こういう事例が多い中、あまり意味のない不必要な矯正をしなくてもよい考え方を、
多くの方にお伝えしてゆく必要性を感じ「矯正地獄」の本を書きました。
あまりにも多い小学生の矯正、特に一般歯科の先生が簡単に手をつけてしまい、
どうにもならなくなってしまっているケースが数多くみられます。
歯科医院を訪れると勧められてしまう矯正を、お母さんに知識を持ってもらうことで
先生の説明に余裕を持って聞ける様になります。
この本を読むことで、矯正を勧められることから自分の考え方を説明できる余裕が出来ると思います。
ココマハロクリニック
院長 播磨俊雄