読売広告社、マーケティング投資ファネルの意思決定支援ソリューション「M-P-F Scanner(エム・ピー・エフ スキャナー)」を提供開始

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株式会社読売広告社(本社:東京都港区、代表取締役社長:菊地英之)は、企業のマーケティング投資におけるファネルの意思決定を支援するソリューションサービス「 M-P-F Scanner(エム・ピー・エフスキャナー) 」を本年6月6日(火)より提供開始いたします。
本サービスは、生活者の意識データと購買データをかけあわせることで市場を俯瞰した視点からブランドが注力すべきファネルを見極めることができることを特長としています。

近年、生活者をとりまく情報接点の拡大と連動してマーケティングのフルファネル対応へのニーズも高まっており、企業においてもファネルごとに様々な施策の実施とその改善が行われています。

しかしその一方で「各ファネル」から「フルファネル全体」へと目を移したときに、その全てに潤沢な予算を投じることは現実的には難しい上、限られた広告宣伝予算・販促予算の中でどのファネルに注力すべきかが分からないという課題がありました。

本サービスでは、「想起(Mindshare)」「購買(Purchase)」「ファン(Fan)」の3つの生活者データをかけあわせ、「特定のブランドが想起されているか → 想起と購買行動がつながっているか → 購買が継続されているか(ファン化しているか)」を俯瞰することで市場ポジションを可視化し、いま最も対策を要するファネルの判定、すなわちマーケティング投資ファネルの意思決定を支援します。

3つの生活者データはカテゴリ購入層を捉えるリサーチデータ/アクチュアル購買データを活用することで、過去施策のトラッキング指標とは切り離された俯瞰的な判断が可能になります。

【各ファネルの概要】

*想起(Mindshare):ブランド純粋想起。

任意のカテゴリを買うとしたとき思い浮かぶブランドの純粋想起率       

*購買(Purchase):店頭購買シェア。

当社のグループ会社であるショッパーインサイト社※ 保有の日本最大級のID-POSデータを活用可能。

*ファン(Fan):ブランド購買層におけるファン含有率

※株式会社ショッパーインサイト(東京都港区、社長:湯川孝一)

読売広告社のグループ企業として食品領域の大規模なID-POSデータを保有し、その購買行動を把握するデータサービスを提供する専門会社。マーケティング・営業戦略・商品開発においてデータドリブンな分析支援で貢献する。 https://shopperinsight.co.jp

「M-P-F Scanner」概念図

  • サービス活用のフローについて

「M-P-F Scanner」は以下の2つのステップから市場をスキャンし、注力ファネルの判定を行います。

1)想起スキャン:

想起と購買を掛け合わせたマッピングにより、市場ポジションの可視化が可能となります。
ポジションは大きく4つのゾーンに分類され(「カテゴリリーダー」「他人事ブランド」「店頭  実力派」「個性派またはモブ化」)、どのゾーンに位置するかによって対策をとるべきファネルが異なってきます。

2)ファンスキャン:

さらに、購買層におけるファンの多寡から、各ファネルへの対策を講じるにあたって活用可能な 資産としてのファンの有無を確認します。

以上のステップで「想起」「購買」「ファン」の生活者データを掛け合わせ、市場を俯瞰したポジションとファンの有無の把握から、マーケティング投資を行うべき注力ファネルの見極めを体系的に行うことが可能になります。

「 M-P-F Scanner 」の提供にあたり、食品・飲料カテゴリを中心に下記の8カテゴリの想起スキャンデータについてはすでに整備しており、即時提供が可能です。またこれら以外のカテゴリについても対応可能ですので、注力すべきファネルの判定と意思決定に悩む企業・ブランドのご担当者様はぜひお問い合せください。

*想起スキャンデータの即時提供可能カテゴリ

「ビール・ビール類」「RTD(サワー・チューハイ)」「チョコレート・チョコレート菓子」「アイスクリーム」「ビスケット・クッキー」「お茶」「インスタントスープ・カップスープ」「カップ麺」

当社では今後もこのようなソリューションをより多くのマーケティング関係者にご活用いただけるように普及促進して参ります。

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