【川西市】古代のロマンに触れよう。発掘調査速報展の開催

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4月5日(水)から5月28日(日)まで、川西市文化財資料館(南花屋敷2丁目)で、令和4年度に実施した市内約20件の発掘調査のうち、まとまった成果の得られた加茂遺跡第310次調査と下加茂遺跡第43次調査を中心に「発掘調査速報展」を開催している。

 

発掘調査速報展発掘調査速報展

発掘調査速報展発掘調査速報展

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 5月17日には、「発掘調査成果速報2023」が開催された。令和4年度に実施した発掘調査の成果について、調査担当者から座学での講座と速報展の展示物を見学しながらの解説会が行われ、参加者約25人からは多く質問などが飛び交った。

加茂遺跡では、中心域や環濠外南部居住区、墓域といった遺跡内各所で、6件の確認調査と1件の本発掘調査を実施。弥生時代の方形周溝墓を検出したほか、須恵器や黒色土器など古代の集落跡を示す成果があった。

 下加茂遺跡では、遺跡内で6件の確認調査と1件の本発掘調査を実施。平安時代後半から鎌倉時代前半にかけてと考えられる掘立柱建物4棟、井戸1基のほか、多数の土杭や柱穴が検出された。

 参加者は、「市内に、これほど貴重で、大規模な遺跡があることを知らなかった。この報告会に参加したことを機に、身近な人や若い世代の人に伝えていきたいと思いました」などと話していた。

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