【沖縄タイムス社×Mangrove】 沖縄県内の大学生が企業が抱える女性の健康問題解決に向き合った3ヶ月間の成果を発表する「DEMODAY」を開催

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ソーシャルコワーキングスタートアップの株式会社ATOMica(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役:嶋田 瑞生、南原 一輝、以下ATOMica)は、株式会社沖縄タイムス社(本社:沖縄県那覇市、代表取締役社長:武富和彦、以下 沖縄タイムス社)からの依頼を受け、2023年1月より実施した長期実践型インターンシッププログラムの成果発表会「DEMODAY」を3月29日(水)に開催いたしました。
今回の「DEMODAY」では、沖縄県内の大学生7名が、「フェムテック」をテーマに沖縄タイムス社が抱える女性の健康問題の解決を目指し考えた企画の発表を行いました。

 

  • 開催の背景

ATOMicaは、学生と地元企業がコラボレーションし、新規事業開発や既存サービスをアップグレードさせ運営する、長期期実践型インターンシッププログラム「ATOMatch(アトマッチ)」を実施しており、その取り組みを発表する成果発表会「DEMODAY(デモデイ)」を開催しております。
今回、共同プログラムを実施した沖縄タイムス社は、2022年11月に誰もが生きやすく、そして働きがいのある社会をつくるために、SDGs企画「Step wiht You~女性の健康支援と健康経営」の取り組みを賛同企業とともに開始されました。その取り組みの一環として、沖縄タイムス社と沖縄県内の大学生が連携し、「ATOMatch」を開始いたしました。

  • 当日の様子

参加大学生7名は「たんなふぁくる〜チーム」と「いちゃりばちょーでーチーム」の2チームに分かれ、発表を行いました。発表では、両チームともに、企画を考える前に、今回のテーマになっているフェムテックやダイバーシティに関する勉強を行ったことやフェムテックフェスに参加して感じたことも伝えました。そして、沖縄タイムス社社員のインタビューから、改めて沖縄タイムス社が抱えている課題を抽出し、課題解決に向けた目的やゴールを設定するなど企画を考えた道筋を話しました。提案した企画に関連する試作品を両チームともに自作し、その試作品を用いながら発表は行われました。

【たんなふぁくる〜チーム】

提案企画①:がんじゅー休暇
これまでの生理休暇制度を見直し、男女関係なく自身の心身を整え、業務パフォーマンスを高めるための休暇制度。男女問わず休暇制度を活用できるよう名称は生理休暇から変更。そのほかにも、無給休暇から有給休暇への切り替えや利用頻度を月単位から年単位へ変更させることも合わせて提案。また、「がんじゅー休暇」を発展させたイベントを一年に一度行い、全社員が健康経営に向き合える環境作りの大切さを伝える。

提案企画②:仲間をつくろうマイファムチーム
コミュニケーションの活性化を図ること目指し、性別や年齢、立場を超えたチームを業務内で作る制度。チームはランダムに選ばれた3名で組成される。この制度が社員間の新たなコミュニティ形成の一助になり、誰もが心地よく安心して働ける環境になることに近づくのではないかと説く。

提案企画③:想い(うむい)ポケット
生理に限らず健康に関する話題を出すことへの抵抗感が男女ともにあり、この抵抗感を減らすことを目的とした企画。想いポケットと呼ばれるウォールポケットを社内に設置し、自分の気持ちを絵文字で伝えたり、カードにメッセージを書いて送りあうというもの。カードに示された表情のイラストにより、気持ちが共有され、男女間で発生している悩みの伝えにくさが減少されるうえ、カードにすることで口に出すよりも伝えやすくなるのではないかと話す。

【いちゃりばちょーでーチーム】

提案企画①:いたいのいたいのとんでけー休暇
男女ともに取得できる有給の健康休暇。取得できるターゲットを広げることで、男女ともに体調不調になったら休むことができ、周囲の取得状況の見える化で安心感の醸成を促すとともに、健康に関する休暇があることの認知度向上を目指す。休暇の取得率を向上させるために、「制限時間は1年間!?ビンゴ大会よーい、ドン」という休暇取得表を社員に配布。取得表をビンゴに見立てることで、休暇日数の見える化やチェックする管理者本人にも休暇取得の働きかけができるのではないかと話す。

提案企画②:「Don’t think feel 考えるな、感じろ」
異性の上司に伝えにくい体調を、10の感情に分けられた飴に見立てて伝えていく制度。社内の休憩室や談話室に飴を入れた箱を設置し、自分の感情にあった飴を取っていくというもの。飴の減り具合により、社員の感情が可視化されたり、社員同士で健康問題について話しやすい雰囲気を作れるのではないかと伝える。

提案企画③:「#️星空をつくろう」
健康問題について話すきっかけを作る企画。イベントなどで出会った社外の人たちに、所属する会社の取り組みを聞いたり、自社の現状と今後取り組んでほしいことを、テーマ別に分かれた紙に書き、指定の箱に入れるというもの。集まった紙は、企画担当者により、社内の壁に貼られ、社員間の健康問題に関する情報収集の手段として活用したり、管理職研修での使用を提案。また、沖縄タイムス社の紙面に掲載し、社外への発信も呼びかけた。他社事例を知ることは、社員の悩みに対応できる環境作りの一助になるのではないかと話す。

■沖縄タイムス社 総務部 人事 海勢頭 利江さまからのコメント
SDGs企画の一環で、「女性社員の健康課題を解決する」ことを目的に、ATOMatichを活用し、3か月間、学生と社員と一緒にワークショップや勉強会などを開催しました。その中で、学生たちは、主体的に社員アンケートやインタビューに取り組み、データの分析だけでなく、社員の声にしっかりと耳を傾けてくれました。2チームの発表は、プレゼン力、分析力、企画力とも素晴らしい仕上がりで、社員からは「課題とゴール設定がとても分かりやすかった」「ユーモアのある提案で楽しかった」「道具を使った企画の見える化は説得力があった」など、絶賛の声が相次いぎました。

■開催概要
・日時:2023年3月29日(水) 15:30〜17:00
・会場:株式会社沖縄タイムス社 2階ギャラリー(那覇市久茂地2丁目-2-2)
・スケジュール
15:30〜15:35 開会の挨拶(沖縄タイムスコミュニティ紹介)
15:35〜16:30 沖縄タイムスミュニティ成果発表
16:30〜16:40 総評、質疑応答
16:40〜16:50 MVP発表
17:00 閉会

■ATOMatch参加企業、学生の募集
ATOMatchは地元企業と学生がコラボレーションし長期間に渡って共同プログラムに取り組む活動です。ご興味のある方は下記の「お問い合わせ」より、お気軽にご連絡ください。
・お問い合わせ先:< https://atomica.co.jp/contact/ > 

■株式会社 沖縄タイムス社< https://okinawatimes.jp/ >
沖縄タイムス社は、「言論の自由を堅持」「文化社会の建設を推進」「世界平和の確立に寄与」「地域とともに成長する」を社是に掲げ、県民に寄り添う新聞として歩んできました。
また「いかなる権力、圧力にも屈せず公正を期す」という姿勢を貫き、真実を伝えるという新聞の役割や責任を認識し、信頼できるニュースを届けたい、という思いで新聞を発行しています。
そして「より速く、より正確に、より深く」をモットーに、確かな情報を集め、記事を書き、読みやすい紙面づくりを意識し、さらには、デジタルニュースの配信や音声メディアでも情報を発信するなど、時代の変化にいち早く対応しながら、沖縄の発展に貢献したいと考えています。

■株式会社ATOMica < https://atomica.co.jp/ >
2019年4月の創業以来、「どこに住んでいても、どんな場面でも、誰もが仲間を経由することで、無限の機会に出会える場と仕組みを実現する」というミッションを実現すべく、日本各地で地域の人々と相談を集めて繋ぎ、出会いや共創を産む活動を続けています。2025年までに全国122拠点への進出を目指しています。
【会社概要】
社名:株式会社ATOMica(アトミカ)
設立:2019年4月5日
代表取締役:嶋田 瑞生、南原

4-1日本橋一丁目三井ビルディング5階
THE E.A.S.T. 日本橋一丁目(東京オフィス)
事業概要:Social CoWorkingの企画・開発・運営・共同運営、コミュニティテックの企画・開発・運営、
コワーキングスペースの立ち上げ・運営支援、産学協同プロジェクトの企画、運営
 

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