公共施設の電力見える化実証実験を開始

この記事は約4分で読めます。
㈱EnergyColoring(本社・東京都府中市、以下エナジーカラリング)は、大崎電気工業㈱(本社・東京都品川区、以下大崎電気)と共同で品川産業支援交流施設SHIP(東京都品川区)及び市民活動センタープラッツ(東京都府中市)において、公共施設の電力使用量を見える化する実証実験を開始しました。ゼロカーボンシティの実現に向けて、電力使用量の内訳をリアルタイムに可視化することによって、省エネ施策の提案や施設利用者にも脱炭素アクションに協力を得られるような自治体の取組を支援します。
  • 実証実験の背景と課題

今回対象とした公共施設において、どの設備や機器がどの程度の電力を消費しているかを簡便に把握することができませんでした。また、省エネ施策や脱炭素アクションの効果を実施前に評価することが多大な労力が必要でした。くわえて、具体的な施策実施において利用者の活動を妨げないように進める必要があります。

エナジーカラリングが開始した本実証実験では、このような課題を解決するために、15分で設置可能なスマート電流計によって電力使用量の内訳をリアルタイムに可視化します。スマート電流計によって、実施した脱炭素アクションの効果をリアルタイムに評価し、利用者の利便性に影響を与えず、効果的な脱炭素アクションの検討・特定を支援します。

  • 実証実験について

    実証期間: 2023年1月~4月

    実施場所: 品川産業支援交流施設・SHIP

          府中市市民活動センタープラッツ

  • 設置状況

①品川産業支援交流施設 SHIP

  ・夜間電力は十分に削減されている。

  ・夜間清掃にて、照明が1~3時間全灯している。

  ・早朝7時におそらく複合機が始動している。

  脱炭素アクション案

  ・設備投資照明(会議室)のLED化。

  ・窓際席の個別消灯。

②府中市市民活動センタープラッツ

  ・夜間電力は十分に削減されている。

  ・空調電力が9割近くを占めると推測した。

  ・別途、電灯回路の測定も実施中。

  脱炭素アクション案

  ・空調稼働時間・設定温度変更。(効果計測中)

 エナジーカラリングは、独自開発した廃棄スマホのリユースIoT技術と、電力用途推定するAI技術を組み合わせた「スマート電流計クラウド」を提供し、商工業事業者向けに企業・施設の設備導入・更新等の省エネ対策の糸口になるソリューションを提供しています。施設に設置した商工業向けAI/IoT電流計 EnergyColoringによって取得されたデータを活用し、施設の省エネ化の提案を行いゼロカーボンシティの実現に向けた自治体の取組を支援します。エナジーカラリングは、この実証実験を通じて、大崎電気工業と共同で環境問題の解決に貢献するソリューションの開発と普及に取り組んでまいります。

■大崎電気工業株式会社について(https://www.osaki.co.jp/

創業 100 年にわたり電力量計等の計測制御機器の開発・提供を通して、電力量の消費を「見える化」・分析し、様々な機器の制御を通して電力量消費の最適化を提案します。

所在地  東京都品川区東五反田2-10-2 東五反田スクエア

代表者  代表取締役社長 渡辺 光康

■株式会社EnergyColoringについて(https://www.energy-coloring.com

エナジーカラリングは、電流を音としてスマートフォンで測定し、クラウドAI によって電力の用途内訳をリアルタイム(最大1分値1分遅れ)で可視化する商工業分野向けAI・IoTを活用したスマート電流計「EnergyColoring」の開発・運営を行い、脱炭素社会の実現には欠かすことのできない電力可視化を身近にするイノベーションを起こす社会貢献志向の技術者集団です。

タイトルとURLをコピーしました