「北欧のシリコンバレーが日本を手招き」スウェーデンのシンクタンクと神戸のスタートアップが共同で政策提言を発表

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株式会社オシンテック(兵庫県神戸市、代表取締役小田真人)は、シンクタンク Intelligence Watch(スウェーデンマルメ市、代表アンダース・オルショフ)と業務提携し、持続可能性をテーマに、共同して両国への政策提言を行いました。
国際ルールトレンドを把握できるクラウドサービス「RuleWatcher」を提供する株式会社オシンテックは、スウェーデンのシンクタンク Intelligence Watchと業務提携をいたしました。

Intelligence Watch は、スウェーデンにおける独立系(非営利組織)シンクタンクとしてこれまで数多くの持続可能性に関する政策提言を行っています。その発表スタイルはユニークで、「批判を受け入れオープンに掲載する」ことで知られています。​

民主主義指数世界第四位(2022年)であるスウェーデンらしく、開かれ、民主的な発表スタイルをもつIntelligence Watchが2019年に発表したレポートでは、それが元になり、スウェーデン南部のスコーネ地方において独自に日本との文化・ビジネス交流を促進するためのジャパンハウス・プロジェクトが組成されました。現在、ジャパンハウス・プロジェクトは、その実現に向けて日本との関係を深める視察や計画が進んでいます。

この度、Intelligence Watchはその続編となるレポート「北欧サステナブル・テック・バナナから日本への招待状(Scandinavia’s Sustainable Tech Banana beckons Japan)」を発表しました。ここでは、文化的・地政学的な北欧と日本の相性の良さを紐解き、EUが選ぶ「気候ニュートラルの100都市」に選ばれた北欧の都市群と日本の間で実現できるビジネスのポテンシャルについて述べています。

 

一方、株式会社オシンテックが昨年スタートした教育・研究ブランド「探究インテリジェンスセンター」から、北欧から日本への呼びかけに対する応答となる政策提言レポートを発表しました。インテリジェンス基盤のRuleWatcherを活用して書かれた「日本とともに螺旋的発展を -製造技術は北欧で再製造の技術になる-」では、製造物の価値循環を引き出す日本の基礎力を活かした北欧諸国の循環経済への寄与を述べています。

両者の政策提言レポートは下記よりダウンロードしていただけます。
https://tankyu-intelligence.org/research

対をなすこれらのレポートは、気候中立のモデル都市でもある北欧の諸都市で日本の技術を活かし、日本はまたそんな北欧から社会の革新を学ぶことができるとして、その連携を進める政策提言になっています。

より多くの一般市民にも読んでいただけるような体裁にも配慮し、意見・反論を受け付けます。Intelligence Watchのめざす民主主義の姿と、オシンテック(探究インテリジェンスセンター)のめざす「ソーシャル・シンクタンク」の工夫がなされたこれらのレポートが、両地域が世界の持続可能性をリードするモデルの呼び水となることを願います。

Intelligence Watchについて
政治的・宗教的に独立した、環境・経済・社会問題を中心とした持続可能な開発のための非営利・独立系シンクタンク。2015年12月にスウェーデンで非営利団体および官民パートナーシップとして設立された。ディセミネーション(より多くの人に情報をとどける工夫)のある政策提言レポートを作成し、その内容に対する批判記事も同様に掲載するといった、民主的かつオープンな情報提供をおこなうことで定評がある。

アンダース・オルショフアンダース・オルショフ

URL:https://en.intelligencewatch.org
本部:スウェーデン王国マルメ市
代表:Anders Olshov(アンダース・オルショフ)

株式会社オシンテックについて
ユネスコ認定の国際動向把握のためのクラウドサービス「RuleWatcher」を発明・運営している。
研究・教育部門「探究インテリジェンスセンター」からは国際動向のインテリジェンス力と合意形成力を学び、受講生の内発的動機から行動を起こせる人材を輩出する探究インテリジェンスプログラムを提供。輩出人材で構成する研究員によるソーシャル・シンクタンク活動を開始した。

小田真人小田真人

URL:https://www.osintech.net
本社:兵庫県神戸市
代表:小田真人

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