- 導入の背景
旭化成グループは世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献することをミッションとして掲げ、繊維・ケミカル・エレクトロニクス事業からなる「マテリアル」、住宅・建材事業からなる「住宅」、医薬・医療・クリティカルケア事業からなる「ヘルスケア」という3つの領域で事業を展開しておられます。また、ビジネスモデルを変革させ価値創造をリードするものとしてDXを積極的に推進しておられ、2021年、2022年と2年連続でDX銘柄にも選定されております。今回xenoBrainをご導入いただいたデジタル共創本部 インフォマティクス推進センター データサイエンス部では、営業活動DXの一環として、対象事業の収益高位安定化を目標に、営業担当者の意思決定を迅速化・支援する予測システムの開発を進めておられます。
従来、製品のオファー価格は営業担当の経験と分析に基づき決定しておられましたが、事業収益の高位安定化には原料価格の変動や製品の需給など先を読んだ価格設定が重要である一方、経験のある担当者であっても数か月先の価格や需給を予測することは非常に難しい状況でした。
マイデータ予測オプションのサービスが開始される以前よりxenoBrain内のデータを一部活用した予測システムを独自に開発しておられましたが、xenoBrainの持つ膨大なデータの一部のみの取り込みとなっていたため、それらを全て活用した予測が得られるマイデータ予測オプションに魅力を感じていただき、導入に至りました。
- 旭化成株式会社 デジタル共創本部 インフォマティクス推進センター データサイエンス部 嶋田 敬士氏・北浦 崇弘氏・狩野 源太氏のコメント
予測する自社データの品目は、対象事業の製品である石油化学品の需要や価格、及びそれらの誘導品の需要や価格といったデータが主です。マイデータの予測の結果は、1か月から半年程度の短中期の販売戦略を議論するための参考データとして活用されています。従来からの営業担当の想定に加え、第三者的な客観情報としてマイデータ予測オプションの予測値を参照し、意思決定に役立てています。
xenoBrainには既に数多くの指標が予測対象として搭載されておりますが、やはり各企業では自社の事業に直結した固有のデータを保有していることが多いと思います。一方で、それらのデータの予測の為に日々更新されるニュースなどの影響を盛り込みつつ大規模な予測モデルを自社内で構築・運用していくには非常に多くのリソースが必要となります。リアルタイム性の高いニュース情報や大規模な指標データと組み合わせることで自社の保有データをさらに活用する手段としてマイデータ予測オプションの利用は有効な選択肢だと感じています。
当社ホームページにて旭化成株式会社の活用事例を掲載しております。
サービス導入後の効果や活用方法をご確認いただけます、是非ご覧ください。
https://service.xenobrain.jp/article/posts/usecase-asahikasei
- 経済予測プラットフォーム「xenoBrain」サービス概要について
経済ニュースや企業開示資料、統計を独自のAIで解析する事で、様々な経済情報を予測する経済予測プラットフォームです。経済事象と経済事象のつながりを解析し、企業業績、素材価格、業界需要、統計などの予測を提供することで事業会社の経営意思決定や金融機関のの業務効率化をサポートします。米国ダウ・ジョーンズ社や時事通信社といった大手メディア、帝国データバンクとの提携により信頼性の高い情報を収集・解析しています。
・提供開始(正式版):2019年6月
・https://service.xenobrain.jp/
- 株式会社xenodata lab.会社概要
会社名:株式会社xenodata lab.
所在地:〒110-0015 東京都台東区東上野3-10-4 グローシア上野302
設立年月日:2016 年 2 月 12 日
代表者:代表取締役 関 洋二郎
https://www.xenodata-lab.com/
- 本リリースに関するお問合せ
株式会社xenodata lab.
広報担当 北口 万里子
Email:pr@xenodata-lab.com