森林経営活動プロジェクト、J-クレジット制度の認証を取得

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   ユアサ木材株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福住 勉、以下「当社」)は、企業などが省エネルギー機器の導入や森林経営などの取組によるCO2などの温室効果ガスの排出削減量や吸収量を、国がクレジットとして認証する「J-クレジット制度」において、社有林の整備活動(間伐・植樹)によるCO2吸収量をクレジット化できる森林経営活動プロジェクトをJ-クレジット制度事務局に申請し、2023年3月15日付けでJ-クレジット制度認証委員会より認証を受けたことを、お知らせいたします。
   森林経営活動プロジェクトとは、間伐・植林等の適切な森林整備を行い森林の成長を促すことで、大気中のCO2を吸収する量を増加させ、これを定量的に評価する仕組みです。
   
   当社は「人と木をつなぐ、生活と産業をつなぐ、つながる未来へ」をコンセプトに、会社設立以来60年以上の長きにわたり、地域の方々と協力しながら再生可能な森林資源を保有管理してきました。また、木材の専門商社として、世界中のFM(森林認証)を受けた森林から産出された木材を仕入れ、品質を管理し、国内の取引先様へ商品を届けてまいりました。「植え・育て・伐り・使う」の持続可能な地域循環サイクルを今後も推進しながら、森林整備活動の重要性や木材利活用の取組を広く発信していき、J-クレジット制度の活用を通じて、脱炭素・カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。

出典:内閣府大臣官房政府広報室 政府広報オンライン
 

  • プロジェクトの概要
プロジェクト名称 ユアサ木材㈱ 社有林 J-クレジットプロジェクト                       
適用方法論 森林経営活動(J-クレジット制度 方法論番号:FO001 Ver. 3.0)
プロジェクトの種類 通常型
実施地域 北海道阿寒郡鶴居村
排出削減見込量 年間約100t-CO2  認証期間見込総量:約2,800t-CO2
プロジェクトの概要 社有林の一部で施業した間伐・植林事業

*排出削減量の確定値は、今後のモニタリング結果により確定
 

  • ​今後の展開    

   北海道は、全国の森林面積に占める割合は実に約22%を占め、道内においても総面積の約70%が森林となっております。その内、3割を占める人工林はカラマツやトドマツなどの針葉樹が中心で、主に建築材・産業資材用途で利用されております。ただ、森林の伐採の際に発生する「製材等に利用できない細い間伐材」や「枝状」などの林地未利用材は、まだまだ活用不足なのが現状で、当社は、この課題に対して地域の自治体、大学、研究機関などと連携し取り組んでまいります。

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