野球殿堂博物館では、2022年夏に小学生を対象とした「第7回 野球で自由研究!コンテスト」(主催:公益財団法人野球殿堂博物館、協力:一般社団法人日本野球機構、株式会社NPBエンタープライズ)を開催しました。
2022年8月1日(月)~11月30日(水)の期間、野球をテーマとした自由研究作品を募集したところ、193作品の応募がありました。山中正竹氏(2016年殿堂入り、全日本野球協会会長)、田原淳子氏(国士舘大学教授)、平田稔氏(日本野球機構野球振興室長)、庄司正信館長の4名による審査が行われ、7作品の受賞が決定しました。
2023年3月5日(日)~4月9日(日)の期間、受賞作品を中心に、子どもたちの力作・大作を展示する「第7回 野球で自由研究!コンテスト」作品展を開催いたします。
<「第7回 野球で自由研究!コンテスト」作品展>
期間:2023年3月5日(日)~4月9日(日)
会場:野球殿堂博物館 野球殿堂ホール
<受賞作品一覧>
- 最優秀賞
「小学生野球選手の野球肘について」
松田晴翔さん(6年生)
右肘のケガが原因で利き腕でプレーすることができなくなってしまったことをきっかけに、小学生野球選手のケガについて調べた作品。ケガの種類や原因として考えられているもの、またケガの予防法など写真やイラストをはさみながらわかりやすく丁寧にまとめている。
- 優秀賞
「めざせ!ホームラン王!!~ボールを遠くへ飛ばすヒミツ~」
大串裕紀さん(4年生)
近江高校出身の山田陽翔選手に憧れ、ボールを遠くへ飛ばすためにはどうしたらよいのか、3つの実験を通して考えた作品。「体の前で打つことで本当に飛距離がのびるのか」という疑問をスタートに、「ボールとバットの角度」や「バットにボールが当たる位置」にも着目し、実験を行っている。
- 優秀賞
「ぼくもホームランバッターになれるのか」
上枝礼幸さん(3年生)
『オフィシャル・ベースボール・ガイド』(日本野球機構編)をもとに、過去20年間(2002年~2021年)のプロ野球選手のHR数上位10名の選手を調査。その選手たちを対象に、体格(身長と体重)、出身地、誕生日、甲子園出場経験を調べ、結果を分析、ホームランバッターと呼ばれる選手たちの傾向と特色をつかもうと考察した作品。
- 優秀賞
「しあいできんちょうしないほうほう」
吉田竜基さん(2年生)
試合での緊張を克服するために、自分自身がどのような場面で緊張してしまうのか、またその緊張をほぐすためにどのようなことが効果的なのかを調べた作品。所属するチームの監督など身近な人々へのインタビューや、プロ野球選手のコメントを参考に対策方法を考え、実践している。
- 努力賞
「野球を科学する!!-ピッチャー編・バッター編・遠投編-」
山越朋貴さん(6年生)
5年生の時にピッチャー編・バッター編を研究、6年生では遠投について研究している。それぞれの技術向上を目指し、実験を重ねた作品。遠投編では、ボールを遠くまで投げるために、助走の必要性や足幅、腕の振り方など様々な角度から8つの実験を行い、自身が考えるボールを遠くまで投げる体の使い方のポイントをまとめている。
- 努力賞
「野球人口を増やすためにぼくたちが考える理想の公園~東京都23区でボールを使える公園の現状~」
守山泰生さん(5年生)
相原一鐵さん(6年生)
学校以外で身近に野球ができる場所が少ないと感じ、東京都23区の公園数とボールを使用することができる公園を調査した作品。各区役所への訪問や電話でのインタビューも行い、ボール使用率の割合、各区で設けているボールの使用条件なども調べ、23区の公園の現状をまとめている。
- アイデア賞
「夏休み!!楽天生命パーク宮城でホームランボールを取るには!!」
畑野絢太さん(5年生)
2022年3/25~8/10の期間に、楽天生命パーク宮城で開催されたプロ野球の試合のホームランが飛んだ地点を調査し、ホームランボールをキャッチできる確率が高い座席の場所を考えた作品。日時、ホームランを放った選手、その落下地点を丁寧に調べ、写真とイラストを使って視覚的にわかりやすく仕上げている。
当博物館ホームページ
「第7回 野球で自由研究!コンテスト」受賞作品発表、作品展開催のお知らせ
https://baseball-museum.or.jp/library/7thcontest/
「第7回 野球で自由研究!コンテスト」ホームページ
https://baseball-museum.or.jp/jiyu-kenkyu/contest/
※受賞作品紹介ページは3月4日(土)に公開予定です。