プラザクリエイト、経済産業省の補助事業である「生理用品設置をきっかけにしたコミュニケーションデザイン事業」における実証実験へ参加

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式会社プラザクリエイト(本社:東京都中央区/代表取締役社長:新谷 隼人、以下 プラザクリエイト)は2023年1月16日(月)~2月10日(金)、わたしの暮らし研究所株式会社(所在地:東京都中央区、代表:沢田直美、以下わたしの暮らし研究所)が行う、経済産業省の補助事業、「生理用品設置をきっかけにしたコミュニケーションデザイン事業」における実証実験に参加しました。一部のオフィスに生理用品ケースを設置すると共に、社員向けにオンラインセミナーを実施し、ダイバーシティ&インクルージョンを考えるきっかけとしました。

 

  • プラザクリエイトがオフィスにおける生理用品設置の実証実験に参加した背景

わたしの暮らし研究所では、令和4年度 フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金にも採択された「生理用品設置をきっかけにしたコミュニケーションデザイン事業」を通じ、ジェンダーに関係なく、より多くの人が快適な毎日を過ごすことができる社会の実現を目指しています。その一環として、企業のオフィスに生理用品を設置し、社内のコミュニケーションを活性化するためのセミナーと実証実験を合わせて実施しており、参加企業を募っていました(※)。

従業員の約半数を女性が占めるプラザクリエイトでは、本実証実験がジェンダーを越えて働きやすい組織をつくるきっかけになると信じた有志メンバーの働きかけにより、明治神宮前オフィスでの実証実験参加が決定しました。事前に、わたしの暮らし研究所主催のオンラインセミナー「生理用品のトイレ設置をきっかけにみんなのよりよい環境を考えよう」を実施すると、社内から生理用品ケース設置を希望する声があがり、最終的には晴海本社、東北オフィスを含む計3拠点が実証実験に参加しました。

※プレスリリース:経済産業省の採択事業である「生理用品設置をきっかけにしたコミュニケーションデザイン事業」における実証実験・教育プログラムを共同で実施いただける企業を募集いたします。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000076687.html
 

  • 実証実験を通じて生まれた、生理にまつわる会話。話すことが、未来の働きやすさをつくる一歩に

生理用品ケースの設置に際し、わたしの暮らし研究所の沢田直美氏を講師に、社員向けのオンラインセミナーを行いました。生理の基礎知識、働く上での困りごと、コミュニケーションのハードルについての講義に加え、「生理についてどんなふうに話せばいいの?」をテーマに、社員を交えたパネルディスカッションを行いました。

セミナー後、参加者24名が回答したアンケートによると、セミナーの満足度は5点満点中、4.04点。「セミナーに参加したことで、新たにやってみたいことは?」という質問に対し、回答者24名のうち、約7割が「みんなが気持ちよく働ける環境を考えていきたい」と回答しました。

セミナーの感想として

  • ジェンダーを越えて話すことが新鮮だった。生理経験のないメンバーも積極的に参加し、理解を示してくれていることが嬉しかった
  • 学校の授業で習って以来、知識をアップデートする機会がなかったので、貴重な学びの機会となった
  • 重い生理痛だと思っていたら、実は病気だったという経験がある。社内セミナーで自分の体に着目できるのはよい取り組みだと感じた
  • 生理だけじゃなくて、育児や介護の負担などもカジュアルに話せることで、気持ち面での負担を減らせたらいい

などのコメントが寄せられました。

セミナーがきっかけとなり、「明治神宮前オフィスだけでなく、晴海本社、東北オフィスでも生理用品を置いて欲しい」との声があがったことで、他拠点での生理用品ケース設置に結びつきました。本取り組みは、プラザクリエイトが多様な仲間と一緒に働く上での働きやすさを考える、きっかけとなりました。
 

  • プロジェクトメンバー コメント

株式会社プラザクリエイト ソウゾウ事業本部 広報室 室長 梅原萌(うめはら もえ)

正直、生理はパーソナルな問題で、仕事場で話すべきトピックではないと思ってきました。しかし、本実証実験への参加を機に、社内のメンバーと自然に「生理とはたらく」について会話を深めていくことができました。それぞれの温度感や考え方は違いますが、まずは前提知識を共有し、気軽に話せる土壌をつくることに大きな意味があると感じました。

生理に限ったことではありませんが、コンディションが抜群でないとき、一人で我慢するのではなく、「今日は辛い」と口にすることができる。そんな組織であれば、絶好調じゃない日でもより安心して快適に働くことができ、結果的に強いチームになれるのではないかと考えています。

株式会社プラザクリエイト ソウゾウ事業本部 新規事業部 部長 木村漠(きむら ばく)

マネージャーとしてメンバーそれぞれのポテンシャルを最大限発揮し、活躍できる場をつくりたいと考えています。その中で生理による不調は理解しておくべき要素の一つだと思っています。しかし、男性側からその話題を持ち出すことは原則NGと考えていたため、これまで自分から話題にしたことはありませんでした。

この実証実験を機に、ジェンダーを越えて経営層やメンバーと生理やその他の不調について話せたことは大きな一歩だったと感じています。もちろん、知識やモラルが伴わない状態で、生理の話題を出すことは、不本意に相手を傷つけてしまうかもしれません。だからといって、男性だから、自分には関係ないことだからと線引きしてしまっては、これからの時代の「働きやすさ」を考えていくことはできないと感じました。対話を通じて様々なハードルを乗り越え、働きやすい組織の在り方を追求していきたいです。
 

  • わたしの暮らし研究所について

<わたしの暮らし研究所>
女性の身体的機能により起こる「不」を解消するための研究調査・ものづくりの考案を実施。「生理用品設置をきっかけにしたコミュニケーションデザイン事業」にて、経済産業省 令和4年度フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金に採択。

 <わたしの暮らし研究所開発の生理用品ケース「せりぽん」について>
生理用品設置を誰でも気軽に行えることを目的に、生理用品を簡単に補充・管理できる機構を実現した生理用品ケースです。(特許出願中)。生理のあるなしに関係なく、気軽に生理用品設置の話題に触れてもらえるよう、顔に見立てたかわいいデザインにし、生理用品がポン!と出てくるイメージから、「せりぽん」と名付けられています。

<経済産業省 令和4年度 フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金について>
働く女性の妊娠・出産や更年期等ライフイベントに起因する望まない離職等を防ぐため、女性特有の健康課題は、女性本人だけではなく企業や社会全体で共に解決していくアプローチが欠かせず、その方策のひとつとして、フェムテックの活用が期待されています。経済産業省は、令和3年度より「フェムテック等サポートサービス実証事業費補助金」を立ち上げ、このようなアプローチを通じて女性の就業継続を支援し人材の多様性を高めることで、中長期的な企業価値の向上を図ります。
 

  • 株式会社プラザクリエイト

会社名    : 株式会社プラザクリエイト
本社所在地: 〒104-6027 東京都中央区晴海一丁目8番10号
晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワー X棟 27階
代表      : 代表取締役社長 新谷隼人
事業内容  : 写真・映像・通信に関する事業
URL      : https://www.plazacreate.co.jp/
プラザクリエイトは、こどもから大人までワクワクでつながれる「みんなの広場」をつくる企画集団として、豊かな人と人のつながりを増やしていきます。

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