授与式には、広瀬栄(ひろせ さかえ)養父市長、米田規子(よねだ のりこ)養父市教育長など子ども支援に関わる関係者8名が出席。B&G財団常務理事 朝日田智昭(あさひだ ともあき)から広瀬市長に施設開設費および拠点運営費として、3年間で総額7,880万円を上限とする助成決定書を手渡ししました。
広瀬市長は式典で、「養父市子ども第三の居場所を希望に満ち溢れた場として、一人ひとりの悩みに合わせた支援を実施し、子どもたちが自己肯定感を高め、将来の自立につながる」支援の活性化に努めていきたいと決意表明されました。
「養父市子ども第三の居場所」は同市における第一の拠点として広谷地域に新築され、2023年4月の開所を予定しております。小学生と中学生を対象に平日午前9時~午後5時まで運営し、安心して過ごせる居場所を常時支援員2名体制で提供していきます。
子どもたちはデジタル機器を活用したプログラムや東京の大学との連携、本年6月より実施する地方創生型メタバース「バーチャルやぶ」といった居空間構想拠点整備事業などと連携した学習・生活習慣支援を体験できます。他の子どもたちやスタッフとの交流が良い刺激となって活力につながり、将来の自立が期待できます。
- 兵庫県養父市「子ども第三の居場所」事業概要
場所:養父市広谷地域
構造:鉄骨造平屋建 169.4㎡(定員20名)
施設:活動スペース、児童個室2室、保護者相談室、スタッフステーション、キッチン、トイレ
利用者:悩みを抱える養父市在住の小・中学生
開設日時:月曜日~金曜日 午前9時~午後5時
運営形態:市直営
スタッフ:主任支援員1名、支援員2~3名
- 「子ども第三の居場所」とは
「子ども第三の居場所」は、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことを目的として、日本財団が中心となって2016年より全国に開設しています。「子ども第三の居場所」では、特にひとり親世帯や親の共働きによる孤立や孤食、発達の特性による学習や生活上の困難、経済的理由による機会の喪失など、各々の置かれている状況により困難に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供しています。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っていきます。現在全国に135ヶ所設置され、2025年度までに全国500拠点の開設を目指しています。(2022年10月現在)
https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/child-third-place