豪州LNG事業におけるCO2排出低減のためのCCS事業に向けた共同研究の開始について

この記事は約3分で読めます。

 独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構(理事長:細野 哲弘、本部:東京都港区、以下 JOGMEC)および、株式会社 INPEX(社長:上田 隆之、本社:東京都港区、以下 INPEX)は、令和4年度~令和7年度 「豪州液化天然ガス事業における温室効果ガス排出低減のためのCCS(注1)事業機会評価に関する調査」に関する共同研究(以下、本共同研究)を開始いたしましたのでお知らせいたします。本共同研究は、世界最大規模のCCSプロジェクトとなることが期待される豪州北部沖合に位置するボナパルト堆積盆地において、CO2の長期地中貯留の可能性を検証することを目的としたものです。

  INPEXはボナパルト堆積盆地G-7-AP鉱区(注2)において、ボナパルトCCSのオペレーターとしてJVパートナーとともにCO2の長期地中貯留の可能性を検証しており、JOGMECはINPEXとの本共同研究契約に基づき協力しています。本共同研究は、INPEXが豪州にて操業するイクシスLNGプロジェクトから排出されるCO2の貯留や北部準州政府等が主導するダーウィンCCUS(注3)ハブ構想(注4)等の実現に資するものであると考えております。

 JOGMECおよびINPEXは、資源エネルギーの安定供給の確保とともに、本共同研究を通じ、日豪両政府が掲げる「2050年までにネットカーボンゼロ社会の実現」に向け、CCS事業による温室効果ガスの削減に寄与する技術開発を推進してまいります。

(注1)Carbon Dioxide Capture and Storage :二酸化炭素の分離回収・貯留
(注2)INPEXがTotalEnergies CCS Australia社およびWoodside Energy社と共に温室効果ガスアセスメント鉱区公開入札において落札した鉱区
(注3)Carbon Dioxide Capture, Utilization and Storage:二酸化炭素の分離回収・利用・貯留
(注4)北部準州政府、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)およびボナパルトCCSプロジェクトやその他の産業参加者と共同で開発を進めている低排出CCUSハブ事業

【本件に関する問い合わせ先】
独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構
担当:エネルギー事業本部 CCS・水素事業部 総括・国際連携課 末廣
電話:03-6758-8671

株式会社 INPEX
担当:経営企画本部 広報 IR ユニット 広報グループ
電話:03-5572-0233

リリース本文はこちら↓
https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00071.html?mid=pr_221206

タイトルとURLをコピーしました