世界を旅する現役医師によるユニークな医学エッセイ『未知なる人体への旅 自然界と体の不思議な関係』11月29日発売!

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北極圏、ネパールの高地、アメリカ先住民居留地など世界各地で活躍する医師が、自然界を通して得た豊かな知識と経験をもとに臓器たちのすばらしき活躍について語る、『未知なる人体への旅 自然界と体の不思議な関係』が11月29日、NHK出版より発売になります。仲野徹氏、ヤマザキマリ氏推薦のユニークな医学エッセイです。

 

血液は「体内を流れる川」であり、心臓は流れが滞らないよう指揮をとる。脳は「自分だけの高い山」であり、人体にとっての奥深い展望台だ――

『未知なる人体への旅 自然界と体の不思議な関係』『未知なる人体への旅 自然界と体の不思議な関係』

北極圏、ネパール高地、アメリカ先住民居留地など世界各地で医療活動をおこなってきた著者は、体内の器官を理解するために自然の生態系への深い知識が必要だと気づく。人間は自然という大きな「体」のひとつの器官であり、内臓どうしは体内の生態系として互いに連携してはたらいているのだ。
喉、心臓、脳、指など15の器官と体液を取りあげ、自然界を通して得た豊かな知識と深い洞察をもとに現役医師が語る人体の驚異と奇跡の物語。
 

  • 仲野徹氏、ヤマザキマリ氏推薦!

「驚きの人体探検ツアー! ガイドは心優しき旅する医師」――仲野徹(医学研究者)

「地球という人体、人体という地球を生きることへの驚異と慈しみに満ちた物語」――ヤマザキマリ(漫画家・文筆家・画家)
 

  • 内容紹介

《目次》
はじめに――奥深い人体をめぐる旅
第1章 喉――体が“生から抜け出る道” 
第2章 心臓――健康を分刻みで守る最重要の臓器
第3章 便――内臓の重要な情報を伝える人体の廃棄物
第4章 生殖器――未来志向の特殊な器官
第5章 肝臓――体のゲートキーパー
第6章 松果体――睡眠の守護者
第7章 脳――世界を見るための深遠な展望台
第8章 皮膚――臓器の問題を映し出す鏡
第9章 尿――体内に広がる太古の海
第10章 脂肪――隠れたヒーロー
第11章 肺――汚染物質を防ぐ神聖なバリア
第12章 目――もっとも優美でもっとも脆い器官
第13章 粘液――病原体と闘う万能の防衛兵器
第14章 指――体内の重要な情報を知らせる末端部位
第15章 血液――全身に栄養を届ける貴重な体液

――「はじめに」より――
臓器についての学びは、自然界の生物についての学びと共通点が多い。どの臓器も、個性的な外見と特別な行動様式を持つ異なる生き物であり、それぞれが人体内部の固有の場所、特別な生息環境に潜んでいるとわかったのだ。
~本書では臓器についてと、そうした臓器が人体をどのように構成しているかについて述べている。各章でひとつの臓器または体液について取り上げ、医師の視点からだけではなく、見知らぬ国を歩き回り、新しい風景や住人たちの奇妙な風習を経験した探検者の視点からも語っている。医科大学では人体が個々の臓器に分けられることを教わったが、人生では、人体はそうした臓器の集合体以上のものだと学んだ。
わたしたちの内側に存在する隠れた世界は、自然界に劣らず注目に値し、魅力にあふれている。人体の物語も、人体が送る人生の物語も、人体と自然界の両方に結びついているからだ。

 

  • 著者情報

Ⓒ Olaf StarorypinskiⒸ Olaf Starorypinski

ジョナサン ライスマン
内科・小児科医師。北極圏や南極、ネパールの高地、アメリカ先住民居留地など世界各地で医療活動をおこなう。スペイン語とロシア語に通じ、健康と教育の向上を目指すインドのNPO代表を務める。自然と現代医療のつながりについて、ニューヨーク・タイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、オンラインマガジン「スレート」などに多数寄稿。妻と子供たちとともにアメリカ、フィラデルフィア在住。本書は初の著作にあたる。

  • 商品情報

『未知なる人体への旅 自然界と体の不思議な関係』『未知なる人体への旅 自然界と体の不思議な関係』

書名:『未知なる人体への旅 自然界と体の不思議な関係』
著者:ジョナサン・ライスマン
訳者:羽田詩津子
定価:2,530円(税込)
発売日:2022年11月29日
判型:四六判並製
ページ数: 352ページ
ISBN:978-4-14-081923-4
URL:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000819232022.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140819235/

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