JERAとJDSCが太陽光発電の発電電力量を高精度で予測するシステムを共同開発

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株式会社JERA(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小野田 聡、以下「JERA」)と株式会社JDSC(本社:東京都文京区、代表取締役:加藤 エルテス 聡志、以下「JDSC」)は、太陽光発電の発電電力量を高精度で予測するシステムを共同で開発し、このたび、運用を開始しましたのでお知らせします。
2050年の脱炭素社会実現に向けてエネルギーの脱炭素化が求められる中、技術的に確立され、工期が短い太陽光発電は、日本において、短期的に再生可能エネルギーの導入量を拡大できる有力な選択肢として期待されています。このような環境下でJERAも太陽光発電を脱炭素エネルギー源として重点的に検討しており、国内における太陽光発電の開発・運用を目指しています。

一方、火力や水力などと異なり、太陽光発電による発電量は気象条件に左右され、電力の需給バランスを保つことが必要なことから、太陽光発電事業者として太陽光発電による発電電力量を高精度で予測することが求められています。
 
これらの点を踏まえ、JERAとJDSCはそれぞれのエネルギー領域・データサイエンス領域における専門性を組み合わせることによって、気象予報データから太陽光発電の発電電力量を高精度で予測するシステムを共同で開発し、運用を開始しました。

本システムは、サーバレス構成で実装していることが特長で、システム運用および監視などを自動で実行させることにより、システムの運用負荷を大幅に低減しています。

今後、JERAとJDSCは発電電力量のデータを蓄積し、JDSCが持つ高度な機械学習の知見を活用することで、予測精度を更に向上させていきます。

JERAは、再生可能エネルギープロジェクトの開発に積極的に取り組んでいます。今後、2025年の再生可能エネルギー開発目標500万kWの上積みも視野に、本システムの活用を通じ安定供給に貢献しつつ再生可能エネルギーの普及拡大に努め、「JERAゼロエミッション2050」の実現に挑戦します。

「UPGRADE JAPAN」をミッションに掲げるJDSCは、今後も製造業、基幹産業のIoTデータ活用を支援する「maintenance insight」の普及拡大に努めるとともに、データサイエンスや機械学習、AIなど最先端の技術を社会に実装することで、あらゆる産業全体のアップグレードに貢献していきます。

                                                以 上

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