【Green Zone Japan Presents】CannaCon 2022 詳細:大麻取締法改正と医療大麻

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大麻の合法化が世界各地で進むなか、日本でも制定から 74年ぶりに、大麻取締法の改訂に向けた動きが始まりました。一般社団法人 Green Zone Japan は、規制緩和が検討されている大麻の産業利用・医療利用の今後の可能性と課題について、関係者各位をお招きしたパネルディスカッション形式でのシンポジウム、CannaCon(カナコン) の第1回を、11月 24日、CBDジャーニー Vol.4 と同時開催いたします。会場は渋谷駅直結のカンファレンスホール(渋谷ストリーム ホール)です。

【詳細と無料申込みページ】 https://cbd-journey-4.peatix.com

各セッションのタイムテーブルは下記のとおりです。
 

  • 13:00 映画『CBD Nation』上映会

 

CannaCon 2022 のオープニングは、CBDおよび医療大麻について、初めての方にもよくわかるドキュメンタリー映画『CBD Nation』の上映です。2020年11月を皮切りに国内で始まった上映会。新型コロナウイルスの蔓延のため、これまでずっとオンラインで開催してきましたが、CannaCon 2022 で初めてリアル会場での上映ができることになりました。PC の画面上で観るのとはまた違った体験になるはずです(84分)。

小児がんを医療大麻で克服したライリーちゃんからの、最新特別メッセージ付きです。(映画の詳細は https://cbdnation.mystrikingly.com/ をご参照ください。)
 

  • 14:45〜15:45 産業大麻セッション 「日本における産業用大麻の可能性:現状と未来」

 

大麻取締法改正で産業用大麻の栽培はどう変わるのか。改正点の整理と、現在日本で実際に行われている大麻草の産業利用(繊維・種子)と今後見込まれる新しい利用法(建築・プラスチック・その他)について、実際に栽培を行っている麻農家さんや技術開発の方をお招きしてお話を伺います。

< 登壇者紹介 >
 

菊地治己
一般社団法人北海道ヘンプ協会代表理事

岩手県盛岡市出身、現在旭川市在住。1973年3月北大農学部卒業、1977年6月同大学院博士課程中退、北海道立中央農試に就職。上川農試水稲育種科長、十勝農試場長などを経て上川農試場長で2011年3月定年退職。「ゆめぴりか」など北海道米の品種改良に従事。2014年8月一般社団法人北海道ヘンプ協会を設立。同年から3年間北海道大麻研究者免許により試験栽培に従事。EIHAヨーロッパ産業用大麻協会国際パートナー、日本有機農業学会会員。農学博士(北海道大学)。
 

廣井力也
株式会社イーチジャパン代表
Hemp today アドバイザー
Hemp today Japan 共同設立者

2015年11月に大麻製品全般の取り扱いやコンサル、製品製造も想定した(株)イーチジャパンを設立。欧州EIHA主催の国際会議に参加しHemp today創設者カート・レイハー氏と出逢う。2016年HempTodayのアドバイザーのオファーを受け、アジア地域二人目のアドバイザー就任。2018年HempTodayJapanを有志と共に設立。2021年より有志と共に「国産ヘンプクリート開発プロジェクト」として開発スタート。現在は開発を兼ねたヘンプクリートの小屋をワークショップなどを通じて施行中。
 

北関東麻栽培農家・Hさん

免許を取得し栽培を始めてから 14年目。
麻の実(種子)からオイルを搾り、マヨネーズを製造している。
基本的に夫婦で栽培から収穫、搾油までを行なっている。

 

司会進行・長吉秀夫
ノンフィクション作家

1961年、東京都生まれ。舞台制作者として、内外の民俗音楽・舞踊やロックと出会い、全国津々浦々をツアーする傍ら、ジャマイカやインド、ニューヨーク、ツバルなどを訪れ、大麻や精神世界、ストリート・カルチャーなどを中心にした執筆を行い、現在に至る。主な著書に『大麻入門』(幻冬舎)、『不思議旅行案内』(幻冬舎)、『医療大麻入門』(キラジェンヌ)、『健康大麻という考え方』(ヒカルランド)『大麻』(コスミック出版)、『大麻使用は犯罪か?』(現代人文社)などがある。
 

司会進行:三木 直子 
翻訳家・Green Zone Japan 理事

東京生まれ。国際基督教大学教養学部語学科卒。 2010年より医療大麻に関する海外の情報発信を個人で開始し、2017年に GREEN ZONE JAPAN を正高佑志と共同設立、理事を務める。訳書に『マリファナはなぜ非合法なのか?』『CBD のすべて—健康とウェルビーイングのための医療大麻ガイド』『大麻草でがんは治せるか?』『CBDエッセンシャルガイド』他。海外ドキュメンタリー『The Scientist』『WEED THE PEOPLE』『CBD Nation』の日本語字幕のほか、米国の非営利団体 Project CBD の日本語サイトも担当している。   
 

  • 15:45〜18:00 医療大麻セッション

Session1: 「どうなる?カンナビノイド医薬品治験の最新情報 」

大麻由来医薬品・エピディオレックスの治験が準備に入っています。ここまでの経緯と現在の進捗状況、医薬品として使用が可能になるまでの道筋などを関係者に伺います。

< 登壇者紹介 >
 

太組一朗
脳神経外科学 准教授
大学病院脳神経外科医長、
てんかんセンター副センター長
日本臨床カンナビノイド学会理事長

平成4年 日本医科大学医学部卒。
担当分野:
難治てんかんと不随意運動(パーキンソン病・ジストニア)の外科治療・整容脳神経外科・CJD二次感染対策
日本脳神経外科学会専門医・指導医
日本てんかん学会専門医指導医
VNS治療認定医
日本定位・機能神経外科学会技術認定医
日本脳卒中学会専門医
日本がん治療認定医機構認定医
 

篠原久治
GWファーマ株式会社社

1990-2010 Eli Lilly 株式会社
2010-2015 Gemzyme 株式会社
2015-2018 Sanofi 株式会社(統合による社名変更)
2018-2020 AveXis
 

宮部貴幸
株式会社MICALLE 代表取締役

長女かれんの難治性てんかんの治療がうまくいかず、最後に出会ったCBDオイル投与で発作が完全消失。CBDに感銘を受け自らCBDプロバイダーになることを決意。『てんかんや発達障害にはCBDを』を提唱し『かれんのわ』の活動をしている。

Session 2:「耳を傾けるべきは患者の声:患者の体験談」

Green Zone Japan が監修する PCAT(カンナビノイド医療患者会)は、てんかんに限らず医療大麻を必要とする患者さんにもご利用いただいています。患者さんの体験談を伺いながら、医薬品ではないカンナビノイド製品の持つ可能性と課題について話し合います。

< 登壇者紹介 >
 

久保 悠太朗 氏
2003年千葉県生まれ。県立君津高校卒業。現在、順天堂大学1年生。

高校3年生の夏に急性リンパ性白血病を発症。抗がん剤治療と並行してCBD・CBG治療を行い、同年冬に骨髄移植を行い寛解するも 2022年10月に再発、現在治療中。自身が経験したカンナビノイド医療について Twitter や note で発信している。PCAT 会員。

 

患者の家族:Sさん

肺腺癌からの転移性脳腫瘍の治療に CBD と CBG を取り入れている。
PCAT 会員。

Session 3:「日本における医療大麻はどうあるべきか?」

「大麻由来医薬品」でも「健康補助食品」でもない、代替医療としての「医療大麻」を日本で利用する道はあるのか、そのためには何が必要なのか。有識者の意見を伺います。

< 登壇者紹介 >
 

野崎 千尋
早稲田大学国際理工学センター准教授

岐阜生まれ。工学修士(京都工繊大)、薬学博士(星薬大)。2007年に学位を取得した後、フランス国立IGBMC、ドイツ国立ボン大学IMP、東京理科大学生命医科学研究所を経て2020年より現職。専門は疼痛・神経炎症・神経免疫学・神経薬理学。「我々の身体からカンナビノイド受容体が無くなったらどうなるのか?」をテーマに、カンナビノイドが難治性疼痛・肥満・アレルギーといった様々な慢性疾患をどう調節するか、その機序解明を目指した研究を行っている。
 

林真一郎
グリーンフラスコ代表

薬剤師・臨床検査技師。東邦大学薬学部客員講師。静岡県立大学大学院非常勤講師。日本赤十字看護大学大学院非常勤講師。greenflask.com

 

正高 佑志
医師

1985年京都府生まれ。熊本大学医学部医学科卒。一般社団法人GREEN ZONE JAPAN 代表理事として、大麻草の安全性や有用性に関する啓発活動に従事している。難治てんかん患者へのCBDの有効性に関する追跡調査と学術報告を行い、国内での治験開始への道筋をつけることに貢献した。2021年にはSNSを活用し国内の大麻使用実態に関して、初の全国調査を実施した。著書に『お医者さんがする大麻とCBDの話』(彩図社)『大麻使用は犯罪か?大麻政策とダイバーシティ』(現代人文社)がある。
 
<開催概要>
 

  • イベント名: CannaCon 2022:大麻取締法改正と医療大麻
  • 開催日: 2022年11月24日(木)
  • 会場: 東京都渋谷区渋谷3-21-3 渋谷ストリーム ホール
  • イベント詳細: Peatixイベントページ(https://cbd-journey-4.peatix.com)をご覧ください。 
  • 参加費: 無料
  • 目的/開催趣旨: 大麻取締法改正に関連する諸課題について学び、日本における大麻産業の可能性を模索する
  • 参加対象者: どなたでも
  • WEB版パンフレットhttps://cbd-journey.com/vol4

▶︎  会場について(渋谷ストリーム ホール)

渋谷駅直結、3フロア貸切の多目的ホール。クリエイティブワーカーが集まる街・渋谷の発信地として、新商品発表会・セミナー・展示会・ショーなどに最適。
渋谷ストリーム ホール 公式HP: https://stream-hall.jp

▶︎ 大麻取締法とは

第2次世界大戦終結後間もない 1948年、GHQ の指示によって制定された法律。成熟した茎と種を除く大麻草の栽培、所持、流通が禁じられ、医療利用も認められていない。2021年1月、厚労省は、73年ぶりに大麻取締法の見直しに着手し、有識者会議による提言を経て、2022年3月には大麻規制検討小委員会が発足。2023年の通常国会で改訂が審議されるものと予想されている。

大麻取締法の全文はこちらで読めます;https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=323AC0000000124

▶︎ 主催/運営について

■ CannaCon 2022 運営
一般社団法人 GREEN ZONE JAPAN

医療大麻研究の進展と、海外での臨床使用の実情を日本の方々によりよく知っていただくために、2017年に設立。医療大麻を必要とする患者や希望する患者にいち早く届けられるよう、必要な研究が進み、制度が整備されることへの寄与を目的として、さまざまな活動を展開し、医療大麻に関する正しい知見を広く普及させることを目指します。

団体名:  一般社団法人 GREEN ZONE JAPAN
代表者:  代表理事:正高佑志  理事:古城 資久・三木直子・白岩英明・柴崎知明
所在地:  〒355-0322 埼玉県比企郡小川町東小川 5-26-24
設立:   2017年7月3日
活動内容: 医療大麻について、医療関係者および一般の人々が学ぶ機会、教材、資料等の提供
URL:     https://greenzonejapan.com

■ CBD Journey Vol.4 運営
CBD部について

「CBDに関する情報の非対称性を是正する」をミッションに、CBDに関するコミュニティや、CBDディレクトリ、CBDカレンダー等の各種サービスを運営しております。

コミュニティ
– CBD部LINEオープンチャット: https://line.me/ti/g2/02QY1RIE7O8AHmVBqU0bGA
– CBDイベント: https://cbdbu.peatix.com/

CBDメディア
– CBD部 製品比較 & インタビューメディア: https://cbdbu.jp/
– CBDディレクトリ: https://directory.cbdbu.jp/
– CBDカレンダー: https://calendar.cbdbu.jp/

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■ 本件に関するお問い合わせ先
info@greenzonejapan.com
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