ヤフー株式会社と連携し、”検索データ×人流データ”を活用した顧客分析サービスを開発

この記事は約3分で読めます。
パシフィックコンサルタンツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大本修)はこの度、ヤフー株式会社とビッグデータソリューションの共同開発を推進するパートナー契約を締結し、ヤフーが提供するデータソリューションサービスにおける「ソリューションパートナープログラム」に参画しました。その第一弾として、両社では“検索データ×人流データ”を活用した、観光地や集客施設等における来訪・非来訪の実態・要因把握サービスを開発します。

本サービスは、パシフィックコンサルタンツが保有する観光・交通・まちづくりやビッグデータ処理に関する知見やノウハウを活用し、ヤフーが保有する検索データと人流データ(個人の識別ができない統計データのみ)を分析することにより、行政や観光業界、商業施設・イベント運営者等に対し、他に類を見ない顧客分析サービスを提供するものです。

技術的な特徴として、これまでの顧客分析サービスでは「検索データ」と「人流データ」でそれぞれ個別の分析に留まっており、興味を持って検索したものの実際の来訪には至らなかった「非来訪客」の実態を把握することは困難でした。本サービスでは、検索データと人流データを紐づけて分析することで、観光地・イベントなどを検索した人々のうち「非来訪客」がどのような属性で、どのような要因で来訪に至らず、どこを代わりに来訪したかを分析することができます。これにより、非来訪客の潜在的な需要を把握できるとともに、提供を充実させるべき情報やコンテンツの洗い出し、プロモーション戦略の検討や効果検証を、根拠を持って進めることが可能となります。

今後は、国土交通省に採択された「ビッグデータ活用による旅客流動分析 実証実験事業」での活用を皮切りに、全国での実用化に向けた検討を進めてまいります。また、両社では、ビッグデータを活用した都市・インフラ関連ソリューションについて、今後も様々な開発を進めてまいります。

タイトルとURLをコピーしました