~男性更年期は女性よりタブー?~ メンズウェルネスに関する意識・行動調査

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コロナ禍で働き方などが変わる中、消費者の美容や健康への意識にも変化が生じています。中でもメンズコスメ市場は2022年には1,200億円を超える規模にまで達するとも予測され、男性の美容への意識は高まっています。一方、巷であふれる美容や健康に関する情報は、増えてきたとはいえ男性向けはまだまだ少なく、特に「更年期」に関する内容は女性以上にオープンに話しづらい空気があるのが現状です。
そこで日本インフォメーション株式会社(代表取締役社長:斎藤 啓太 以下、日本インフォメーション)では、男性のウェルネスに関する意識・行動を把握するため、本調査を実施しました。

■主な調査結果

1.身体・頭皮・肌の悩みの有無

  • 「肩こり・腰痛」33.2%、「視力の低下」29.6%、「体力の低下」29.3%と身体関連の悩みが上位3つを占める。また、40代後半からは悩みがあるという回答が多い傾向が見られ、40代後半は悩みを自覚しやすい境界線の年齢と思われる。一方、「特になし」も2割と一定数存在。

■身体・頭皮・肌の悩みの有無について、当てはまるものを選んでもらいました。40代後半から全体的に悩みが増える一方、「白髪」をはじめ「抜け毛」「かゆみ」といった頭皮の悩みは40代前半から増えています。 30代前半では「ニキビ・ニキビ跡」「毛穴の開き」といった、10⁻20代と同じ肌関連の悩みも2割存在しています。 また、「口臭」「かみそり負け」も2割と他の年代より多い結果となりました。(図表1)

2.悩みの改善意向・不安 ・理由(身体)

  • 「改善したいし、不安もない」では30代後半が最も多く4割。一方、「改善したいが、不安がある」「どちらとも言えない」「改善したくない」が8割と最も多いのが60代。30代後半は改善意向が高いものの、「正しいケアのやり方が分からない」41.0%(全体より+10.6pts)、「どうやって情報を得たらよいか分からない」31.1%(+12.0pts)と正しいやり方や情報収集に懸念がある様子が窺える。

■それぞれの悩みについて、改善したいかどうかと、改善したくない場合その理由を聴取しました。その結果不安や改善したくない理由としては、「お金がかかる」「めんどくさい」「正しいケアのやり方が分からない」が3-4割と上位の理由ですが、改善意向が低い60代は、他の年代に比べて突出した理由はないようです」。(図表2)

3.悩みの改善意向・不安 ・理由(頭皮)

  • 「改善したいし、不安もない」では40代後半が最も多く3割。「改善したいが、不安がある」「どちらとも言えない」「改善したくない」が8割と最も多いのは、「身体」では改善意向が高かった30代後半。「正しいケアのやり方が分からない」44.8%(全体より+12.1pts)と、前問の「身体」に続き正しいやり方に懸念がある様子が窺える。

■40代後半は「頭皮」の改善意向が高いものの、「病院の何科を受診したらよいか分からない」28.6%(+15.3pts)が高い結果です。また30代前半は、「頭皮」において「お金がかかる」56.8%(+12.6pts)と「身体」「肌」に比べて最も高い数字となりました。(図表3)

4.悩みの改善意向・不安 ・理由(肌)

  • 「改善したいし、不安もない」では、「身体」に続き30代後半が最も多く3割。「改善したいが、不安がある」「どちらとも言えない」「改善したくない」が8割と最も多いのは、「身体」に続き60代。理由には、「正しいケアのやり方が分からない」52.4%(全体より+13.5pts)が突出して高い。

■改善意向が高い30代後半は、「正しいケアのやり方が分からない」55.0%(全体より+16.1pts)、「どうやって情報を得たらよいか分からない」30.0%(+10.9pts)と、「身体」と同じく正しいやり方や情報収集に懸念がある様子が窺えました。
(図表4)

5.やってみたいと思う改善策

  • 「やってみたいと思う」 では、「運動する」44.2%、「情報収集」42.3%、「食事の改善」38.6%が上位。

■続いてやってみたいと思う改善策について確認しました。その結果、全体的に30代後半・40代前半で「やってみたいこと」が幅広く全体より高い傾向にあります。「特になし」との回答も2割と一定数存在しています。(図表5)

6.抵抗がある・したくない改善策

  • 「抵抗がある・したくない」 では、「病院の受診(泌尿器科)」34.6%、「病院の受診(心療内科)」33.9%、「AGA治療」「友人への相談」32.7%が上位。自分自身でできることはやってみたいが、専門医とはいえ他人を介する改善策にハードルがある様子が窺える。

■病院の受診や友人・家族・パートナーへの相談といった対策で30代~40代前半の数値が全体よりも高く、特に抵抗感がある様子が見られました。40代後半からは抵抗感がやや薄れる傾向もあります。「特になし」との回答も、4割と一定数存在しています。(図表6)

7.自身の見た目・身体機能の評価

  • 「年相応だと思う」が44.1%と最も多い回答。一方で「若いと思う」は程度の差こそあれ全体で38.8%、全体の4割が「自分は若い」と思っており、特に60代が46.4%と最も多く「若いと思う」と回答。

■40代前半から年代が上がるにつれて「若いと思う」が増える傾向です。反面、「実年齢より老けていると思う」も2割(60代のみ1割)と全年齢で一定数存在しています。(図表7)

 
今回の調査では、男性も更年期症状ともいえる悩みを多数抱えていることがわかりました。一方で、悩みの解決に向けての動きの重さや悩みを打ち明けること自体に抵抗があることが見られました。男性にとっては触れてほしくないタブーのような悩みなのかもしれません。
以上、~男性更年期は女性よりタブー?~ メンズウェルネスに関する意識・行動調査の結果を抜粋してお伝えしました。

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詳細な調査結果資料(その他の質問/属性別分析を含めたクロス集計データ/報告書)を無料にて配布しております。
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■調査概要
調査地域:日本全国
調査対象:30~69歳の男性
サンプルサイズ904サンプル

調査方法:インターネット調査
調査実施時期:2022年8月22日~23日
レポートの著作権は、日本インフォメーション株式会社が保有します。
内容を転載・引用する場合には、「日本インフォメーション(株)調べ」と明記してご利用ください。

■会社概要
会社名:日本インフォメーション株式会社
所在地:東京都中央区銀座3丁目15-10 JRE銀座三丁目ビル4F
代表取締役社長:斎藤啓太
資本金:5,500万円
設立:1969年12月1日
URL:https://www.n-info.co.jp/
事業内容:マーケティング・リサーチ事業、マーケティングコンサルティング 他

 

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