アロマオイルは忙しい毎日に癒しを与えてくれるアイテム。 そんな魅力的なアイテムですが、使用する際にはちょっと注意も必要です。
では一体どんな使用法が正しいのか、またどんな点に注意したら良いのか、バスリエが行った調査と共に解説していきます。
【調査報告内容】
入浴時のアロマオイル使用率は8割!
大丈夫かな?お風呂でアロマオイル使用時の懸念点
ここが知りたい!アロマバスのQ&A
- 入浴時のアロマオイル使用率は8割!
入浴時にアロマオイルを使用するかどうかでは、全体の毎日・ほぼ毎日・時々を合わせると8割近くもの人が“使う”と回答しました。
男女別に見てみると、意外にも、男性のほうが“使う”という割合が多く、10%近くの差をつけています。アロマオイルというと女性のイメージが強いですが、実際には男性も多くの人が使っているようです。
では、みなさんどのような目的でお風呂でアロマオイルを使用しているのでしょうか。
お風呂で使う目的としては全体ではリラックス→リフレッシュ→ストレス解消の順で、男女別に見ても同様の結果となり、数値的な開きもさほどないという結果となりました。
実際に感じた効果としてもリラックス→リフレッシュ→ストレス解消という順で、数値的に見ても、目的とほぼ同様の結果となっています。 このことから、概ね多くのかたが、目的としている効果を得られていると考えて良いでしょう。
実際にアロマオイルの香りの効果でリラックス・リフレッシュ・ストレス解消等様々な効果を得られるのですが、そこに入浴の気持ちよさもプラスすると、アロマオイルの効果もUPすると思われます。
では、このアロマオイル、お風呂ではどのような使い方をしたら良いのでしょうか。 皆さんのお風呂での使用方法を聞いてみました。
使用方法としては、“湯船に直接”という方が多いことがわかります。
以下、小皿に入れる・乳化剤と入れる・キャリアオイルと入れるという順に続きますが、どのような使い方が正しいのでしょうか。
アロマオイルは純度の高い原液のオイルであるため、種類によっては肌へ強い刺激を与えてしまう可能性があります。 調査では半数以上もの人が湯船に直接入れていることがわかりましたが、できれば直接オイルのみを入れるのではなく、キャリアオイルやディフューザー等を使用するなどして刺激をやわらげて使用することをおすすめします。 アロマオイルの正しい使用法については、 別途記事「アロマオイルで癒し効果UP!お風呂での香りの楽しみ方 (https://www.bathlier.com/expand/o-recipe/survey/aroma.html)」で解説していますので、合わせてご覧ください。
- 大丈夫かな?お風呂でアロマオイル使用時の懸念点
いつものバスタイムをより良いものにしてくれるアロマオイルですが、入浴剤使用の際と同様、懸念点もあります。ここでは、みなさんどのような不安を抱えているのかを見ていきます。
トップから配管の汚れ→ニオイ残り→肌への刺激、という結果となりました。
頻繁に使用する人にとっては汚れやニオイはとくに気になる点でしょうし、逆に時々使うぐらい…という方はたまに使う際の肌への影響が気になることと思います。
汚れやニオイに関しては、時間が経てば経つほどこびりついてしまいますので、入浴後はすぐに浴槽を洗い、換気をしましょう。
なお、メーカーによってはアロマオイルを入れた場合の追い炊きを推奨していないものもありますので、よくご確認の上使用を検討してください。 基本的にはアロマオイルを浴槽に入れた場合には追い炊きは避けた方が良いですが、万が一追い炊きをしてしまった場合には風呂釜や配管の掃除をしっかりと行いましょう。 風呂釜や配管洗浄は専用の薬品が市販されていますので、そういったものを上手に活用することをおすすめします。
お肌に関しては前述の通りに、アロマオイル単独での使用は控えることが無難です。 乳化剤やキャリアオイル等なんらか入れるようにする、そして万が一お肌に何等かの影響が出た場合にはすぐに使用を中止してください。
アロマオイルの種類によっても反応するもの・しないものがありますので、初めて使用する香りのものは使用量を普段より少なめにする、などという工夫をするのも有効です。
こちらの懸念点に関しては、次項のQ&Aでも詳しく解説していますので、是非参考にしてみてください。
- ここが知りたい!アロマバスのQ&A
ここからは、みなさんが抱いているアロマバスに関する質問に回答していきたいと思います!
Q:全自動のお風呂で使用して大丈夫?風呂釜や配管などへの影響は?
A.メーカーによってはアロマオイルの使用を推奨していないものもあります。
アロマオイルを入れた場合にはできるだけ追い炊きはしないほうが良いのですが、万が一使用してしまった場合には、風呂釜掃除をしっかり行いましょう。 全自動の場合は全自動の機能をオフにして使用するのをお勧めします。 また、入浴後はすぐに湯を廃棄し、浴槽をキレイにしましょう。
Q:子どもや肌の弱い人への影響は?
A.直接湯に入れないようにしましょう。
肌の弱い人には刺激が強い場合があるので、直接入れずにアロマストーンや別容器での使用をおすすめします。
Q:入れる量はどのくらい?
A.入れすぎはNGです。
3滴程度入れて、少し香りが弱いと感じたらもう1、2滴ほどが良いと思われます。入れすぎは肌への刺激が強いのでお勧めできません。
Q:使用期限はある?
A.開封後6ヵ月を目安に。
種類にも拠りますが、開封後6ヵ月から1年を目安に使い切りましょう。
Q:子どもには何歳くらいなら大丈夫?
A.3歳以上になってからが目安です。
3歳未満のお子様には使用はおすすめできません。できれば3歳以上になってからの使用をおすすめします。
もちろん3歳以上でも、子どもの肌は大人の肌よりも弱いので、心配な方やアレルギー体質のお子さんの場合は、アロマストーンや別の容器に入れるなどして使用することをお勧めします
Q:毎日使用していると飽きてしまいます。解決法は?
A.オリジナルブレンドをしてみると良いです。
ブレンド等してみてオリジナルの香りを調合してみるのも良いでしょう。 次項でアンケートで寄せられたおススメブランドを紹介していますので、参考にして頂ければと思います。
※毎日ひとつの精油ばかり使用していると、体に「抗体」ができ、アレルギー反応が出るリスクがあります。この点含め、お風呂でアロマオイルを使用する際の注意点を後述しておりますので、合わせてご確認ください。
Q:入浴剤との違いって?
A.アロマオイルは天然の香り、入浴剤は人工香料を使用することが多いです。
アロマオイルは植物から抽出された天然のオイルです。 入浴剤に使われているものは人工香料、つまり天然の植物そのものの香りではなく、人工的に作り出された香りになります。
ただ、入浴剤でもアロマオイルを原材料に使用しているものがあり、そういった場合には成分表示に“アロマオイル”や“精油”といった表記がされています。
本文では、アンケートで募集したおススメのアロマブレンドも記載していますので、是非合わせてご覧頂けたらと思います。
本文はこちら
https://www.bathlier.com/expand/o-recipe/survey/aroma_chousa.html
アンケートは引き続き行っています。
https://www.bathlier.com/expand/o-recipe/survey/aroma_chousa.html#04
【調査概要】
調査期間:2021年10月~2022年9月
調査主体:バスリエ株式会社
調査手法:インターネット
調査エリア:全国
調査対象者:アロマオイルとお風呂について関心の高い男女200名
有効回答数:200名