集団授業の中でも、一人ひとりの学力や苦手分野に合わせた学習ができる最先端のAI教材を活用し、新しい教育体験を提供します。そして義務教育段階のつまずきを改善、基礎学力を定着することで、子どもたちの未来の可能性と選択肢を広げていきます。
生徒の進路のために、義務教育段階のつまずきをなくし、基礎学力定着は必須
教師に負担をかけず、個別最適な学びを実現できるICT教材「すらら」を選んだ訳
宮崎県立本庄高校は、今年度創立110年目を迎える県内でも有数の歴史と伝統を誇る総合学科の学校です。総合学科の特色を活かした教育を実践し、これからの社会や地域貢献できる人材の育成を目指しています。この様な教育目標の達成を目指していく中で課題となっていたのは、義務教育段階でつまずきがある生徒が少なくないことでした。高校を卒業したその先、生徒たちが希望する進路へ進み、活躍できるようにするためには、基礎学力を定着させることが重要です。一方で、一斉集団授業の中では、一人ひとり異なるつまずきや苦手部分に教師が個別に対応することは不可能です。そこで着目したのが、ICT教材でした。
数あるICT教材の中でも「すらら」の導入理由について担当の松浦 啓一郎先生は次のように語ります。「一点目は、AI で生徒ごとの過去のつまずきを特定し、さかのぼって学びなおす『つまずき分析機能』があることです。『すらら』は小学生から高校生まで対応しているため、義務教育段階の学び直しはもちろん、高校段階もカバーできます。二点目に、定着のためのドリルは難易度コントロール機能により、一人ひとりに合った問題が出されるので『自分でもできる』という気持ちを積み重ねることができ、学習することへのモチベーション維持も期待できることです。生徒が一人でレクチャー、ドリルを行っている進捗を、教師側は管理画面で確認し必要に応じてサポートやフォローを行えます。三点目は、教師の負担は軽減されつつ、上記のような生徒たちの個々に合わせた学習が実現できることです。」(松浦先生)
このように「すらら」を導入することによって、生徒たちの学習課題及び教員の業務負担改善の解決を図ることになりました。
生徒たちにも好評。1学期のテスト運用を経て2学期から『すらら』本格活用へ
新しい教育が体験できる学びを通して、叶えたい夢や理想の実現
「すらら」は、今年度入学した1年生の4クラス96名に導入されました。1学期の間は、放課後学習の時間を利用して基礎学力の向上を図るため月曜日にテストを実施し、生徒が間違えた問題に対して個別最適化された課題にそれぞれの生徒が取り組むという運用を試験的に実施しました。生徒たちはiPadで勉強するという真新しい学習方法に興味を示し、学習に向かう姿勢が紙教材と比べ積極的に変わったそうです。このような生徒たちの学習姿勢の変化と、教員側のオペレーションなどを検討し、2学期から本格的に活用することになりました。
高校3年生になった時、基礎学力が問題で希望する進学や就職をあきらめるようなことはさせたくないという強い想いを持つ本庄高校。「歴史と伝統がある中でも『REBORN!HONJO』とスローガンにある通り、新しい教育が体験できる本校での学びを通して、叶えたい夢や理想の実現に向かう生徒たちが集まってきています。そのような生徒たちのために今回の『すらら』の導入は新しい教育体験としてしっかり活用していきたいと思います」と抱負を語ります。さらに、10月末からは生徒たちのより積極的な利用を目的としたイベントを企画。「点数以外で目に見える評価として、生徒たちにチャレンジしてもらいたいとの想いから、『すらら』で学習した時間で生徒のがんばりを評価する『校内すららカップ』を実施する予定です。生徒たちの主体的な学びの機会を作ります」と語ります。
新しい学習体験を届ける企業へ進化し続けるすららネット
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念としています。2005年に低学力の子どもでもわかるeラーニング教材の開発に着手し、塾での導入から始まった日本のEdTech業界のリーディングカンパニーです。
アニメーションキャラクターによるアダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」と、AIによるつまずき分析機能を搭載した「すららドリル」を国内では 約 2,500校の学校、塾等43万人を超える幅広い学力層の生徒に提供しています。
現在は最先端技術を採用した学習コンテンツの提供のみに留まらず、学習データをいかした学習効率向上や先生の業務改善など運用支援によって、新しい学習体験を届ける企業へとすららネットは進化し続けています。