鳥取県米子市における「スマートスピーカーを活用した高齢者の見守り事業」を受託

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 日本郵便株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長 衣川 和秀/以下「日本郵便」)は、「スマートスピーカーを活用した郵便局のみまもりサービス」を活用し、鳥取県米子市(市長 伊木 隆司/以下「米子市」)が実施する「スマートスピーカーを活用した高齢者の見守り事業」におけるサービス提供を受託しました。
 日本郵便は、地方公共団体と連携したこのような取り組みを通じて、地域が抱える高齢者などの見守りに関する課題解決に引き続き貢献してまいります。
 さらに今後は、高齢者向け住宅や不動産管理会社などの法人へのサービス提供を行い、高齢者見守りのほか、介護予防や健康増進などのさまざまなニーズに応えるべくサービスを充実してまいります。
(1) 事業概要
 米子市が実施する事業の概要は、以下のとおりです。
■事業名称
 スマートスピーカーを活用した高齢者の見守り事業
■実施期間
 2023年1月16日(月)~同年3月31日(金)(予定)
■対象
 米子市内にお住まいの高齢者(米子市が指定する方)
■目的
 増加する単身高齢者に対する持続可能な見守り体制の構築を目的とし、誰もが住み慣れた地域の中で安心して暮らせる共生のまち「米子」となるために、スマートスピーカーを活用した高齢者見守り事業を行います。
■内容

  • 日本郵便で独自開発・管理するWebアプリケーションおよびAlexaスキル(注1)が、このサービスのご利用者(以下「利用者」)のご自宅に設置したスマートスピーカー(注2)を通じ、利用者の生活リズムにあわせて生活状況、服薬状況、食事および睡眠の状況を確認します。米子市は、利用者同意の下、生活状況確認結果などをWebアプリケーションのサービス管理画面により一覧で確認することができるほか、利用者などにWebアプリケーションを通じたメッセージの送信が可能です。
  • 利用者は、スマートスピーカー上で音声・ビデオ通話機能を利用することで、Alexaを利用する家族などと非対面・非接触によるコミュニケーションをとることが可能なほか、ニュースやラジオ情報など、Alexaを通じたエンターテインメント機能を利用することも可能となります。また、Alexaスキルを通じて配信予定の体操動画に取り組むことで、健康維持の効果も期待されます。
  • 利用者の家族なども、ご自身のスマートフォンやタブレットなどを通じて利用者の生活状況確認結果を把握したり、写真・動画・メッセージを送信したりできるほか、Alexaに登録して利用者とビデオ通話をすることが可能です。
  • また、利用者に対し、郵便局社員が訪問などを通じて、スマートスピーカーの利用促進などのフォローを行います。

(注1)Amazonが提供する音声アシスタント、「Alexa」上で提供されるスキル
(注2)Amazonが製造・販売するスマートスピーカー「Amazon Echo Showシリーズ」

(2) 日本郵便の受託内容
 スマートスピーカーを活用した見守りアプリケーション(高齢者の生活状況の確認、確認結果の家族などへの通知、家族や米子市などから高齢者へのお知らせの発信、体操動画の配信などが可能)を提供するほか、郵便局社員によるスマートスピーカーの使用方法に関するフォローなどを行います。

(3) サービスイメージ

(4) その他
 本事業は、内閣府「デジタル田園都市国家構想推進交付金 デジタル実装タイプ(TYPE1)」(令和3年度補正予算事業)の対象事業に採択されています。

(参考)
 報道発表「地方自治体向けの新サービス「スマートスピーカーを活用した郵便局のみまもりサービス」の開始」(2021年12月24日)
 https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2021/00_honsha/1224_01.html

 

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