アゾフスターリ製鉄所にいたウクライナ兵数百人を捕虜として登録

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ジュネーブ(ICRC)―赤十字国際委員会(ICRC)は今週、マリウポリのアゾフスターリ製鉄所にいたウクライナ兵士数百人を捕虜として登録しました。

紛争当事者からの要請を受けて、ICRCは、アゾフスターリ製鉄所から出てきた戦闘員(負傷兵も含む)の登録作業を現地時間の5月17日より開始し、18日、19日も継続しました。一方で私たちは、捕虜を収容施設へ移送することは行っていません。

今回ICRCが進めていた登録作業では、氏名や生年月日、近親者などの個人情報を用紙に記入してもらいました。私たちは今後、それらの情報をもとに被拘束者の所在を把握し、家族との連絡が維持できるよう支援します。

1949年のジュネーヴ諸条約に加入している国々によって、私たちは人道的な任務を与えられています。すなわち、ICRCは、あらゆる場所で拘束されている捕虜全員へのアクセスを、直ちに与えられなければなりません。また、立会人なしで捕虜と面会することが保障されなければならず、面会の時間や頻度はみだりに制限されてはなりません。加えて、紛争当事者は状況が許す限り、遺体の捜索や回収のために可能なあらゆる措置を講じる必要があります。

ICRCは、紛争当事者の国際人道法上の義務について、すべての当事者と非公開の対話を続けています。

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