【ジェトロ】CES2024 ジャパンパビリオンから6社がイノベーションアワード受賞! ベストオブイノベーションを2社が受賞!

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 11月15日(現地時間)にCES2024イノベーションアワードが発表となりました。
 ジェトロが出展サポートをしているスタートアップ限定エリア(Eureka Park)のジャパンパビリオンからは6社が受賞し、その中でも最高位であるベストオブイノベーションをinQs社(Smart Cities部門- SQPV GLASS)、WILLTEX社(Home Appliances部門-WILLCOOK)の2社が受賞いたしました。ベストオブイノベーションはジャパンパビリオン出展企業の中ではCES2021以来の受賞となります。
 今年度は「世界初・地域初・産業初」をスローガンに出展者へのアワード支援、ピッチトレーニングなどの出展サポートに取り組んでおります。

 

 今年度ジェトロは、CES2024(米国・ラスベガス、2024年1月9日-12日)において、 スタートアップ限定エリア(Eureka Park)のジャパンパビリオンにて日本のスタートアップ企業の出展をサポートします。今回は90社と多数の応募をいただいた中から厳選して出展企業30社を選定いたしました。イノベーションアワード受賞経験者である嶋田敬一郎氏をスーパーバイザーとして迎え、 イノベーションアワード申請に向けた文章添削や展示会場での英語ピッチに向けたトレーニングに加え、魅力的なブース設営、集客に向けたイベントの実施などCESでの出展効果を最大限にするために様々なサポートをしております。 

【 Japan (J-Startup) パビリオン出展概要 】 

会期:2024年1月9日(火)~1月12日(金)  

場所:米国・ラスベガス  

出展エリア:Venetian 1F Eureka Park  

出展企業数:30社  

出展社リスト:https://www5.jetro.go.jp/newsletter/ivd/2023/CES2024companylist.pdf

【イノベーションアワードおよびベストオブイノベーションとは】  

「CES」に出展のプロダクトの中で、特に評価されたものにはイノベーションアワードが贈られます。受賞者はイベント会場のイノベーションアワード・ショーケースのエリアでプロダクトを展示することができます。また、各カテゴリーの中で最高の評価を得た製品にのみ与えられるのがベストオブイノベーションです。  

イノベーションアワードオフィシャルサイト:https://www.ces.tech/Innovation-Awards/Honorees.aspx  

【ベストオブイノベーション受賞企業】(企業アルファベット順A to Z) 

・inQs株式会社(http://www.inqs.co.jp) – SQPV GLASS  

 受賞部門: Smart cities(ベストオブイノベーション) 

      Smart home/Sustainability, Eco-Design & Smart Energy(イノベーションアワード)  

プロダクト概要: inQsは世界で最も先進的で効率的なエネルギー収穫を可能にする透明な光発電ガラス「SQPVガラス」を開発しました。太陽光から電気を生成するだけでなく、未利用の光エネルギーも利用し、薄暗い室内や曇りの条件下でも効果を発揮します。 

・株式会社WILLTEX(https://www.willtex.co.jp/) – WILLCOOK        

​ 受賞部門: Home Appliances 

プロダクト概要: WILLCOOKは世界初のスマホ温度調節機能付きポータブル布製加熱レンジバッグです。 

電源投入後10分で90℃に達し、火を使わず二酸化炭素を排出させず食材を温めることが可能です。 

スマートテキスタイルとエレクトロニクスを組み合わせたこのバッグは、社会と日常生活を進化させます。 

  

【イノベーションアワード受賞企業】(企業アルファベット順A to Z) 

・ピクシーダストテクノロジーズ株式会社(https://pixiedusttech.com/) – iwasemi™ RC-α  

​  受賞部門: Home Appliances 

プロダクト概要:音響メタマテリアル技術を応用した「iwasemi™ RC-α」は、ガラスに貼れる透明吸音材です。人の会話音の中心周波数帯域500Hz~1000Hzに特化した吸音性能、素材にバイオプラスチックを採用したことによる環境負荷低減を実現しております。  

・テックマジック株式会社(https://techmagic.co.jp/)- I-Robo     

 受賞部門: ROBOTICS 

プロダクト概要:革新的な調理ロボット「I-Robo」は、自動味付け、自動調理、自動洗浄フライパンなどの機能を備え、クラウドに接続して膨大なデジタル・レシピ・ライブラリを利用することができ、レストランの労働力不足に対応いたします。ユーザーは、料理の訓練なしに専門家の味を再現することができます。 

・株式会社 ユーザベース(https://sp-edge.com/)-SPEEDA Edge 

​  受賞部門: Artificial Intelligence (AI)  

プロダクト概要: SPEEDA Edgeは、グローバルで事業開発を推進するイノベーター向けに、特定事業領域におけるトレンドを誰よりも早く、スマートにお届けしています。 
 約50名多数のアナリスト、人工知能と機械学習を活用した高度なテクノロジー、そしてグローバルオペレーション(米国、日本、スリランカ)によって、膨大なリサーチ業務からイノベーターを解放し、イノベーション領域における意思決定を加速します。 

  SPEEDA Edgeの特長 
 -アナリストが独自に定義した200新興業界、1,000の事業セグメントにより、自社が注力すべき潜在領域を瞬時に特定 
 -グローバルの大手企業とスタートアップを含めた競争環境をリサーチゼロで把握 
 -パーソナライズされたニュースレターで、注力業界・重点企業におけるトレンドトラッキングを自動化  

 ・WOTA株式会社https://wota.co.jp/ – WOTA BOX   

 受賞部門: Sustainability, Eco-Design & Smart Energy 

プロダクト概要: WOTA BOXは、シャワーや手洗いからのグレイウォーターを現地で再利用する世界初の携帯型水再生装置です。WOTAの独自の水処理制御技術により、使用済み水の98%以上をリサイクルし、少ない水量(25ガロンで最大100回のシャワー)での繰り返し使用が可能です。緊急時や水資源が限られている環境での使用に適しています。 

【CES 2024 と Japan(J-Startup) パビリオンについて】  

1967年から毎年1月に米国・ラスベガスで開催されるCESは、かつては家電製品主体の展示会でしたが、今では非常に幅広いカテゴリーの最先端技術が集結する世界最大級のテックイベントです。スタートアップの展示にも力を入れており、1000社以上がEureka Parkと呼ばれる限定エリアに集結し、毎年非常に多くの来場者の注目を集めております。前回のCES2023では、afterコロナにより海外渡航の緩和も後押し、約11.7万人もの来場者が足を運びました。今回はさらに盛り上がる予想となり、開催前から13万人以上の来場者を見込んでおります。CES2024では特に生成AIなどさらに進化を遂げたAIやサステナビリティ、スタートアップ、デジタルヘルス、そして輸送やモビリティといったカテゴリーを中心に多くの最新テクノロジーを体験できる展示会となります。ジェトロは、このEureka Parkエリアに 2019年よりJapan(J-Startup) パビリオンを設置し、日本スタートアップ企業の海外展開・PR支援を続けております。  

■ CESオフィシャルサイト:https://www.ces.tech  

   

【ジェトロ スタートアップ課について】  

世界で活躍するスタートアップ創出のために、政府や関係機関と連携し、スタートアップのグローバル展開を支援するジェトロ イノベーション部内の組織です。  

世界各地のスタートアップ・エコシステムと直結した展示会等のイベントへの出展支援や、ブートキャンプ等のハンズオン型プログラムの企画・運営、現地アクセラレータ/VCとのメンタリング・マッチング機会等を提供しております。具体的な活動内容や募集中のイベント等については以下のリンクより確認可能です。  

URL: https://www.jetro.go.jp/themetop/innovation/  

Twitter: https://twitter.com/JETRO_jgc  

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