【川西市】看護の日にナイチンゲール像へ献花 博愛と慈愛、奉仕の精神を誓う

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 近代看護の基礎を築いたといわれるフローレンス・ナイチンゲール(1820~1910)の誕生日である5月12日の「看護の日」にちなみ、午前11時から記念行事が行われた。市の中心部を見渡せる小高い丘(川西市花屋敷1丁目24)に立つ「ナイチンゲール像」のある公園に、川西市赤十字奉仕団員や地域住民など約15人が訪れ、カーネーションなどの花を像の前に捧げ、博愛と慈愛、奉仕の精神を誓いあった。

 この日、セレモニーは「ナイチンゲール像」前で行われ、川西市赤十字奉仕団委員長の岡田須美子さん(おかだ すみこ)は「今、ウクライナとロシアの問題やコロナウイルスのまん延など大変な世の中になっていますが、このナイチンゲールの精神を持って、自分にできることをやっていきたいと思っています。」などと話した。

出席者は、一人一人、ナイチンゲール像にカーネーションの花を捧げていた。

<ナイチンゲール像について>
 同像は土地の所有者である宗教法人「福田海」(岡山市所在)の創立者中山通幽(なかやま つうゆう)さんが、晩年、日本赤十字病院で療養中に白衣の天使の手厚い看護に強く心を打たれ、その感激を後世に残すことを発願して、昭和11年8月13日に現在の場所に建立したもの。英国、ロンドンの聖トーマス病院ナイチンゲール看護学校入り口に立つ像を模して造られ、灯を持った右手を胸の横まで上げた、175センチの等身大のブロンズ製。高さ85センチの基礎の上に、高さ129センチの台座があり、この上に立つ(全高約4メートル)。世界に2体しかないといわれる貴重なブロンズ像である。例年、「看護の日」の前後には近郊の看護学生らが大勢訪れて、博愛と奉仕の精神を誓っている。

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