PMIアジア太平洋・PMI日本支部日本発の優れたプロジェクトを表彰する「PM Award 2023」の受賞者を発表

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PM Award 2023 授賞セレモニーの様子PM Award 2023 授賞セレモニーの様子

プロジェクトの専門家やチェンジメーカーのための世界有数の協会であるProject Management Institute(PMI) は、この度PMI日本支部が主催する、日本発の優れたプロジェクトを表彰する「PM Award 2023」の授賞セレモニー開催に協力いたしました。今年度より、優れたプロジェクトを取り上げる機会拡大を目的として、「Large部門※」と「Small and Medium部門※」が新設されました。今年度の最優秀プロジェクト賞は、中小企業・小規模事業者が福利厚生として導入しやすい社員食堂補助システム「まちなか社員食堂GoSmart」を開発した株式会社ネオマルスがLarge部門にて受賞、一般社団法人コード・フォー・ジャパンのカーボンフットプリント可視化プロジェクト「じぶんごとプラネット」がSmall and Medium部門にて受賞しました。またPMI Asia Pacific賞は、「クロスボーダーM&A による国際事業のスピードアップ」を実施した東日本旅客鉄道株式会社が受賞しました。

PM Awardは、イノベーションを通じて社会変革を牽引し、インパクトを創出し、社会全体に価値を提供する可能性のあるプロジェクトに焦点を当てることを目的としており、有識者からなる選考委員会により8組がファイナリストとして選出されました。8組のファイナリストによる「ファイナリスト紹介セミナー」後、セミナー参加者によるオンライン投票を実施し、最も高い評価を受けたプロジェクトが最優秀プロジェクト賞に決定しました。

PMIアジア太平洋地域リージョナルマネージングディレクターのソヒュン・カンは、「私たちは、すべての仕事がプロジェクトを通じて行われるプロジェクトエコノミーの中で生きています。プロジェクトは、仕事、ビジネス変革、革新、拡大、社会的価値の提供を達成する原動力となっており、日本のプロジェクトチームがその最前線にいることを嬉しく思います。日本はPMIにとって戦略的に重要であり、アジア太平洋地域で最大の市場です。PMIのコミュニティは着実に成長しており、知識の共有と優れた資格を通じて、プロジェクトプロフェッショナルいう専門職の発展に尽力しています。

PMI日本支部による素晴らしいPM Award授賞セレモニーの開催、そして受賞者の皆様が素晴らしいアイデアを現実のものにされたことを心からお祝い申し上げます。そしてより多くの組織がプロジェクトマネジメントの重要性を認識し、プロジェクトを成功に導くためにプロジェクトマネジメントを活用している様子を拝見し、とても嬉しく思っています。私たちPMIは、日本のプロジェクトプロフェッショナルがスキルを磨き、プロジェクトマネジメントの実践を通じてより大きなビジネス成果を生み出すためのサポートを目指しています。」と語っています。

最優秀プロジェクト賞を受賞した株式会社ネオマルスは、ステークホルダーや地域コミュニティと効果的に連携しプロジェクトを推進したことで、その新規性・独自性、社会貢献性・社会課題への貢献性を評価されました。一般社団法人コード・フォー・ジャパンは、気候変動問題を自分ごと化することを目指し、市民がテクノロジーを活用して社会課題を解決するシビックテック的なアプローチやアジャイルな働き方を取り入れた点、さらにはアルゴリズムデータやオープンソフトウェア、その他のプロジェクト推進のためのツールを効果的に取り入れた点が注目され、その独自性や社会的インパクト、プロジェクトマネジメントのスキームなどが評価されました。

 最優秀プロジェクト賞、PMI Asia Pacific賞を含む特別賞も発表されました。

最優秀プロジェクト賞(Large部門)を受賞した 株式会社ネオマルス 代表取締役 甲斐 武彦氏(中央)最優秀プロジェクト賞(Large部門)を受賞した 株式会社ネオマルス 代表取締役 甲斐 武彦氏(中央)

最優秀プロジェクト賞(Small & Medium部門)を受賞した 一般社団法人コード・フォー・ジャパン 上東 亜佑稀氏(右から2番目)最優秀プロジェクト賞(Small & Medium部門)を受賞した 一般社団法人コード・フォー・ジャパン 上東 亜佑稀氏(右から2番目)

PMI Asia Pacific賞を受賞した 東日本旅客鉄道株式会社 阪本 隆介氏(右から2番目)PMI Asia Pacific賞を受賞した 東日本旅客鉄道株式会社 阪本 隆介氏(右から2番目)

PM Award 2023 表彰プロジェクト

<最優秀プロジェクト賞>

Large 部門

● プロジェクト:まちなか社員食堂GoSmart

  プロジェクト実施主体:株式会社ネオマルス

Small and Medium 部門

● プロジェクト:カーボンフットプリント可視化プロジェクト「じぶんごとプラネット」

  プロジェクト実施主体:一般社団法人コード・フォー・ジャパン

<優秀プロジェクト賞>

Large 部門

1. プロジェクト:リモート監視サービス「MONiPLAT」

  プロジェクト実施主体:株式会社バルカー

2. プロジェクト:バックオフィス業務改革 DX プロジェクト「グループ共通IT TSUNAGU」

  プロジェクト実施主体:日本電信電話株式会社、NTTコムウェア株式会社、
             NTTファイナンス株式会社、株式会社NTT ExCパートナー

3. プロジェクト:クロスボーダーM&A による国際事業のスピードアップ

  プロジェクト実施主体:東日本旅客鉄道株式会社

4. プロジェクト:DXによる生活者との接点創出(ADaaS)アジャイルライトプロジェクト

  プロジェクト実施主体:アフラック生命保険株式会社

5.  プロジェクト:ITモダナイゼーションプログラム

   プロジェクト実施主体:オリックス生命保険株式会社

Small and Medium部門

● プロジェクト:文京思い出横丁in傳通院

  プロジェクト実施主体:文京思い出横丁実行委員会、NPO法人文京BASE

特別賞

<PMI Asia Pacific賞>

● プロジェクト:クロスボーダーM&A による国際事業のスピードアップ

  プロジェクト実施主体:東日本旅客鉄道株式会社

<岡山大学 SDGsイノベーション賞>

● プロジェクト:文京思い出横丁 in 傳通院
  プロジェクト実施主体:文京思い出横丁実行委員会、NPO法人文京BASE

 

<パーソル総研 well-being賞>

● プロジェクト:バックオフィス業務改革 DX プロジェクト「グループ共通IT TSUNAGU」
  プロジェクト実施主体:日本電信電話株式会社、NTTコムウェア株式会社、

               NTTファイナンス株式会社、株式会社NTT ExCパートナー

<JISAデジタルトランスフォーメーション(DX)賞>

● プロジェクト:ITモダナイゼーションプログラム

  プロジェクト実施主体:オリックス生命保険株式会社

<NISSAY ITアカデミー賞>

● プロジェクト:クロスボーダーM&A による国際事業のスピードアップ

  プロジェクト実施主体:東日本旅客鉄道株式会社

奨励賞

● プロジェクト:兵庫県美方郡新温泉町におけるユニバーサルツーリズムの実現に向けて

  プロジェクト実施主体:株式会社DOWELL、湯村温泉観光協会、創造工房フィールドゲート

プロジェクト詳細についてはこちらをご覧ください

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プロジェクトマネジメントの啓発・普及団体であるPMI日本支部では、日本国内および日本企業・団体による優れたプロジェクトを表彰する制度「PM Award」を創設しました。

  • Project Management Institute(PMI)について 
    プロジェクトマネジメント協会(PMI)は、プロジェクトマネジメントの権威であり、プロジェクトマネジメントのプロフェッショナリズムを発展させ、プロジェクトの成功に良い影響を与えることを使命としています。PMIは、成長を続けるグローバルコミュニティ、知識の共有、最高水準の認定資格を通じて、プロジェクトマネジメントの実践において卓越した能力を発揮するプロフェッショナルを支援し、組織やコミュニティに前向きな変化をもたらします。1969年以来、PMIの揺るぎない使命は、生涯学習と需要の高いスキルを磨くための人脈を提供することで、専門職を支援することです。今日、PMIはキャリアのあらゆる段階において、プロフェッショナルが成功するために必要な世界的に認知された基準、オンラインコース、ソートリーダーシップ(Thought Leadership)、イベント、ツールを提供しています。世界中の300の支部とともにPMI会員はネットワークを構築し、メンター・キャリアの機会を見つけ、また仲間から学びながら、より大きなインパクトをもたらす為に協力しています。

    詳細については、www.PMI.org, Project Management Institute Japan Linkedin

    https://www.linkedin.com/company/projectmanagementinstitutehttps://www.facebook.com/PMInstitute ,

    および Twitter @PMInstitute .をご覧ください。

※部門は、プロジェクトを実施する企業・団体等の従業員数等に基づいて分けられています。

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