石坂産業は10周年を迎えた三富今昔村のシンボルマークを刷新いたします

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石坂産業株式会社(本社:埼玉県三芳町、代表取締役:石坂典子、以下「石坂産業」)は、環境教育フィールド「三富今昔村」の本格的な活動開始から10周年を迎えたことを機に、グラフィックデザイナー・佐藤卓氏のクリエイティブ ディレクションにより、タグラインを「自然と文化と人々を、ふたたびつなぐ。」として、コンセプトやアイデンティティをより一層明確にした、シンボルマークに刷新いたします。地域に必ず必要な施設にもかかわらず、ネガティブな印象が強い廃棄物処理施設の周りに、地域の生態系を復活させ、人々が集い、共創・協働するビジネスが生みだされている「三富今昔村」を、地域と共生する小さな循環型経済の新たなモデルとして、国内だけでなく、グローバルに発信してまいります。

< 新シンボルマーク >

石坂産業の周辺は、江戸時代に開拓された330年続く三富新田と名付けられた地域で、かつて下草まで日が差し込む美しい里山が広がっていましたが、手入れが行き届かずうっそうとして不法投棄が繰り返されていました。
地域との共生を目指し、その里山を本来の姿に戻す保全活動を始めてから10年目の2012 年にJHEP 認証で国内最高ランクの AAA(トリプルエー)を国内で 2 例目として取得、2013年に埼玉県で唯一の環境教育等促進法に基づく環境省の「体験の機会の場」にも認定され、絶滅危惧種の植物など1300種類以上の動植物の生物多様性が復活し、再生された美しい里山に、環境教育フィールド「三富今昔村」が誕生しました。
2022年には、2021年G7サミットで約束された、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全し、生物多様性の損失を食い止め、回復させるための30 by 30(サーティ・バイ・サーティ)アライアンスにも参加しています。リサイクル工場と里山が一体となり、豊かな自然や文化を守り、地域と共生する「三富今昔村」に、2015年「くぬぎの森交流プラザ」が完成、2016年に「SATOYAMAと共に生きるEXPO」で1万人が集いました。
その後も、世界農業遺産に選ばれた「武蔵野の落ち葉堆肥農法」を守る「石坂オーガニックファーム」、アニマルウェルフェアを学ぶ「SANTOMEポートリーガーデン」、食を通じて土からの循環を体感する「納屋茶寮MEGURU」、すべてが循環するバイオトイレ「トイレトワ」の建設など、本格的な活動開始から10年の時を経て、進化を続けてきました。
これまで、必要だが居住地には建設してほしくないNIMBY(Not in my backyard)とされてきた廃棄物処理施設は、国内 47都道府県はもとより海外45か国以上から年6万人が工場や里山を訪れ、様々な企業や大学、組織との共創・協働が生まれるYIMBY(Yes in my backyard)施設に変わりました。

1.新シンボルマークについて

石坂産業は、持続可能な社会の実現に向けて「Zero Waste Design」 をビジョンに掲げ、SDGsを実践する産業廃棄物中間処理プラント、および、 環境教育フィールド「三富今昔村」を運営しています。 新しいシンボルマークは、5つの循環する陽・実・緑・水・土を表すスパイラルが、石坂産業が考えるさらに良い状態を目指すスパイラルを基に広がり連携し、全体としては円を形づくることで、新しい時代の循環型社会を象徴するデザインとなっています。

2.使用開始日 2023年10月19日以降、順次使用を開始いたします。

3.新シンボルマーク制作者

グラフィックデザイナー

佐藤 卓 Taku Satoh

1979年東京藝術大学デザイン科卒業、81年同大学院修了。
株式会社電通を経て、84年佐藤卓デザイン事務所設立。現株式会社TSDO代表。「ニッカウヰスキー ピュアモルト」の商品開発から始まり、「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」のパッケージデザイン、「PLEATS PLEASE ISSEY MIYAKE」のグラフィックデザイン、「金沢21世紀美術館」「国立科学博物館」のシンボルマークデザインなどを手掛ける。
また、NHK Eテレ「にほんごであそぼ」アートディレクター、「デザインあ」総合指導、21_21 DESIGN SIGHT館長を務めるなど多岐にわたって活動。2021年春紫綬褒章受章。

三富今昔村のマークについて   グラフィックデザイナー 佐藤 卓

三富今昔村は「自然と文化と人々を、ふたたびつなぐ。」場所です。
このマークはこのスローガンを体現していて、5つの循環する陽・実・緑・水・土を表すスパイラルが、輪になっています。1つ1つのスパイラルの形の中心には、よく見ると石坂産業のマークが隠れています。
石坂産業が考える循環とは、回転して元に戻る円ではなく、さらに良い状態を目指すスパイラルであり、それを基に広がった5つのスパイラルは、それぞれが連携し全体としては円を形づくっています。
この三富今昔村のマークは、産業廃棄物処理を内包した、自然と文化と人々をふたたびつなぐ、新しい時代の循環型社会を象徴しているのです。

地域と共生する小さな循環型経済のイメージ

【石坂産業について】
石坂産業は、徹底的な分別分級で、建設廃棄物の100%再資源化を目指し、現在、業界最高レベルの減量化・再資源化率98%を達成しています。「Zero Waste Design」をビジョンに掲げ、ごみをごみにしない社会を実現し、天然資源の消費を抑制した持続可能な社会を実現するための資源を生み出す「循環をデザインする」会社です。
https://ishizaka-group.co.jp

・石坂産業「Zero Waste Design」ビジョン
https://ishizaka-group.co.jp/vision/vision/

【三富今昔村(さんとめこんじゃくむら)について】
石坂産業が不法投棄のゴミの山から再生、保全した里山を活用した環境教育フィールド。古くは三富新田と呼ばれた地域の文化や伝統を伝えながら、持続可能な地球を実現する資源循環の重要性を知っていただくために、一般の方に開放しています。東京ドーム約4.5個分の自然に囲まれた敷地で、季節に合わせた様々な環境教育の体験プログラムを開催しています。
https://santome-community.com/

【日本生態系協会について】
公益財団法人日本生態系協会は、自然と共存した持続可能なくにづくり・地域づくりを目指して、1992年に設立された非営利の公益法人です。
https://www.ecosys.or.jp/

・JHEP(Japan Habitat Evaluation and Certification Program)認証制度は、公益財団法人日本生態系協会が、生物多様性の保全への貢献度を客観的・定量的に評価・認証するもので、同協会の登録商標です。

・JHEP認証を取得した事業「くぬぎの森里地里山プロジェクト」事例紹介
https://www.ecosys.or.jp/certification/jhep/case/case106.pdf

【体験の機会の場について】
「環境教育等による環境保全の促進に関する法律(環境教育等促進法)」に基づき、企業、NPO等団体が提供する自然体験活動などの体験活動を実施できる施設を都道府県知事が認定する制度です。体験活動の場やプログラムの提供を行う「体験の機会の場」には2023年5月現在で30の事業者(32か所)が認定されています。
https://www.env.go.jp/policy/post_57.html

【30 by 30アライアンス】
30 by 30(サーティ・バイ・サーティ)とは、2021年6月にG7サミットで約束された目標「2030年までに自国の陸域・海域の少なくとも30%を保全・保護する」の達成に向けて、2030年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全しようとする目標です。本アライアンスは、30 by 30目標の国内達成に向けた仕組みの構築を目指し、環境省を始めとした行政、企業、NPOなどの有志連合として設立され、これまでに200以上の団体が参画しています。
https://policies.env.go.jp/nature/biodiversity/30by30alliance/

「石坂産業は10周年を迎えた三富今昔村のシンボルマークを刷新いたします(PDF)」

https://prtimes.jp/a/?f=d92103-10-0560ba4835ed5e5850a62d8f6591a724.pdf

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