10月11日から「2023年アフガニスタン地震救援金」の受け付けを開始

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日本赤十字社(本社:東京都港区)は、この度のアフガニスタン・イスラム共和国西部の地震被害による人道危機を受け、2023年10月11日(水)から「2023年アフガニスタン地震救援金」の受け付けを開始いたします。
お寄せいただいた救援金は、国際赤十字・赤新月社連盟(以下「連盟」)、赤十字国際委員会、アフガニスタン赤新月社、日本赤十字社が行う救援・復興支援活動、防災・減災活動等に活用される予定です。皆さまの温かいご支援をよろしくお願いいたします。

被災者の捜索・救助活動を行うアフガニスタン赤新月社のスタッフとボランティア被災者の捜索・救助活動を行うアフガニスタン赤新月社のスタッフとボランティア

1 救援金名称

 「2023年アフガニスタン地震救援金」

2 受付期間

 2023年10月11日(水) ~ 2023年12月29日(金)

3 受付口座

(1)ゆうちょ銀行・郵便局

   口座番号 00110-2-5606

   加入者名 日本赤十字社(ニホンセキジュウジシャ)

   ※ 通信欄に「2023年アフガニスタン地震救援金」と明記してください。

      また、受領証を希望される方は、併せて「受領証希望」と明記してください。

(2)都市銀行

   三井住友銀行 すずらん支店 普通預金 2787795

   三菱UFJ銀行    やまびこ支店 普通預金 2105798

   みずほ銀行  クヌギ支店  普通預金 0623579

   口座名義はいずれも「日本赤十字社(ニホンセキジュウジシャ)」

   ※受領証発行をご希望される場合は別途ご連絡が必要です。

    詳しくは、弊社ウェブサイトをご覧ください。 https://www.jrc.or.jp/

4 海外救援金の使途

 連盟、赤十字国際委員会、アフガニスタン赤新月社、日本赤十字社が行う救援・復興支援活動、防災・減災活動等。

■アフガニスタン地震の現状

現地時間10月7日11時10分(日本時間15時40分)、アフガニスタン西部へラート州でマグニチュード6.3の地震が発生しました。その後も余震が相次ぎ、震源地付近で揺れが強かったジンダヤン地区の12の村に壊滅的な被害をもたらしました。

9日時点で、死者2445名、負傷者9240名、損壊家屋2000棟と伝えられています。(現地当局発表)

被災地のヘラート州は、地震の発生以前から、数十年にわたる紛争の影響を受けているほか、長期化する深刻な干ばつや、その他気候変動関連の影響を受けている地域です。今回の地震災害により、状況は更に悪化しています。

■アフガニスタン赤新月社の救援活動

被災地の被害調査を行うアフガニスタン赤新月社ボランティア被災地の被害調査を行うアフガニスタン赤新月社ボランティア

・発災後すぐにアフガニスタン赤新月社ヘラート支部の災害対応チームを被災地に派遣。瓦礫の下に埋もれた人の捜索・救助や負傷者への応急手当、救援物資の配布を実施。

・医療チームを16チーム派遣し、必要な医療支援を提供。

・被災地に緊急の避難テントを設置し、被災者が安全に過ごせる場所、水、毛布やブルーシートなどを提供。

・被災地域で食料(ジャム、チーズ、デーツ、米などを含む)2000セットを配布。

・地震で亡くなった方の遺体を丁寧に収容し搬送。

・アフガニスタン赤新月社本社チームが当局と連携し、被災地各地での被害調査やニーズアセスメントを実施。

医療チームによる被災者の診察医療チームによる被災者の診察

被災者に配布する食料2000セット被災者に配布する食料2000セット

被災者や負傷者のための避難テントを準備被災者や負傷者のための避難テントを準備

救援物資を準備するアフガニスタン赤新月社ボランティア救援物資を準備するアフガニスタン赤新月社ボランティア

■国際赤十字の対応

連盟はアフガニスタン赤新月社の救援活動を支援するために、災害救援緊急基金(DREF※)から75万スイスフラン(日本円で約1億2000万円)の支援を決定しました。

※DREF(Disaster Response Emergency Fund)

■日本赤十字社の対応

日本赤十字社は連盟を通じて、2020年7月から、アフガニスタン赤新月社に対し、気候変動対策事業を実施しています。本事業の研修を受けたアフガニスタン赤新月社ヘラート支部のチームが被災地の方々に対し、余震や被災後の過ごし方に関する啓発活動などを行っています。

気候変動対策事業:https://www.jrc.or.jp/international/results/2023/0728_028893.html

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