新潟 南魚沼市が公式求人サイト新設 『マッチボックス』で雇用機会と柔軟な働き方を提供

南魚沼市では、人口減少に伴う働き手の不足が深刻な課題となっています。この課題に対応するため、市は株式会社Matchbox Technologiesと連携して、南魚沼市内のお仕事を探せる自治体公式の求人サイトを開設します。このサイトにより、幅広いプロフィールを持つ個人がスマートフォンを使い、自分にとって都合の良い時間帯で柔軟に働ける仕組みを構築します。

【公式】南魚沼市の単発お仕事探し「南魚沼マッチボックス」| 南魚沼市産業振興部商工観光課

南魚沼マッチボックスへようこそ！1日単位・短時間から柔軟にはたらける「南魚沼市内」の求人をたくさん掲載中！面接や履歴書不要、気軽にスグお給料がもらえて便利。

南魚沼市の新しい求人サイト『南魚沼マッチボックス』は、こちらからアクセス可能です。

「南魚沼マッチボックス」の開設を発表するマッチボックスの佐藤洋彰社長（左）と南魚沼市の林茂男市長（右）

『南魚沼マッチボックス』とは？

　『南魚沼マッチボックス』は、一日単位や数時間単位で働けて、すぐに給料を受け取れる便利な単発お仕事探しサイトです。子育てや介護中の方、学生、シルバー世代、副業をお考えの方など、市内外を問わずどなたでも気軽に利用可能です。サイトでは南魚沼市内の求人が掲載されており、以下の種類のお仕事を探せます。

・単発バイト：好きな仕事先で１日単位や数時間から働けます。

・体験就業：長期雇用に向けたお試し就業の機会も提供。

求人掲載企業も募集しており、すでに観光、宿泊、飲食、保育、介護、建設など、42の事業所が登録しています。

応募時に入力するデモ画面（写っているのは架空の人物）

サイト開設の背景

　南魚沼市では、人口減少に伴う働き手の不足※と短期単発雇用(ギグワーク)の需要増加に対応するため、幅広いプロフィールを持つ個人がスマートフォンを使って、都合の良い時間帯で柔軟に働ける仕組みの構築を目指していました。

　そこで、株式会社Matchbox Technologies（マッチボックステクノロジーズ本社︓新潟県新潟市中央区、代表取締役社⻑︓佐藤洋彰）と連携して、自治体公式の求人サイトを立ち上げました。

　なお、このプロジェクトは、国の交付金「デジタル田園都市国家構想交付金」と新潟県の補助金「デジタル技術を活用した労働環境提供・効率化事業費補助金」の交付決定を受けて実施されます。

※魚沼市、湯沢町を含むハローワーク南魚沼の令和5年7月の有効求人倍率は2.4倍（前年度同月より0.1増加）となり、4ヶ月連続で前年同月を上回っています

今後の展望

　『南魚沼マッチボックス』の展望として、以下の3つの重要な成果を期待しています。

事業者の人材確保：このサイトは、市内外の幅広い人材を活用することで、事業者が優れた人材を見つけることに役立ち、人材不足解消及び常勤雇用獲得にも繋げる手段として機能します。
柔軟な働き方の提供：子育てや介護中の方、シルバー世代、学生などの、多様なライフスタイルに合わせた働き方の機会を提供し、スマートフォンを使った簡単な仕事検索と応募プロセスにより、時間に縛られずに柔軟に働く機会を提供します。
UIターンの促進：南魚沼市は、「若者が帰ってこられる南魚沼」を目指しています。長期休暇中に帰省する学生にも利用していただき、市内事業者の仕事体験を通じてUターンの可能性を開くこと、地元に帰る意欲を高め、地域経済に貢献する一助となることを期待しています。

　また、来年3月末までに求職者2,194人、事業所100所の登録、就業件数は3，645件を目指しています。

『南魚沼マッチボックス』イメージ

株式会社Matchbox Technologiesの選定理由

　株式会社Matchbox Technologiesは、以下の点から本事業に選定されました。

・導入実績: 委託先は県内他市町でシステムを導入済み。

・多様な登録者: 既存の他市プラットフォームには近隣自治体からの登録者も含まれ、多様なユーザーがすでに存在。

・独自プラットフォーム: 南魚沼市向けにカスタマイズ可能な独自プラットフォームを構築可能。

・法令遵守: 委託先は法令順守と労働者保護を優先。

・データ分析: プラットフォームの稼働状況データ化と効果的なモニタリング実施。

・特許保有: 本事業に関連する特許を持つ。

・プラットフォーム連携: 他のプラットフォームとの連携が可能。

担当者のコメント

　この新しい求人サイトは、地域社会と雇用者の両方にとって有益なプラットフォームです。子育て、介護中の人や退職者など社会との関わりを求める人の受け皿にもなり得ます。県外にも人材確保を広げて、UIターンや移住定住にもつながることを期待しています。

「Matchbox Technologiesグループ」について

　Matchbox Technologiesグループは、「matchbox」を提供する株式会社Matchbox Technologies、ローソンの店舗経営を中心とした株式会社Fuzion’z、ローソンとの合弁会社で、ローソン店舗向けの人財教育・人財派遣などを行うローソンスタッフ株式会社によって構成されています。2004年にFusion‘ｚを創業しローソン国内最大級の加盟店に成長し、その後、人不足対策のためローソンスタッフを設立し派遣事業を全国で展開しました。

　さらなる柔軟性を求め、株式会社Matchbox Technologiesを設立し「matchbox」事業を開始しました。製品開発、マーケティング、広告事業の意思決定者にアメリカやベトナムなど様々な国籍の人材を起用しており、ベンチャーでありながらグローバルに受け入れられるような製品展開をしています。これまでに新潟県や大阪府の4自治体でギグワーク・セルフソーシングプラットフォームを受託した実績があります。

企業ページ：https://mxbx.jp/company