目的は、以下の二つです。1「外見ではわからない、障がい者」に対する理解促進。2就業後に障がい者になった従業員が、退職せずに仕事を継続できるようにする環境整備。特徴は以下二つです。1「今いる従業員」にスポットを当てた。2中途障がい」「内部障がい」の当事者、当社代表﨑山の経験値を生かしている。
効果としては、以下の三つが見込めます。1 離職防止による人材不足の解消。2 厚生労働省の「障害者の法定雇用率引上げと支援策の強化」に対する対応。3ダイバーシティ・インクルージョンによる組織の成長。
今後は、障がい者の仕事・私生活を安全・快適にするためのサービス・商品の紹介、当時者と職場の方たちとの交流会なども展開します。
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なぜ、今「内部障がい者」「中途障がい者」なのか?
今まで気が付かれなかった、三つの理由。
1「内部障がい」は、他の障害と比べて「採用後障がい者」 「中途障がい者」 の割合が多く、職場復帰が可能。
採用後、数年してから大腸がんとなり、オストメイトとなった。心不全でペースメーカーを入れた、糖尿病で人工透析を受けることになった、などのケースです。この方たちの中には、一般就労が可能な方も多くいます。人材不足の今、活躍が期待できます。
令和6年4月以降、障害者の法定雇用率が段階的に引き上げられます。(令和5年2.3%→令和6年2.5%→令和7年2.7%)新規採用という考え方の前に社内を見直すことが必要です。仕事と治療の両立支援のノウハウも、企業内に蓄積できます。
内部障がい」には、以下の7つがあります。
・心臓機能障害…ペースメーカー、腎臓機能障害、呼吸器機能障害
・腎臓機能障害
・呼吸機能障害
・膀胱・直腸機能障害…人工肛門、小腸機能障害
・小腸機能障害
・ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害
・肝臓機能障害…人工透析
2 中高年の健康リスク対策・休職予防
企業を支える大半は、中高年になりました。
「内部障がい」は、心筋梗塞や狭心症、動脈硬化や塩分の摂り過ぎなどが原因の高血圧、不整脈、大腸がんなど、働き盛りといわれる中年世代から高齢期に多くみられる疾病に起因しています。
そのためにも「内部障害」について知り、予防することが必要です。健康経営にも寄与します。休職による人材不足もなくなります。
3 ダイバーシティの推進
「障がい者」=車いす・白杖というステレオタイプのイメージを持つ方が、まだまだ多い日本。
障がいの種類や、職場における配慮のしかたは、まちまちです。この多様性を学ぶことを通じて、組織力の強化・他者から学習する自発的人材の育成ができます。
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本サービスの目的 「障がいがあっても、働くことをあきらめない組織を作る」
①事故・病気などで、障がい者になっても、退職せずに、働き続けることができる仕組みをつくること
②外から見ただけではわからない「内部障がい」について理解し、職場における安全配慮ができるようにすること
③障がい者・健常者の差別なく、その人なりの能力を最大限に発揮して働くことができる仕組みをつくること
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本サーピースの説明 「内部障がい者に対する理解促進・安全配慮義務研修」
「働きやすさ」が重視されています。ところで、復職した障がい者の方たちにとっての「働きやすさ」とは、何でしょうか?弊社は、「職場における、障がいの理解」であると考えています。その理由は、職場で配慮を行っても残存する課題として以下の3つが挙げられているためです。
1 「無理なく働くことができる勤務時間の設定」
2 「本人の能力に応じた仕事内容の設定」
3 「作業中の事故やけがに対する安全配慮」
(参考資料 障害者職業総合センター調査研究報告書 「中高年齢障がい者に対する職業生活設計などにかかわる支援に関する調査研究」)
弊社サービス概要
テーマ 1 「内部障がいとは何か?」
所要時間:2時間
実施方法:対面・オンラインいずれも可能
定員:50名まで
プログラム
・「内部障がい」とは何か?
・職場における内部障がい者に対する配慮
・内部障がい者が、復職するための準備・対応
金額:200,000円 (税別・交通費実費)
テーマ 2「採用後障がい者 中途障がい者 に対する復職支援」
所要時間:2時間
実施方法:対面
定員:30名
プログラム
・「中途障がい」の心理
・職場における安全配慮
・キャリア開発に対する支援とその具体策
金額:200,000円 (税別・交通費実費)
講師は、いずれも両立支援コーディネーター、産業カウンセラーなどの資格取得者、且つ、障がい者就労支援の経験者が行います。
お問い合わせは、こちらのフォームからお願いいたします。
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今後の展開
内部障がい者の方たちが、仕事・私生活を安全・快適にするためのサービス・商品の紹介を同HPで紹介してゆきます。長時間のサイト検索は、内部障がい者にとって身体負荷が大きいため「ここに来れば、一度に見つかる」を目指します。また、当時者だけではなく、その職場の方、医療機関の方たちとの交流会なども展開し、社会全体で「内部障がい」「中途障がい」についての理解を深めるような啓発活動も展開いたします。
福祉の枠を超えて、一般雇用で働く障がい者が増える仕組みを構築してゆきます。
会社自分楽 https://jibungaku.com/
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担当者コメント
株式会社自分楽 代表取締役 﨑山みゆき コメント
私自身、心臓病のため「内部障がい」という、外見からわからない障がい者となり、2年間が過ぎました。
「内部障がい」に対する認識が低いこと、先天性と中途障がいの違いなどを痛感しています。医療・企業・行政の連携も、円滑とは言えません。また、経済的負担も大きく「障がい者だからこそ働かなくてはならない」ことを知りました。この現場の声を伝えるために、内閣府障がい者理解促進事業作文コンクールに応募。「つけ麺男子の両立支援」にて、佳作をいただきました。
内部障がい者の就労という、新しくも大きな課題を解決するためには、ボランティアではなく、事業として立ち上げることが必要です。そして、最も大切なことが、職場の理解であることにたどり着きました。両立支援コーディネーターの知識と自らの体験、自社の持つ企業研修のノウハウが、「障がい者雇用」に取り組む法人の皆様に、新しい視点・解決策をご提供させていただく事を願っています。
株式会社自分楽
設立 2003年4月1日
事業内容 法人向け人材教育企画・教材開発・研修・講演、産業ジェロントロジー事業