・実際の体験を通して学ぶ
合宿地である度会町には、弊社農園事業部(類農園)の三重農場があり(設立20年超)、地域の一員でもあります。同町は日本一の清流にも選ばれた宮川があるように、自然あふれる地域です。その一方で、日本の多くの地方が経験している人口減少などの課題もあります。
合宿の企画にかかわる酒井里奈(教育事業部自然学舎担当)は、秋合宿実現の背景について、
「春の三重合宿で“地域の方々と生業を共にすること”が、参加者の日常の言動の変化=成長に繋がるのではないかと気が付きました。
そして三重県度会町(伊勢)役場の担当者の皆様、類農園三重農場、自然学舎担当者で今後の「度会町で起業できる人材を育てたい」という共創の構想を練る中で、地域で様々な体験を通して考える合宿企画が今回 生まれました。
都会から地方へ遊びに行く一過性の地元体験ではなく、地域産業や特産品のものづくりの体験等を通じて、地域のお役に立てるような追求をしてみようという企画です。
今後も合宿企画だけでなく、地域の魅力を外側(大阪府内の学生)と内側(度会町内の学生)でタッグを組んで発掘し、イベント運営や特産品づくりなどを企画立案・実践までを担っていく…そんな新しい形の繋がりを作っていきます。その先駆けとして、まずはより多くの人に“度会町ってどんな町?”を思い切り満喫し、知ってもらいたいと思います。全身で地域の魅力を感じ取ってもらえる合宿となっております。今回の参加者の中から、未来の起業家が誕生するかもしれません!」と話します。
・茶摘みとお茶作りで特産品を考える。林業を通して自然と人のつながりを考える
今回の合宿の魅力や特徴の一部を紹介します。
その1「特産を深く知る!」
類農園三重農場で地元特産のお茶作り体験をします。茶畑で茶摘みから始め、ほうじ茶と秋番茶を作ります。作り方で種類が変わり、風味も変化する面白さをぜひリアルに体験して、地元のお茶をもっとPRしていく方法を考えます。
その2「林業を体験する!」
2日目は最近、SDGsで注目の林業を体験します。いせしま森林組合様の協力のもと、実際にノコギリ・チェーンソーを使って木を切ってみます(小学校高学年以上)。また、切った木でマイ箸を作り、その箸を使って昼食をとります。また、コースター作りや薪割りも行い、夜はその薪でキャンプファイアーをします。さらに、自然の中での森林の役割や森林の現状についてのお話を林業従事者の方から聞き、また行政の方もお越しいただけるので、自然と人の共存や地域の方々の想いについて考える良い機会となります。
さらに、しめ縄工房でしめ縄作りに挑戦したり、日本一の清流・宮川のある宮リバーパークでの自然体験、BBQなど、楽しい企画もご用意しています。様々な体験を通して、地域の魅力や社会課題を学ぶ3日間で、子どもたちは新たな成長をするはずです。
秋の三重合宿の詳細ページ:https://shizen.rui.ne.jp/news/mie202310/
春の三重合宿の報告:「5月3日-4日で三重合宿に行ってきました♪」https://shizen.rui.ne.jp/blog_mie2305/
■日程:10月7日(土)~9日(祝・月)2泊3日
■場所:三重県度会町
■対象:小3~大人
■店員:42名(先着順)
■集合と解散場所:株式会社類設計室 大阪本社類ビル(大阪市淀川区西中島4-3-2) 1日目8時集合/3日目18時頃解散予定