海洋ごみ予報プロジェクトが島根で始動!漂着・漂流を予測し可視化 効率的なごみの回収へ

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一般社団法人海と日本プロジェクト in しまねは、九州大学や鹿児島大学、島根大学などと連携し、2023年9月15日から海洋ごみ予報プロジェクトを始動します。
このプロジェクトは、日本財団が推進する海洋ごみ対策プロジェクト「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環で開催するものです。

海洋ごみ予報シミュレーション 提供:鹿児島大学学術研究院 理工学域工学系 加古真一郎教授海洋ごみ予報シミュレーション 提供:鹿児島大学学術研究院 理工学域工学系 加古真一郎教授

現在、海洋ごみ問題は世界的な課題の一つになっていて、漂着ごみの回収や海岸清掃は、世界、国内各地で実施されています。しかし、海洋ごみがどのように漂流しているのか?どこの海岸にどれだけ漂着するのか?それを予報する施策はほとんどありません。

そこで本プロジェクトでは、海洋ごみの漂着・漂流の「予報」技術を確立し、天気予報のように発信することを目指しています。海洋ごみが漂着しやすい海岸”ホットスポット”の特定に繋げたり、テレビ等で広く発信していくことで、海洋ごみ問題の普及啓発、効率的なごみ拾いに寄与できると考えています。

上記の目的を達成するために、出雲市三津町の海岸にライブカメラを1台設置し、海洋ごみの漂着量や種類を特定します。また、月に1回程度、同海岸の海洋ごみの種類を調査し、出雲市内に流れ着くごみの発生源を推定します。

ライブカメラ監視と現地調査は2024年度にかけ継続し、海洋ごみ予報モデルの向上につなげます。また、TSKさんいん中央テレビのニュース番組内でも定期的に海洋ごみ予報を発信し、普及啓発につなげる予定です。

本プロジェクトのキックオフイベントとして、2023年9月15日(金)9時30分からプロジェクトメンバーが出雲市飯塚市長を表敬訪問します。プロジェクト概要をご説明すると共に、今後のプロジェクト展開について意見交換をおこないます。なお、出雲市と海と日本プロジェクト in しまねは2022年度から海ごみゼロプロジェクトを3か年計画で継続しています。

<出雲市長 表敬訪問>

日時

2023年9月15日(金)9時30分~10時00分

会場

出雲市役所 3階 市民応接室 〒693-0001 島根県出雲市今市町70

アクセス

JR出雲市駅から徒歩13分

プログラム

1.主催者等挨拶・プロジェクト説明

2.意見交換

3.記念撮影

訪問者

・九州大学 応用力学研究所  磯辺篤彦 教授

・鹿児島大学 学術研究院 理工学域工学系 加古真一郎 教授

・島根大学教育学部 辻本彰 講師

ほか技術スタッフ1名 以上、専門家チーム

・一般社団法人海と日本プロジェクトinしまね 松崎貴 代表理事

ほか事務局スタッフ2名 以上、海と日本プロジェクトしまねメンバー

<団体概要>

団体名称:一般社団法人 海と日本プロジェクト in しまね

URL:https://shimane.uminohi.jp/

活動内容:海と日本プロジェクトの活動の一環として、島根の海に密着したイベントの開催や情報発信、 また、ごみ拾い活動や推進を行い、海を未来につなぐ活動をしています

CHANGE FOR THE BLUE

国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。

産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。

CHANGE FOR THE BLUE | 海ごみゼロを目指して
企業や地方自治体などと連携し、この数十年で増え続けている海洋ごみ対策のための様々なモデルを作り、国内外へ発信していく取り組みです。

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

海と日本PROJECT【日本財団】
日本全国の海に関する様々な情報を日本財団「海と日本PROJECT」がお届けします。おでかけにぴったりなイベント情報や、海の現状を知る最新調査報告など、海を知って、海を思い、海に集うための情報が満載です。
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