【ZESDA通信Vol.11(2023年8月号)】海外県人会×地方工芸職人「Global Collaboration」シリーズ始動。長崎とNYでオンラインディスカッション!

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1 トップニュース

海外県人会×地方工芸職人「Global Collaboration」シリーズ始動。長崎とNYでオンラインディスカッション!

グローカルビジネス(地方の中小企業等の海外進出)の推進を支援するZESDAは、新たな取組として海外の県人会と地方の工芸職人を繋げる「Global Collaboration」シリーズを始動しました。

この第1弾として、400年の歴史を誇る長崎県三川内焼の職人とニューヨーク長崎県人会によるオンラインディスカッションを去る8月12日に開催しました。

▲13時間の時差の中、25名が積極的に意見交換しました

▲400年にわたり精巧な技術が受け継がれている三川内焼

長崎県の伝統工芸である三川内焼(みかわちやき)をアメリカ・ニューヨークで広めようと、長崎とニューヨークをオンラインで結び、三川内焼の職人・NY長崎県人会・8PEACE・ZESDAメンバーの合計25名がディスカッションに参加しました。三川内焼の3窯元からはニューヨークでの展開を目指す商品の紹介があったほか、ニューヨーク在住者からは、最新のトレンド紹介やターゲット選定など、活発な議論が交わされました。

また、明治大学の奥山教授(地域産業研究)からは、日本からの焼き物の輸出先は主にアジアであり、北米はまだ割合が少なく、市場として魅力的であることが具体的なデータとともに伝えられました。

今後とも、ZESDAは、400年の歴史の上に次世代の職人の柔軟な思考を加えた新しいモノ作りに取組む三川内焼を、パラレルキャリア人材や海外ネットワークを駆使して支援していきます。

2 ZESDA主催のイベント情報

ZESDA Stand Up LIVE (ZSUL):パラレルキャリアで活躍する人材の経験をシェアするセミナーシリーズ

去る9月1日、【ZESDA Stand UP LIVE #9】吉平健治氏「長い物に巻かれないようにするには?」を開催しました。

20230901 吉平 健治「長い物に巻かれないようにするには?」
NPO法人ZESDAがお届けする“ZESDA Stand UP LIVE”。第9回では、NEC Laboratories Americaのディレクター、吉平 健治さんをお招きし、「長いものに巻かれないようにするには?」というテーマでお話しいただきます。【イベント詳細】

3 各プロジェクトの活動報告

SUKURA COLLECTIONプロジェクト(日本の伝統と海外のクリエーターを繋ぐデザインアワードの支援)

日本の伝統素材・工芸を海外に向けて発信しているSAKURA COLLECTION(代表理事:田畑則子)は、去る8月25日に「アメリカ海外輸出事前セミナー」を開催しました。当日は有識者3名より海外経営のポイントやイタリア人デザイナーから見る日本伝統工芸の魅力、海外輸出等について、ご講演をいただきました。今後は、ZESDAの強みである日本各地の生産者と協業を図り、アメリカに日本の伝統素材・工芸を輸出していく予定です。

▲日本の伝統素材・工芸の魅力を伝えるため海外へ輸出を図ります

佐野プロジェクト/SUKURA COLLECTIONプロジェクト(日本の伝統と海外のクリエーターを繋ぐデザインアワードの支援/栃木県佐野地区のプロデュース)

NYや千葉・東京丸の内で開催されたファッションイベント「SUKURA COLLECTION」で佐野藍とコラボレーションしてくださったイタリア人デザイナーのフローラさんが、共同協業事業の一環で田畑代表らとともに佐野藍の製造現場を視察しました。

フローラさんは、以前、来日した際に日本文化に触発されて、自然志向のブランド「フローラニア」を立ち上げており、化学物質を使用しない植物由来の正藍染に高い関心を寄せています。今回は、原料の藍草やすくも製造現場の見学と藍染の工程を体験し、大変喜んでいただきました。

▲原料の藍草やすくもの見学から藍染体験までしていただきました

ZESDA公式サイト内プロジェクトページが続々とリニューアルしています!

ZESDAでは、各プロジェクトの活動を皆様に知っていただくために、情報発信サイトのリニューアルを進めています。これまでに、「春蘭の里プロジェクト」、「SUKURA COLLECTIONプロジェクト」、「佐野プロジェクト」のサイトをリニューアルしました。今後も順次、リニューアルを進めていく予定としていますので、ぜひご覧ください!

・春蘭の里プロジェクト https://zesda.jp/syunran_project/

・SUKURA COLLECTIONプロジェクト https://zesda.jp/sakuracollection_project/

・佐野プロジェクト https://zesda.jp/sano_project/

4 ZESDAの提供サービス等

普通のビジネスパーソンが「普通でなくなる」マインドと技術を伝授!『新版プロデューサーシップのすすめ』〜紫州書院〜好評発売中!

ZESDAが提唱する日本型のイノベーション手法「プロデューサーシップ®」。その理論の下に16の事例を体系的にまとめた「プロデューサーシップのすすめ」が、新規載録を加えて装丁も新たに、さらにお求めやすい価格で新版をリリースしました!Kindle版もあり、Unlimited(読み放題)にも対応してます!ぜひぜひお読みください!

▲イノベーティブな環境を作り出すマインドと技術。それが「プロデューサーシップ®」

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▼プレジデントオンラインに『新版 プロデューサーシップのすすめ』から2つの抜き刷り記事が掲載されました。

・なぜ「チャイナタウン」は世界中にあるのか…「5000万人の中国人」が海外で強烈な存在感を放つ”人口以外の理由”ー国や組織よりも「個人の情」を重視するからうまくいく(プレジデントオンライン 2023/08/11)

なぜ「チャイナタウン」は世界中にあるのか…「5000万人の中国人」が海外で強烈な存在感を放つ"人口以外の理由" 国や組織よりも「個人の情」を重視するからうまくいく
世界各地に中華街があるのはなぜか。東京和僑会元事務局長の永野剛さんは「17世紀の末から、中国の人たちは東南アジアなどに進出し、各地に独自のネットワークを築いてきた。今では5000万人の『華僑』と呼ばれる人々が、各地に根付きビジネスを成功させている。日本人の海外進出を成功させるヒントは、華僑の人たちにある」という――。

・中国人は100万人、インド人は300万人いる…たった1万人の日本人がアフリカで成功するためにやるべき事ー「ダイキンのエアコン」がケニアで成功できた理由(プレジデントオンライン 2023/08/15)

中国人は100万人、インド人は300万人いる…たった1万人の日本人がアフリカで成功するためにやるべき事 「ダイキンのエアコン」がケニアで成功できた理由
ケニアには100以上の日本企業が進出している。なぜケニアなのか。ジェトロ・ナイロビ前事務所長の西川壮太郎さんは「急速な経済成長を続けるアフリカ屈指のIT・スタートアップ先進国だ。自由と民主主義が機能しており、『法律や契約が守られる』という安心感がある。ケニア人は日本人と似ている点が多く、日本企業が進出しやすい」という―...

▼紹介記事も続々!!

・イノベーションを起こさせる人材の手腕に注目。『新版 プロデューサーシップのすすめ』でビジネスの真髄を学ぶ(Ignite)

イノベーションを起こさせる人材の手腕に注目。『新版 プロデューサーシップのすすめ』でビジネスの真髄を学ぶ | IGNITE(イグナイト)
6月7日(水)、紫洲書院からビジネスパーソン向け書籍『新版 プロデューサーシップのすすめ』が発売された。

・「戦わずして勝つ」ための仕事のノウハウを収録 『新版 プロデューサーシップのすすめ』(U-NOTE)

「戦わずして勝つ」ための仕事のノウハウを収録 『新版 プロデューサーシップのすすめ』 - U-NOTE[ユーノート] - 仕事を楽しく、毎日をかっこ良く。 -
非営利活動法人ZESDAは、研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会と共同で、6月7日にビジネスパーソン向け書籍『新版プロデューサーシップのすすめ』を発売しました。「競争」ではなく「協同」...

・『新版プロデューサーシップのすすめ』発売!旧版からどうアップデートしたのかをまとめました

『新版プロデューサーシップのすすめ』発売!旧版からどうアップデートしたのかをまとめました
こんにちは、フリーランスの編集・ライターをしている中野です。最近なるべくメディア離れ、スマホ離れをして仕事を頑張ろうと(特にここ数日)心がけているのですが、アニメ『推しの子』だけ楽しみに観ています。さすがの動画工房さんということで色彩設計が

・誰かと競わない、サバイバルを目的にしない。ビジネスパーソンが“戦わずして勝つ”ためのノウハウ集『新版 プロデューサーシップのすすめ』が発売開始!

誰かと競わない、サバイバルを目的にしない。ビジネスパーソンが“戦わずして勝つ”ためのノウハウ集『新版 プロデューサーシップのすすめ』が発売開始!:時事ドットコム
[NPO法人ZESDA]「他人と競争して勝つ」ではなく「仲間と一緒にやってみる」ことで、シゴトの選択肢は大きく広がる!非営利活動法人ZESDA(代表理事:桜庭大輔、所在地:東京都中央区、以下ZESDA)は、研究・イノベーション学会プロデュース研究分科会と共同で、2023年6月7日にビジネスパーソン向け書籍『新版 プロデ...

〈編集・発行〉

NPO法人ZESDA

「ZESDA通信」編集部

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