国際協力NGOで働く新人職員を表彰する「アーユスNGO新人賞」のためのクラウドファンディングを開始。

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超宗派の仏教僧侶が設立した認定NPO法人アーユス仏教国際協力ネットワークは、「誰もが希望を持てる未来」を目指して各分野で挑戦するNGOの新人スタッフをともに応援する人を広く募ります。2003年9月1日(金)より10月10日(火)まで、活動歴5年以内の新人を顕彰する「NGO新人賞」を支えるクラウドファンディングを呼びかけて原資を募ったのち、受賞者を募集・選考します。本年は、3名の方(副賞10万円ずつ)を表彰できるよう50万円を第一目標とします。

2023年度アーユス仏教国際協力ネットワーククラウドファンディング2023年度アーユス仏教国際協力ネットワーククラウドファンディング

■NGO新人賞クラウドファンディング概要 

  • 誰もが希望を持てる未来へ|挑戦するNGO新人スタッフをともに応援

  • 期間:開始2023年9月1日(金)8:00〜10月10日(火)23:00

  • クラウドファンディングサイト:https://readyfor.jp/projects/ayus-cff23/

  • 目標金額:50万円(第一目標)

  • 用途:「アーユス新人賞」および副賞(賞金)を3名以上の方に贈ります。授賞式や受賞者トークイベントを開催し、その運営に使わせていただきます。

  • プラットフォーム:READYFOR

■趣旨

 戦争は終わりが見えず、気温は世界各地で記録を作り続ける現在。未来を考えるとうんざりする時代の中であっても、より良い未来を自らの手で切り拓こうとする人たちがいます。

 たとえばNGOのスタッフは、気候変動や難民問題などの不安や不公正に立ち向かい、災害や紛争地での復興支援に邁進し、今私たちが忘れてはならない現実を知ってもらおうと広報に尽力しています。眼の前の不条理をどうにかしたいのは、未来を少しでも暮らしやすい場所にしたいからです。

 仏教僧侶が設立した「アーユス仏教国際協力ネットワーク」は、全てのいのちは生かし生かされあっているという仏教精神の元に1993年に設立されました。その関わり方は、世界各地で様々な課題に取り組んでいるNGOを応援することです。現場の声を聞きながら地道に調査をし、世の中の不条理に立ち向かうNGOスタッフの姿に、希望を見出したからでした。

 スタッフの中でも、まだ経験の浅い新人にスポットを当てて顕彰するのが「アーユスNGO新人賞」です。彼ら彼女らが壁にぶつかりながらも前に進むきっかけになり、またより多くの人が受賞者の姿や思いを知って国際協力や社会活動に携わる勇気を持つ機会にしようと、2013年にスタートさせました。

 2023年度は「NGO新人賞」を3名(副賞10万円)の方におくるために、第一目標として50万円を目指すクラウドファンディングを実施します。

 NGOを取り巻く環境は決して優しいものではありません。限られた資金の中で多様な業務をこなすことが求められ、批判を受けることもあります。彼ら彼女らが、自信を持って未来への道を切り拓けるように応援することが、より良い社会を目指す動きに参加することにつながると考えます。

 設立30年を迎えたアーユスは、これまで人を応援することに徹して来ましたが、このクラウドファンディングを通じて、この取り組みを一団体だけのものではなく、さらに多くの方に参画いただだけるものにしたいと思います。

○アーユス賞についてはこちらをご覧ください:http://ngo-ayus.jp/activity/award/

第六回アーユス賞授賞式第六回アーユス賞授賞式

■過去受賞者からの応援メッセージ(抜粋)
第6回アーユス新人賞受賞者:深草亜悠美さん(現在:環境NGO FoE Japan)

人権問題に取り組みたい、気候変動を止めたい、環境問題に取り組みたくてNGOで働いてみたいという若い人は少なくないように見える一方で、実際に業界で活躍する若手はそこまで多くないのではないでしょうか。

日本の市民団体やNGOは規模が小さいことが多く、若手の仲間に出会える機会が少ないため、こうした賞を通じて

新たな繋がりが得られたことは、私にとってかけがえのない財産です。この取り組みが、よりたくさんの若手NGOスタッフに希望を与えられるよう、継続されることを願っています。

■関連イベント
オンライントークイベント「NGOは菩薩行だ!」

アーユス設立前、1989年にカンボジアを訪れたアーユス初代理事長の茂田真澄(前列左から2人目)アーユス設立前、1989年にカンボジアを訪れたアーユス初代理事長の茂田真澄(前列左から2人目)

NGO、そしてその活動に携わる人を応援することで社会課題を解決しようとする、アーユスの原点はどこにあるのか。有馬実成 師(シャンティ国際ボランティア会の創設者)と茂田真澄(アーユス仏教国際協力ネットワーク初代理事長)。ともに、1970年代末のインドシナ難民支援との出会いによって、その後の人生を変えられた僧侶たちが、NGOにかけた想いを辿るトークイベントを開催します。

  • 日時:2023年9月19日(火)19:50ー21:00

  • 登壇:大菅俊幸さん(『泥の菩薩─NGOに生きた仏教者 有馬実成』著者、シャンティ国際ボランティア会専門アドバイザー)/松本智量(アーユス仏教国際協力ネットワーク理事長)/枝木美香(アーユス仏教国際協力ネットワーク事務局長)

  • お申し込み:https://ssl.form-mailer.jp/fms/35511759796186

■特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク概要
 アーユスは、宗派を超えて仏教僧侶が集まり、仏教の精神に基づいて1993年に設立された国際協力NGOです。海外・国内で活動するNGOをパートナーとし、貧困や不公正、環境破壊など、平和と人権に関わる問題に足元から取り組んでいます。主に事業助成と現地の情報を元にした研修活動をおこなっています。
 寺院を中心とした支援者と、パートナーNGO、そして市民をつなぎ、必要な資源(資金、情報、物資など)を必要なところにめぐらせ、海外と日本の地域を結ぶNGOです。

─NGO支援事業(NGO・NPOへの組織・事業助成、緊急時の時局対応支援、NGO・NPOで活動するスタッフや関係者の顕彰など)
─研修・ネットワーク事業(セミナーやイベントの開催、情報発信など)

※アーユスは東京都より認定NPO法人として認定されています。ご寄付は寄付金控除の対象となります。

■本件に関するお問い合わせ
特定非営利活動法人アーユス仏教国際協力ネットワーク
東京都江東区清澄3-6-8、TEL 03-3820-5831、MAIL event@ngo-ayus.jp

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