【岐阜県高山市】~ユニークな形~甘くてほくほくな宿儺かぼちゃ

この記事は約4分で読めます。
高山市丹生川地域の特産品「宿儺(すくな)かぼちゃ」は、へちまのような長細い形で、強い甘みとほくほくの触感に人気があります。その宿儺かぼちゃを使った加工品はたくさん開発されていますが、現在、中京・北陸6県のモスバーガーでは、宿儺かぼちゃをソースに使ったシェイクを限定販売中です!

北アルプスの南端・乗鞍岳に抱かれる高山市丹生川町。ライチョウが棲む乗鞍岳は、山岳の世界を気軽に体感させてくれます。その麓にある五色ヶ原には原生林が広がり、秘境の森が守られています。また、標高差を利用したトマトやほうれん草などの高冷地野菜の生産が盛んで、北アルプスから生まれる水で育った野菜はどれも滋味に溢れています。その中でも独特な形をしているかぼちゃ「宿儺(すくな)かぼちゃ」は昔から地元で大切に生産されてきました。

  • 「宿儺かぼちゃ」とは?

標高500メートルを超える盆地、昼夜の寒暖差が大きい気候、乗鞍山麓の湧水が育む肥沃な大地の下で育てられます。ヘチマのような独特の形状と灰緑色で縦縞のある表皮は、普段、スーパーなどで目にするかぼちゃのイメージとは大きくかけ離れていますが、その見た目からは想像できないようなホクホクとした食感と上品な甘みがあり、料理はもちろんスイーツなどにも使用されています。

両面宿儺(円空作)両面宿儺(円空作)

丹生川町には、約1600年前に丹生川出生の豪族で地方開発の先駆者として土地を拓き、飛騨の匠を育て民を護ることに一身を賭けた人物「両面宿儺(りょうめんすくな)」の伝説があり、地元では「宿儺(すくな)さま」と称え、「宿儺まつり」を毎年開催しています。丹生川在来のかぼちゃが両面宿儺のように親しまれることを願い「宿儺かぼちゃ」と名付けられました。

 平成31年度には、飛騨高山のブランドコンセプトに合致する独自性と信頼性の高い地場産品を認証する市の制度「メイド・バイ飛騨高山」に認証されています。

  • 新商品開発による新たな販路の開拓

出荷できない規格外のものを有効活用するため、地元の酒蔵に依頼し、宿儺かぼちゃを原料とした焼酎「本格焼酎宿儺かぼちゃ」を醸造し、高山市内の小売店で販売しています。また、新たな加工品として業務利用も可能な宿儺かぼちゃペーストも開発しました。ペーストを使用した商品として、地元の高校と企業が共同で開発した宿儺かぼちゃアイスの他、地元のレストランでも宿儺かぼちゃプリンを販売しています。

  • モスバーガのシェイクに登場!

まぜるシェイク 宿儺かぼちゃ(モスフードサービス提供)まぜるシェイク 宿儺かぼちゃ(モスフードサービス提供)

全国に店舗を展開する「モスバーガー」では、8月23日(水)より中京・北陸地方(愛知県・岐阜県・三重県・石川県・富山県・福井県)のモスバーガー137店舗で、宿儺かぼちゃを使用した「まぜるシェイク 宿儺かぼちゃ」を地域限定・数量限定で販売しています。

モスバーガーでは、日本各地の食材や特色を活かした魅力ある商品づくりを進める中で、2020年から各地の地域活性化・地産地消を応援する取り組みとして地域の特産品を使ったシェイクを販売しています。これまで中京・北陸地方では、石川県産の五郎島金時や岐阜県産の恵那栗が採用されており、「宿儺かぼちゃ」は飛騨高山の秋の味覚としてお楽しみいただける商品です。

  • 丹生川地域について

丹生川地域は、高山市の北側に位置し、乗鞍岳をはじめとする四季折々の花々や美しい自然の絶景と、田園風景が広がるのどかな癒しのエリアです。

日本百名山のひとつでもある乗鞍岳は、飛騨山脈(北アルプス)の南端に位置し、剣ヶ峰(3026m)を最高峰に、23の峰と7つの池、8つの平原からなる中部エリアを代表する名山です。

また、1,600年以上の歴史があり円空上人ゆかりの寺として名高い千光寺をはじめ、1億5000万年の時をかけて造られた大自然の神秘が味わえる飛騨大鍾乳洞などの見どころがあります。標高1200mにあるほおのき平スキー場では、冬は真っ白なゲレンデでスノースポーツを、夏はひまわりの花が一面に咲き、季節ごとに楽しめます。

乗鞍岳乗鞍岳

五色ヶ原布引滝五色ヶ原布引滝

【本件に関する問い合わせ】

高山市役所丹生川支所基盤産業課

住所:〒506-2192

   岐阜県高山市丹生川町坊方2000

電話:0577-78-1111

FAX:0577-78-2011

メールアドレス:nyukawa.kibansangyou@city.takayama.lg.jp

タイトルとURLをコピーしました